ほけけ~っと夏休みしてる間に、杉並区の教育委員会は扶桑社の『新しい歴史教科書』を採択した。
12日は同月4日同様、過激派による組織的圧力と罵声の中で教科書採択審議が行われたそうだ。中核派を含む反対派、支持派の他にも、過激派の妨害を監視する中立派も集まり、その動員数は警視庁によれば「親の会」280人、共産党系など200人、扶桑社支持派400人、その他270人という大騒ぎ。
どうしてそこまで狂ったように反対するのか、そのスッタモンダするさまは、どこかの新興宗教を思い起こし、かなりブキミである。
扶桑社版の採択に一貫して反対している安本ゆみ委員は、4日の審議で扶桑社の『新しい歴史教科書』を「戦争に向かう」教科書だと発言。これは、同じく4日の抗議行動に参加した「『つくる会』の教科書採択に反対する杉並・親の会」や「杉並の教育を考えるみんなの会」と同じ主張だが、それは如何なる理由か、また、どの記述が「戦争に向かう」ものだと考えたのか。
私には『新しい歴史教科書』を読んでみても、「戦争に向かう」ものだとは思えない。
また、4年前の採択審議の際も、日本政府が認めた北朝鮮による横田めぐみさんの拉致事件を載せた扶桑社の『新しい公民教科書』にも否定的発言をしていたそうだが、金正日総書記が拉致を認めたとき、どう考えたのだろうか。
私には安本委員が人権侵害の事実より、己の思想に基づき日朝間の関係を重視するという、自己中の人でなしとしか思えない。
教科書採択審議要旨 8月13日付 産経新聞より
大蔵雄之助委員(東洋大教授、元TBS報道局長)
前回皆さんからいろいろな意見も出たし、もう一回教科書を読み直してみた。
八冊の教科書を読んでみて同じ記述があるかどうか見た。
そういう作業をしたとき、扶桑社が一番指導要領に近い記述をしていることが分かった。
安本ゆみ委員(元杉並区立小PTA連合協議会会長)
教科書は、いろいろな立場の人が納得はできないが理解はできるという最大公約数であるべきだ。
(扶桑社の教科書が)あの戦争で「日本の将兵は敢闘精神を発揮してよく戦った」「多くの国民がよく働き、よく戦った」と書くなら、苦しんだ普通の人々の生活も書くべきだ。
日本に都合の悪い歴史の事実を書かないことで行間から戦争に向かうのではないかと不安を持った」という。
宮坂公夫委員(幼稚園園長)
(扶桑社以外の)他の教科書を見ると、何か日本の過去は戦争ばかりといった印象になるが、過去の日本人の中にも外国人に尊敬され感謝された人も大勢いた。
こういった人を載せて、昔の日本人にも外国の人のために尽くした人物がいたと子供たちに知らせるのは大事だ。
歴史の人物を伝える箇所は扶桑社が一番多い。
扶桑社に関しては韓国、中国などの外国も巻き込んで批判があるのは承知しているが、もしわれわれの中で韓国などがうるさいから見送ろうという考えがあるならば、反対に韓国、中国に対する最大の侮辱だと思う。
言うべきことは言う、それが本当の友好につながる。
納冨善郎教育長
帝国書院と大阪書籍、扶桑社の(平和構築への)書き方の違いだが、帝国書院と大阪書院は理念型だ。
扶桑社は戦争はなくなりそうにもない、としている。
三社の教科書を見ていくと、少なくとも共通して言えるのは、多くのページが戦争と紛争と争いだ。
過去の現実から未来の現実を予想すると、残念ながら戦争や争いはなくならないのではないか。
現実を直視した書き方が、争いを賛美したり助長しているとは全く思わない。
(教科書は)そういう現実を踏まえて、中学生が世の中をよく知って平和がどう構築されるのか見極めていく素材だから。
扶桑社の書き方から戦争賛美とか戦争に向かうことになるとかは思わない。
安本ゆみ委員
私は歴史の専門家ではないし私の価値観がある。
一番大切なのは現場の先生の気持ちだ。
(教員が書いた)調査票では帝国書院でよいと多く書かれていた。
