『 六本木風景 』
高橋 嘉子さん 撮影
朝からカラリとした快晴で気持ちが良い日曜日だ。確かにこんな日に
郊外に出掛けたら花が緑がさぞ素敵だろう。しかし天気がいいと、
人出を心配してしまうのが現実だ。
世の中の情勢は相変わらずだ。とうとう全国で3500人を超え、
大阪が900人超えに始まり奈良、京都兵庫、愛媛そして山形、宮城と
関西近畿、東北地区で拡大している。第4波の足音が確実に近づいて
きているようだ。
変異型は死亡率が高く、治療入院が新型の何倍も高く、医療の切迫崩壊が
危惧されるという。万一罹っても治療、命を救ってくれる所がなくなる
というのだから恐ろしい。明日にも東京では、まんえん防止の重点措置が
出されて、8時以降の飲食店の禁止、都道府県をまたぐ外出の自粛、
催し物は5千人までとされる。
しかし春のなんだかんだの人出や集まりの季節でなかなか抑えられないだろう。
我々は自粛疲れで仕方ないじゃないかなんて事を間違っても言ってはいけない。
人は何となく自分は、自分だけは大丈夫だと理由も無しに思い込む才能を持って
いるものだけに厄介だ。
その上、私の1人位が出掛けても影響ないよと思ってしまい勝ちである。
個人では1人だが、その集まりが渋谷のスクランブルの人出になってしまうわけだ。
ワクチンも変異型には効果が疑われている。そうなると人から人への感染を徹底して
防止しか方法はない。それにはあくまでも外出を避け人と会わないと言うことになる。
私1人位なら大丈夫だろうと言う、そうした感覚や考えが危険と言うことになる。