『 戸川公園の八重桜 』
河津 米子さん 撮影
このコロナの影響と言うのか、間接的被害と言うべきか、何となく体の不調を
訴えている人が急増しているそうだ。しかしそのうちの70%は病院へは行って
いないと言う。病院へ行くのが、無気力で億劫だとか、コロナと診断されるのが
怖い、どうせよく診て貰えないだろう、却ってコロナが病院でうつるのではなど
との心配が多いそうだ。本当に病の重い人がそんな思いの所為で手遅れなどに
ならないことを祈りたい。
訴えも不定愁訴的な心の病的な症状が多いのだろう。しかしそこにどんな病が
潜んでいるかも知れないのだから、病院を恐れず、億劫がらずに腰を上げる
べきだろう。私もこのところいつもそう思っているのだが、いざとなると
やはり腰が重いものだ。
特に意識があるうちに救急車を呼ぶのは恥ずかしいとか遠慮とか、大げさだ、
申し訳ないと思ってしまうタイプの人はつい遠慮して呼べないと言う。
私もそのタイプなのでよく分かるが、意識がなければともかく正気だとどうしても
躊躇してしまう。自分が高熱の時も、狭心症で倒れた時も、排尿困難で苦しんだ時も
結局、救急車の世話にはならなかった。
こんな事も今やナンセンスで救急車ででも行かなければ、なかなか入院などさせても
貰えないと聞く。場合によっては、それでも行ける病院が見つからない場合も多いという。
本人が病院行きを躊躇し、病院は受け入れを拒否すると言うのだから、今は病人にとっては
辛い厳しい時である。
早く気兼ねも遠慮も不安もなく病人が病院へ行ける様になって欲しいものだ。