丸田頼一委員長(千葉大名誉教授)
扶桑社は全般的に説明調だ。
(これまでの議論で)帝国書院や扶桑社が出てきたが、大阪書籍も捨てがたい。
宮坂公夫委員
教育長も言ったが、争いはなくならない。
日本も明治以降戦争を行ったが、原因がある。
われわれの父祖にも言い分がある。
その言い分を子供にも聞いてもらおう。
その上で批判するならば批判をする。
一方的に語るのでは駄目でバランスが非常に大事。
バランスを持っているのがどこかというと、大阪書籍もいいが扶桑社の方が上ではないか。
大蔵雄之助委員
子供たちが自発的な学習をするのは、全体に興味を持ってからだと思う。
興味を持たせる意味では扶桑社が成功している。
安本委員に聞きたいが、「行間から戦争に向かうと思った」では議論ができない。
それはどこかを言わないと。
(答えはなし)
納冨善朗教育長
人物、文化遺産を取り上げ伝統文化を築いた先人の担い手を受け継ぐには、どのような歴史を経ていくのか。
それを一番伝えているのは扶桑社だと思う。
オンリーワンとして一つ挙げるのはやめるが、あえて順位をつけるのならば扶桑社、大阪書籍、帝国書院となる。
丸田頼一委員長
歴史については扶桑社を教科書として採択する。
**************************
「行間から戦争に向かうのではないかと不安を持った」
この非論理的な妄想、これが教育委員の発言だろうか?
指導要領にもっとも近い教科書を採択するのが役目なのに、自分の価値観で教科書を評価し、採択に反映させようとするとは。。
しかも「一番大切なのは現場の先生の気持ちだ」などと不思議なことを平気で口にしている。
一番大切なのは、採択される教科書で学ぶ子供たちではないのか??
何のために教科書を採択しているのか、その目的が間違っているから、こんな発言が出てくるのではないだろうか。
大切なのは、子供たちが日本人であることに自信と誇りを持って、世界に貢献できるように教育することではないのか?
私はそう思う。
12日は同月4日同様、過激派による組織的圧力と罵声の中で教科書採択審議が行われたそうだ。中核派を含む反対派、支持派の他にも、過激派の妨害を監視する中立派も集まり、その動員数は警視庁によれば「親の会」280人、共産党系など200人、扶桑社支持派400人、その他270人という大騒ぎ。
どうしてそこまで狂ったように反対するのか、そのスッタモンダするさまは、どこかの新興宗教を思い起こし、かなりブキミである。
扶桑社版の採択に一貫して反対している安本ゆみ委員は、4日の審議で扶桑社の『新しい歴史教科書』を「戦争に向かう」教科書だと発言。これは、同じく4日の抗議行動に参加した「『つくる会』の教科書採択に反対する杉並・親の会」や「杉並の教育を考えるみんなの会」と同じ主張だが、それは如何なる理由か、また、どの記述が「戦争に向かう」ものだと考えたのか。
私には『新しい歴史教科書』を読んでみても、「戦争に向かう」ものだとは思えない。
また、4年前の採択審議の際も、日本政府が認めた北朝鮮による横田めぐみさんの拉致事件を載せた扶桑社の『新しい公民教科書』にも否定的発言をしていたそうだが、金正日総書記が拉致を認めたとき、どう考えたのだろうか。
私には安本委員が人権侵害の事実より、己の思想に基づき日朝間の関係を重視するという、自己中の人でなしとしか思えない。
教科書採択審議要旨 8月13日付 産経新聞より
大蔵雄之助委員(東洋大教授、元TBS報道局長)
前回皆さんからいろいろな意見も出たし、もう一回教科書を読み直してみた。
八冊の教科書を読んでみて同じ記述があるかどうか見た。
そういう作業をしたとき、扶桑社が一番指導要領に近い記述をしていることが分かった。
安本ゆみ委員(元杉並区立小PTA連合協議会会長)
教科書は、いろいろな立場の人が納得はできないが理解はできるという最大公約数であるべきだ。
