こおろ、こおろ

まぜまぜしましょ

黒米入りおにぎり「丹波黒黒豆」 

2006年05月31日 12時11分54秒 | Weblog
昨日から全国のローソンで発売された黒米入りおにぎり「丹波黒黒豆」(税込150円)。
さっそくお昼ごはんにと買ってみました。

「美」と「健康」がコンセプトのナチュラルローソンブランドの商品ということで、ご飯には黒米がブレンドされ、加えて黒豆、それも丹波黒が混ぜ込んであるのが嬉しいです。

黒米がブレンドされていることでモチモチしていることと、白米と比較してビタミンB1、B2、ナイアシン、ビタミンE、鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、繊維質などが豊富に含まれているのがポイント。
黒米ファンとしては、できれば全部黒米にしてもらいたいくらい。


黒米入りおにぎり「丹波黒黒豆」とキュウリの浅漬け



では、いただきまーす。


食べやすくする為か、おにぎりには少し塩味がついているけど、むしろ塩味が無いほうが私は好きかも。
超大粒の黒豆は甘みがあって、すっごく柔らかいから、ご飯の食感のジャマをしてないのがいい感じ。
残念なのはコンビニのおにぎり特有のにおいが少し残ってたことかなー。
ちなみにカロリーは185kcalです。


ローソンのニュースリリース

「豆腐屋ジョニー」で、お豆腐サラダ

2006年05月30日 15時12分14秒 | Weblog
食べきりサイズで1パックの量が手ごろな男前豆腐店の「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」を買いました。

男前豆腐店のお豆腐は大豆の味が濃くて、どの商品のネーミングも変わってる。

もともとは、「おたま豆腐」という極めて普通のものだったけれど、社長が美味しく食べてもらいたくて、お豆腐の水を切るケースに入れて売り出したのが「男前豆腐」。
それからどんどんネーミングがエスカレートしていった気がする。
「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」の他にも、Johnny Brown、Johnny Green、喧嘩上等 やっこ野郎、女やねんけど男前 お嬢、厚揚げ番長、絹厚番長などなどなど。

今日は少し暑いので、ランチはお豆腐サラダにしようと思って買いに行った。
食べた事あるのは、おたま豆腐と男前豆腐。
やっこ野郎も美味しそうだけど、量が多くて食べきるのが大変そう。
で、ジョニーは190gパックが二つなので、これに決定。

ドレッシングは、さっぱりとしてカロリーオフの「スパイス&ハーブ」。



水菜とキュウリの上に「ジョニー」をのせて、トマトで縁取りしてみました。




んー、「ジョニー」がまったりー。
トマトの酸味と、お豆腐の大豆が、とてもいい感じでした。

ひと皿食べたらマンプクです。
ごちそう様でしたぁ。


コメ&TBの新機能って検閲みたい

2006年05月30日 11時19分36秒 | Weblog
寄せられたコメントとトラックバックがユーザーの意思で公開・非公開を決められるようになったそうだ。

確かに自分にとって不快なものが、自分自身のブログにあったら嫌な気分なのだろう。
でも、私はこの機能を使うつもりはない。


個人の意思で、善意にしろ悪意にしろ、他者の意思を封じる。
こういうことが普通に受け入れられるようになってしまう事こそが怖いと考えるからだ。

自らの発言の自由を尊重するために、他者の発言の自由も尊重する。
どんな意見でも、好意でも悪意でも、だ。
これは私が掲示板を管理していた頃から決めている。

掲示板上で起こた不快な反応は、おおむね中国・韓国・北朝鮮などを批判する意見のときに多かった。
あー、これが噂の攻撃対象になるということか、と笑い、そのまま無視し続けた。

数に頼んで攻撃するというのは、私が忌み嫌う人たちが得意とするところだけど、あえて嫌がらせの証拠を残すことで、相手の卑しい行動を他の人に知らしめることにもなると考えたからでもある。


