阿佐ヶ谷に初めて降り立ったのは、今は無き 志ノ蔵 さんに行った時だったなぁ。。。
まだ自分がお燗の事を知りはじめたばかりの頃で、思い入れのある場所でもある。
そんな志ノ蔵さんがお店を閉められてからしばらく経った頃、
「同じ場所に、また違う日本酒のお店が出来たらしい。」 という話を聞いて、しばらく気になっていたのだ。
そしたら、ここに行った事のある友達が、「とっても良いですから」 と連れて行ってくれることに。
そのお店は MiwaMiya(みわみや) さん。
地下一階のお店なので、こんな看板が目印。
中に入ると、店内の造り、照明や壁の色はそのままだけど、
やっぱりお店の活気というか、雰囲気は違うなぁ~。
カウンター内に入っている“人”や、客層が全然異なるから、当たり前っちゃ当たり前だけど
それだけ“人”って雰囲気に大きな影響を与えるんだなぁ。
フロア&お酒担当のお兄さんは、とって~~も物腰柔らかくて、
厨房担当のお姉さんは、逆にチャキチャキ!っと動いている。ハスキーボイスがステキ。
予約していたカウンターに腰を落ち着けて一息ついた頃、
お兄さんに 「お店の名前は、やっぱりお二方の名前から・・・?」 と聞くと、
「はいー。ヒネリが無くてスミマセン(笑)。」と。
いえいえいえいえ、ステキな店名です。
そんなカウンターは、1人1人の席に、和洋モダンな設え。
メニューの書いてあるボードを見ても、和の居酒屋というより、洋を感じられる。
イサキのカルバッチョ、黒メバルのポワレ、鶏ももの軽いクリーム煮、あさりと青海苔のリゾット、などなど。
後々、お店のblogを見て知ったのだけど、このお店は
“日本酒をワイングラスで、料理はフレンチベースの和洋料理で、新しい食べ合わせを楽しむ”
というのをコンセプトにしているんだとか。
メニューを見ながら、アレ食べてみたいなーコレ食べてみたいなー、と思っていると、
お通しが、いきなり飲兵衛のツボを突く 自家製お肉のパテ (この日は鶏らしい) 超嬉しい!
ナンコツも入っていてコリコリ♪
しかも、お通しとはいえ、十分、一品料理になるボリューム(写真のお皿で一人前)。
おつまみは、定番メニューにあって、友達オススメという 前菜4種盛り を、まずお願い。
盛られているのは、
甘~いトマト 豚のリエット 鳥レパーのムース ホタルイカのマリネ、お米のサラダ仕立て
これには、目がキラキラ!!
というのも、実は、豚のリエットも、鳥レバーのムースも、ホタルイカお米サラダ仕立ても、
「アレ食べてみたいなーコレ食べてみたいなー」って思っていたメニューだったんだもの。
鶏のレバームースが、激・う・ま!!
さてさて。
お酒は日本酒のメニューが別にある。
磯自慢、出羽桜、天吹、南、醸し人九平次、手取川、南部関、大信州、田酒、雁木、遊穂、神亀。
そして、別途 「東北を応援しよう!」 ということで、陸奥八仙 や 乾坤一 などなどが。
お燗できるお酒もあるので、まずは冷たいお酒を頼むことに。
出てきたおつまみにも合うかも?と思い、キレの良さそうな 大信州 特別辛口純米酒 を。
お米のうまみが、さら~~り、って感じ?!
もちょっと旨みがあってもいいかも、、と思ってたら、
次は、逆に濃厚な 雁木 無濾過生原酒 を頼んじゃった。
ちなみに、友達が 「初めてだから飲んでみます」と 天吹 いちご酵母 を頼んだら、
マスターが、「後ろで飲んでらっしゃるのが、その天吹酒造の方」です。とな!
営業マンさんが、ちょうど飲みにいらしてたみたい。(木下さんではないデス)
2つほど、冷たいお酒を飲むと、今度はお燗が欲しくなる。
まずは 遊穂 山おろし をお願い。
湯燗徳利(錫)と砂時計を持ってきてくれて、
「この砂が半分・・・ちょっと過ぎたくらいまで待ってください。」 とお兄さん。
ちなみに、お燗をお願いすると、そのたびに籠にいっぱい入ったお猪口を選ばせてくれます。
東北ガンバロウのメニューの中にあって、飲んでみたくなったのが 月の輪 純米酒 。
これはお燗にできそう♪
と、思ったら・・・
ざんねーーん!
