まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

「さくら」の店長が会いに来てくれた!@ NAKAGO 神戸北野

2022-03-02 21:28:03 | 日本酒を飲む @ 西日本

日本酒がこんなに好きになった原点のお店は、東京にある。

当時は三田にあったのだけど、私が神戸に引っ越してからは、お店も大門へお引越し。
店名も「利き酒倶楽部 さくら」から「芝大門 さくら」へ。

新入社員で初めてお店に行った時から、店長やおかあちゃん、そして常連の先輩に育てられたような私にとって、店長は心底大好きなお店で、店長はほんとの “兄貴” みたいな存在。

常連の先輩たちが、さくらで飲んでる写真なんかをSNSで見るたびに、店長に会いたいなー会いたいなーって、いつも思ってた。

そしたら、今ではスタッフの1人に入れてもらった NAKAGO 神戸北野店 の専務が、なんと、東京出張に絡めて、さくらで飲んでるではないですかっ!

その時に私に電話があり、その勢いで。

さくら店長が、私に会うためだけに神戸に来てくれることに!!

うわ〜ん、こんな嬉しいことがありますかーーー?!(嬉涙)


良いのか悪いのかわからないけど、まん防が出ていることもあり、さくらも休業中。
だから、遠出しやすかったというのもあり。

6年ぶりくらいの再会ですよぅ!!!
嬉しいっ(涙)!!!

神戸も休業してるお店がいっぱいあるけど、NAKAGO はランチタイムから営業してるので、一緒にお昼から飲みに行くことに。


新神戸駅まで迎えに行って、そこからNAKAGOまでは徒歩8分ほど。
なのに、「どんだけ坂が続くんだよ〜〜〜」と、さくら店長。

神戸を舐めちゃいけませんよ、10分程度、坂を登るなんて序の口です(笑)。
まぁ、NAKAGOがある場所も、北野の中でも坂の上の方なので、あとはもう下るだけ♪



手土産もいっぱい!専務、嬉しそう〜。


NAKAGOはちょっと面白いお店。
さくらに飲みに行った彼を専務、と呼んでいるのは「藤原」という会社の専務だから。

「藤原」は、バイクのパーツなどなどを製造している鋳造メーカーなのだけど、造り方の工程が同じ 錫の酒器 を始めとする錫製品を、専務の発案で展開中。


そして、その錫の酒器で実際にお酒を飲んで体験してもらおう、というのがコンセプトのお店。


なので、ガラスと錫のお猪口で飲み比べ体験をさせてくれる。

なぜ錫の酒器を造ろうってことになったのかというと、地元が 山田錦 の田圃に囲まれる土地だから。しかも 特A地区!(日本で最高品質の山田錦が育てられる地区)

でも、農家さんは高齢化する一方。若者は農業を嫌がって田舎を離れていく。それじゃダメだ!山田錦の特A地区という立派なお米が育つ場所なんだから、若者でもっと地元を盛り上げないと!という熱い想いから、いろんなプロジェクトを立ち上げてる。

専務と私、実は同い年なのに、ほんっといろんなチャレンジしてるなぁ、って感心してしまう。
その姿を私も応援したいんです。

そして、NAKAGO は、日本酒まで造っちゃいましたよ〜!

正確にいうと、雪彦山 という銘柄を醸している壷坂酒造さんの設備を借りたのだけど、銘柄は 松沢 と書くいて、なまりが入って「まった」と呼ぶ。

これは、さくら店長にも飲んでほしくて ケグ、生酒、火入 の3種類の飲み比べをお願い。

錫とガラスでも飲み比べができちゃう。

さっそく真剣に利き酒するさくら店長、さすがです。

KEG(ケグ)は新酒を真空パックしたようなお酒だから、ぴちぴち感いっぱい。
生酒はとんがった感じが錫で和らぐ。
火入は、錫だと綺麗になりすぎちゃってツマラナイ感じになっちゃうかなー、ガラスの方がいいかも。
と、さくら店長。


さてさて。
錫で日本酒を飲むだけではなく、料理も美味しい。
料理人家系の美人店長が、美味しいアテを作ってくれます。

お店のイチオシは 三田牛 の牛丼だけど、さくら店長も私も飲み出すとあまり食べないので、アテ盛りの シェアセット をお願い。
子持ち昆布、カラスミ&大根、真鯛の昆布〆、根菜の酒粕煮、ひねどりポン酢、三田牛すき焼き。


飲み比べセットが終わったら、普通に日本酒を頼みまーす♪

たぶん、東京では見かけないだろうと思って、東条泉 をチョイス。
山田錦 純米吟醸Amazing 純米吟醸生
どちらも良い色。

錫のぐい呑みもいろんな形を出してくれる。
ちなみに、今度は錫の平杯を開発中なんだとか。


さくら店長との話は、やっぱりなかなか会えない常連のみんなのことばかり。
私がみんなのことを聞いちゃうからだけど(笑)。

みんなのいろんな話を聞きながら、さくら店長節も久々に聞いて、すごくすごーくすごーーーく、心が温まる。


本当にほんとに、神戸まで来てくれてありがとうございます!
次に会えるのは佐賀かな?!
イヤマヂデ(笑)。


--- おまけ ---
NAKAGOを出た後もハシゴ〜♪

通しでやってる、灘のお酒を出すお店「灘」で飲み直し。
はも皮 ポン酢 を食べて、「ヘェ〜〜これが関西の定番つまみなんだ、おもしれぇなぁ、これ旨いぜ!これ、うちにも入れよ。」とさくら店長。

発見があってよかったです(笑)。


【NAKAGO 神戸北野】
神戸市中央区北野町2-9-1 ギターマンション1F
078-855-7728(予約OK)
11:00-15:00 木金土は17:00-22:00も営業
定休日:水曜日


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 美味しいお燗が飲める中華屋... | トップ | 新社長・龍さんの熱い想い @ ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
■庄助さん (まき子)
2022-03-03 12:33:55
さくら、復活しました!
三田のさくら閉店 → 武蔵中野「楽日酒楽」で雇われ料理人 → 新橋「庫裏」で雇われ店長 → 芝大門でさくら復活 です。
復活するまで、ほんっとにいろいろありました〜。

コロナが落ち着いたら、ぜひぜひ行ってみてくださいね。
私の名前、思いっきり出してもらって構わないので(笑)。

ハモ皮もふぐ皮も、関西に来たら、どこの居酒屋にも大体見かけて(それこそ大衆居酒屋みたいな安いとこ)、へえ〜〜〜って思ったものでした。

そういう店では冷凍モノを使ってる、というのも「灘」で瞬時に見つけました、さくら店長(笑)。
返信する
Unknown (庄助)
2022-03-03 12:22:19
まき子さんの人徳+魅力ですね。^^
楽しく、懐かしい話で盛り上がったでしょうね。
さくら、芝大門で復活されたんですね、機会があったら行ってみたいです。

ハモ文化は関西ですね。
フグもそうですが、それ自体の味がはっきりしない淡泊な魚は、関東ではあまり一般的には受けないみたいです。^^;
関東では出す店少ないですね。
返信する

コメントを投稿

日本酒を飲む @ 西日本」カテゴリの最新記事