それにしても、この自分にとって気に入らないものを排除するという「力」は、拡大して考えれば恐ろしい「力」になる。

すぐ近くの国で起こっていることが身近に感じられて、身震いするほどゾッとする機能だ。


スプレーホイップでデザート

2006年05月29日 17時07分06秒 | Weblog
買おうかどうか迷ってたスジャータのスプレーホイップ。
やっぱ気になって買っちゃいました。

で、今日のおやつ、プリンをデコレート。

バナナとホイップがあるだけで、グッとおやつっぽくなりました。

味は軽めで、スーッと溶ける感じ。
実際、ホイップも少し時間がたつとツノが無くなるから、食べる直前にデコレートするほうがいいみたい。
あと、アイスコーヒーなどにホイップしてもいい感じになりそうです。
出来たらもう少しコクが欲しいかなぁ。

ホイップって、生クリームをシャカシャカ泡立てて作るんだけど、後片付けが結構面倒なんだよね。

だからプラ容器に入ってたり、ビニール容器に入って凍っているホイップも試したことあるけど、ワンプッシュで必要なだけ使えて始末も簡単なスプレータイプは、なかなか便利です。

認知症高齢者のケア施設

2006年05月29日 13時33分33秒 | Weblog
介護保険改正に伴い、認知症予防という観点からの目玉である「小規模多機能型居宅介護事業」に期待したい。
「小規模多機能型居宅介護事業」というのは、簡単に言えば、通所介護と訪問介護、そして宿泊をセットにしたもの。

認知症の症状が安定し、入院治療の必要がない在宅高齢者の方は通所介護(デイ・ケア、デイ・サービス)を利用している方も多いと思われる。

なかでも、グループホームと呼ばれる認知症高齢者が少人数で家族のように生活できる施設で行われるデイ・サービスは認知症予防プログラムを取り入れている所が多く、認知症の進行を遅らせる効果が期待できるという。

このサービスの利用者にとって、慣れた職員の方々が訪問してくれたり、慣れた施設での宿泊が可能になる事業ということで、安心感も高く、したがって期待度は高い。

家族など、介護する人は、特別養護老人ホーム(特養)に預かってもらって(ショート・ステイ、ミドル・ステイ)休息を取るのだけれど、これが結構やっかいな結果を招く。

というのも、自力で歩行できる軽度~中度の認知症の高齢者の中には、車椅子を使用している高齢者とは違うという意識があり、自分はまだ一緒にされたくないと考えている人も少なくない。
その為、介護度の高い人から入所する特養でのショート・ステイなどを利用すると、環境の変化から精神的に疲弊してしまうことがある。

また、基本的に目的が違うので、認知症のケアなどは行われず、帰宅したときには、退屈しきっていたり、それまで出来ていたことが出来なくなっていたりする。
といったことから、デイ・サービスのようにケアをしてくれて、かつ、宿泊させてくれないものかと思っていた人には小規模多機能型居宅介護事業の制度化開始は朗報であると言える。


子が高齢の親の面倒を見るのは当たり前なのだけれど、子の生活があってこそだと私は思う。
親を施設なんかに預けて、という世間の空気を気にして、何もかも自分でやろうとすれば、必ず負担が大きくなり、ストレスをためてしまい、介護される側への虐待などの悲劇も生まれる。
私の知るかぎりだけれど、これは確実に起きている。

親がだんだん自分のことが出来なくなることほど、子供にとってショックなことはない。
どうして出来ないの?少し前まで出来てたじゃない、という悲しい苛立ちは、親がそうなってみないと実感できない感情だ。

今、自分は親を介護しても絶対そんな感情を持つことはないと思う人ほど危険。
介護の現実を知ろうとしないで、介護を頑張りすぎてしまうからだ。
そして、介護しきれていない自分を知り、挫折してしまう。
結果、親に「ごめんね」と言わせてしまうのだ。

私はこのことを両親が入院した病院で、退院してからの介護で、そして親戚と知人の介護体験を通じて学んだ。
そして親に「ごめんね」などと、言わせてはいけないと痛感した。
だからこそ、こういった事業はきちんと確立して欲しいと私は思っている。
良い競争原理が働くことを期待したい。

カツオのたたきを作ってみました

2006年05月25日 17時26分16秒 | Weblog
お魚屋さんの休前日売り出しで、今が旬のカツオを買いました。
半分はお刺身、残り半分を、たたきにすることに。