残りが、お猪口一杯くらいしか残ってない、とな。
お猪口でちょびっといただくと、
「あぁ~、これはお燗にしてみたかった(>_<)!」 って味わい。
そして、また感動した一品が コリコリ豚バラ軟骨入りポトフ 。
これ、一人前を友達と2つに分けてくれた、その1人分。
まず、取り分けて出してくれたのも嬉しいのに、この一皿で一人前くらいな盛りっぷり。
これ、一人前750円で良いんですか?!って、びっくり。
アバラの軟骨がコリコリしつつも、しっかり柔らかくなってるし、
お汁もまた美味しいのだ~。
さて。
おそらく、このお店でお燗を頼む人が少ない?!(少なくともこの日は)からかもしれないけど、
我々が毎回お燗を頼むからか、マスターが 「こんなのもあります」 と。
渡された紙には、お燗の温度について、人肌燗から始まり飛切燗まである事の説明がちゃんと書いてあって、
そのお燗にオススメな銘柄として、2種類が紹介されてる。
もちろん、両方とも、お燗でお願い。
一つ目は 鳥海山 燗上がり純米 。
“お燗して旨くなるよう” 10年、7年、新酒を杜氏がブレンドしたそう。
これは、温かいのも美味しいけど、燗冷ましが美味しい!
もう1つは 本州一 気鋭の雫 。
お兄さんが 「今までの杜氏さんがこの前の3月までなので、この“気鋭の雫”も、これが最後かも」 と。
最後かもしれない・・・と思うと。。
続いて頼んだのは MiwaMiya自家製 生春巻き
これも、こんな盛りっとな一皿が、一本350円で良いの?!って思ってしまう。
野菜とお肉がいろいろ入っているのだけど、ふわっと香るイイ味のアクセントになってるのが 海苔。
いいかも、この海苔。
友達のオススメのもう1つが、珍味4種盛り合わせ 。
いぶりがっこwithクリームチーズ かつおの塩辛 熟成ゴーダチーズ まぐろの酒盗
こーれーは、たまりません。
酒盗もイイけど、熟成のゴーダチーズ、久々に食べたなぁ(感涙)。
いぶりがっこに、クリームチーズが付いくるのも、“お?!おもしろいな!” って思わせられる。
そんなつまみに合わせての〆のお酒は、このメニューの中からだったら、やっぱり・・・
神亀 純米酒 !!
最後に、ほ・・・っとできるお酒で、またちびちび。
フレンチベースで・・・と言っても、ポトフなんかはとっても日本酒に合うし、
なんやかんやと、和風のおつまみもあるし・・・
他にも色んな料理を食べてみたいなぁ、と思ってしまう。
[日本酒ダイニングバー MiwaMiya]
03-6915-1387
東京都杉並区阿佐ヶ谷南3-1-23 東神阿佐ヶ谷ビル B1F
17:00~24:00
定休日:日曜
いいお店ですね~いぶりがっこにクリームチーズはヤバい酒肴かも
でも、あの場所、次のお店が入ってるのは知ってて気になってたので、良さげなお店で嬉しいです。
ゴーダ、この色だと24Mくらいかなぁ・・
また食べたいなぁ、36M、48M。
まだ48年しかいいてないけど、今の所最高の鍋は志ノ蔵の味噌かな、2番目は志ノ蔵の・・・そんなお店でした。
それがなくなってから、しばらくして新しい店ができたのは知っていたのですが、たまたまおねえさんの方が配っていたチラシを受け取ったのがきっかけでしたね(今年の3月)。
おもしろそうだと思って、約1週間後に入ってみたら、予想以上によかったという。
料理が充実していてどれも美味しそうですし、酒もいいところを揃えていると思います。燗向けの酒がもう少し充実してくれれば、言うことはないんですが。
でも、私的には気に入っている店です。
いぶりがっこにクリームチーズ、
純米酒を出すお店で、最近よく見かける組み合わせだなーと
思ってりしてます。
ほんと、とっても思いいれのあるお店の後に、
違うお店が、しかも同じ日本酒のお店が入ると、
なんとも複雑な気持ちになりそうです。
私も、さくらのあった場所に…と思うと。
でもこのお店も良い感じで、2人とも、とっても頑張ってると思います♪
ゴーダはアメリカで36Mを食べたことはありますが、
48Mはないですね~。
食べてみたい!!
なんだか意外です。
でもお店はいい感じに賑わってたし、
これからが、また楽しみですね。
マスターもお酒にとっても詳しい、というか
好きそうでしたし♪
シャーペンだとしたら、それペンテルのGraph1000じゃない?
私も使ってるけど、使いやすいんだよね。
ボールペンだとしたら、どちらのものか教えてマッキー!
マッキー達にその紙配るとは・・・笑
でも、燗って言ったら1種類位にしか思ってない人もいるから、いいかもね!
パテにリエットにムースかぁ。
この手のものが得意なのかな?
でも、私達には絶好のアテだよねぇ!
お酒の仕入先も、聞いたのかもしれませんね~。