(扶桑社の教科書が)あの戦争で「日本の将兵は敢闘精神を発揮してよく戦った」「多くの国民がよく働き、よく戦った」と書くなら、苦しんだ普通の人々の生活も書くべきだ。
日本に都合の悪い歴史の事実を書かないことで行間から戦争に向かうのではないかと不安を持った」という。
宮坂公夫委員(幼稚園園長)
(扶桑社以外の)他の教科書を見ると、何か日本の過去は戦争ばかりといった印象になるが、過去の日本人の中にも外国人に尊敬され感謝された人も大勢いた。
こういった人を載せて、昔の日本人にも外国の人のために尽くした人物がいたと子供たちに知らせるのは大事だ。
歴史の人物を伝える箇所は扶桑社が一番多い。
扶桑社に関しては韓国、中国などの外国も巻き込んで批判があるのは承知しているが、もしわれわれの中で韓国などがうるさいから見送ろうという考えがあるならば、反対に韓国、中国に対する最大の侮辱だと思う。
言うべきことは言う、それが本当の友好につながる。
納冨善郎教育長
帝国書院と大阪書籍、扶桑社の(平和構築への)書き方の違いだが、帝国書院と大阪書院は理念型だ。
扶桑社は戦争はなくなりそうにもない、としている。
三社の教科書を見ていくと、少なくとも共通して言えるのは、多くのページが戦争と紛争と争いだ。
過去の現実から未来の現実を予想すると、残念ながら戦争や争いはなくならないのではないか。
現実を直視した書き方が、争いを賛美したり助長しているとは全く思わない。
(教科書は)そういう現実を踏まえて、中学生が世の中をよく知って平和がどう構築されるのか見極めていく素材だから。
扶桑社の書き方から戦争賛美とか戦争に向かうことになるとかは思わない。
安本ゆみ委員
私は歴史の専門家ではないし私の価値観がある。
一番大切なのは現場の先生の気持ちだ。
(教員が書いた)調査票では帝国書院でよいと多く書かれていた。
丸田頼一委員長(千葉大名誉教授)
扶桑社は全般的に説明調だ。
(これまでの議論で)帝国書院や扶桑社が出てきたが、大阪書籍も捨てがたい。
宮坂公夫委員
教育長も言ったが、争いはなくならない。
日本も明治以降戦争を行ったが、原因がある。
われわれの父祖にも言い分がある。
その言い分を子供にも聞いてもらおう。
その上で批判するならば批判をする。
一方的に語るのでは駄目でバランスが非常に大事。
バランスを持っているのがどこかというと、大阪書籍もいいが扶桑社の方が上ではないか。
大蔵雄之助委員
子供たちが自発的な学習をするのは、全体に興味を持ってからだと思う。
興味を持たせる意味では扶桑社が成功している。
安本委員に聞きたいが、「行間から戦争に向かうと思った」では議論ができない。
それはどこかを言わないと。
(答えはなし)
納冨善朗教育長
人物、文化遺産を取り上げ伝統文化を築いた先人の担い手を受け継ぐには、どのような歴史を経ていくのか。
それを一番伝えているのは扶桑社だと思う。
オンリーワンとして一つ挙げるのはやめるが、あえて順位をつけるのならば扶桑社、大阪書籍、帝国書院となる。
丸田頼一委員長
歴史については扶桑社を教科書として採択する。
**************************
「行間から戦争に向かうのではないかと不安を持った」
この非論理的な妄想、これが教育委員の発言だろうか?
指導要領にもっとも近い教科書を採択するのが役目なのに、自分の価値観で教科書を評価し、採択に反映させようとするとは。。
しかも「一番大切なのは現場の先生の気持ちだ」などと不思議なことを平気で口にしている。
一番大切なのは、採択される教科書で学ぶ子供たちではないのか??
何のために教科書を採択しているのか、その目的が間違っているから、こんな発言が出てくるのではないだろうか。
大切なのは、子供たちが日本人であることに自信と誇りを持って、世界に貢献できるように教育することではないのか?
私はそう思う。