民主党政権に文句ばっかり言うのも精神衛生上良くないので、ブログではあまり書くまいと決め込んでましたし、今回の選挙もメンツを見れば誰が代表になっても期待薄、つーか、期待しなければ裏切られもしないだろうと、自己防衛でスルーするつもりでした。
が、野田候補の“ドジョウ”という言葉に引っかかりました。
輿石氏が紹介し相田みつをさんの「おかげさん」という単行本に収録されている“どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ”という作品からだそうですが、とはいえこれを引用し、自らをドジョウなんて表現したり、このルックスですとか必要以上に卑下しちゃってますが、これって自分の事しかアタマに無い方々を心のうちで烏合の衆になぞらえ、それなら私が餌のドジョウとなりましょうと、皮肉っちゃったのでしょうか?
だとしたら、実はなかなかのツワモノかも?
政策はともかく、自虐ネタをチョボチョボ織り込みながらの演説は、松下政経塾の出身らしいものでしたが、記者さんたちとのやりとりを聞いていると、ドジョウというよりナマコを彷彿とさせるお方。
自分たちの欲しい回答へと誘導する記者さん達には苦手なタイプかもしれないですなぁ。
で、今回の代表選では、前原さんが野田さんで「勝てますか」と言ったとか。
こんな失礼なこと後輩に言われて出馬を見送っちゃダメだぞって思ってましたが、一回目の投票結果は下記のとおり。
有権者数398人、投票総数は395票、うち有効票395票。
前原誠司候補・・・74票
馬淵澄夫候補・・・24票
海江田万里候補・・143票
野田佳彦候補・・・102票
鹿野道彦候補・・・52票
プッ! 前原さん、かっこ悪っ!
そして、迎えた決選投票。
有権者数398人、投票総数は395票、うち有効票392票、無効票3票
野田佳彦候補・・・215票
海江田万里候補・・177票
海江田さんはこの結果に号泣したや否や?
今日30日になって、前原氏は下足番をやるって言ってた人が総理大臣になっちゃったから、下足番でも何でもやりますって言ってたのをTVで見ましたが、なんか悔しそうでした。
やらせメールも、対中国への対応もそうでしたが、最初は強気でも結果ポシャるのは、残念な前原氏の業から来るんでしょか。
ま、今はとにかく国内だけでも経済の建て直し、原発事故の収束、被災からの復旧・復興などなど、問題は山積だし、外交・防衛も忘れてもらっちゃ困るので、野田氏には実力以上に頑張ってもらいたいです。