カツオに金串を刺して、少し焦げ目がつくくらいに炙ったら、
用意しておいた氷水にジュッと入れてオシマイ。

強火じゃなかったから、短時間で焦げ目がつけられなくて、
切ってみたら、ちょっと火が通りすぎちゃってたけど、
それっぽく出来てんじゃ~ん。

食べる時に、あさつきをかけたらでしょー。

おーし、この次は、強火でガーッと炙っちゃるーーー

「SOKKI!-人生には役に立たない特技-」を読む

2006年05月23日 20時50分13秒 | Weblog
舞台の演出やら、ドラマの脚本家である、秦建日子さん(CHEMISTRY「キミがいる」の作詞者でもある)の小説で、「推理小説」(アンフェアの原作)、公開中の映画「チェケラッチョ!!」に続く最新刊。

1980年代の早稲田大学、邦文速記研究会を舞台にした、「ぼく」本多丈晴と初恋の女性・田畑希美、そして元・野球部エースの黒田一行の、面白く甘酸っぱいお話です。

そもそも「SOKKI!」って何?って思って手に取ったら、「速記」って超マイナーな特技のこと。
本には五十音の速記文字(?)が紹介されてるけど、何がなんだかわからない、ぐにゃぐにゃ文字。
ある程度の法則は理解できるものの、省略文字や単語となると、もうダメ。
でも、読めなくても、書けなくても、いやさ、全く知らなくても、ちっとも困らない。
副題通り、「人生には役に立たない特技」だけど、全国大会まであることに驚いた。


当然、「ぼく」は役に立たないのにどうして「SOKKI」?という疑問が起こる。
そこで、この本の帯にも書かれている第一章の一文にグッとくる。

引用開始(p33-34)

「本多くんはさ――そんなに役に立つことが好き?」
「えっ?」
「そんなに、『役に立つこと』、好き?」
くっきり、はっきり。
そして、悪戯っ子ぽい笑顔を浮かべて、更にこう言った。
「そういうのって、『豚に喰われろ』――って感じかな」

引用終了

これ、秦建日子さんのブログ(4月5日の記事)を読んだら、
つかこうへいさんの「熱海殺人事件」で、木村伝兵衛部長刑事と水野朋子婦警が、声を揃えて「○○なんて豚に食われろ」というシーンがあるそうで、大学を出て、社会人となって、つかさんと知り合い、このシーンに「うわ。速記研究会の××と同じセリフ……」と衝撃を受け、運命を感じたそうです。



人生に役に立たないことでも精一杯頑張る。
それって、なんかカッコいいなー、って素直に思えたし、
「ぼく」の初恋には、胸がキュンとして泣けてしまいました。


「チェケラッチョ!!」で高校生の恋愛、
「SOKKI!」で大学生の恋愛、ときたら、
次は社会人という、恋愛三部作になるかもです。

筍が届きました

2006年05月22日 11時51分44秒 | Weblog
父方の実家の裏山にある竹やぶで掘った筍が届きました。

前に行った時に掘らせてもらったことがあるけど、
これがなかなか難しい。

クワで根元をサクッと切り取るんだと教えられて、
やってみたものの、持ちなれないクワにフラフラし、
足元が傾斜しているので、バランスが取れない。

あまりのヘボさに苦笑しながら「どれ、やってやる」と、
かわってくれて、結局私は1本も掘れなかった。

やっぱ慣れた人に掘ってもらったほうがいいねぇ。。


たくさんあるから、筍ご飯、土佐煮、天ぷら・・・
あ、青椒牛肉絲や春巻きも作れるなぁ。

この時期はスーパーでも売ってるけれど、
わざわざ送ってくれるのが、私にはすごく嬉しい。
他にもフキや、こごみ、シイタケなどが入っていて、
箱の中には、亡父のふるさとの春があった。


ほんと、ありがたいなー。


うまい棒でロール串サンド

2006年05月21日 22時15分00秒 | Weblog
うまい棒。

そうだ

パンを買ってきたから、
夜ご飯は、うまい棒のめんたい味ロールサンドに決定!

サンドが具だらけになるとバランスが悪いので、
縦に4ツ割にして使うことに。


めんたいには、やっぱマヨです。
にょにょ~っと乗せてみました。

この時点で、イケナイ誘惑。。

いやいや、我慢、ガマン。
できてから食べよ


買ってきたイギリスパンを出してみたら、
5枚切りにしてもらったので巻くにはちょっと厚すぎ。
仕方ないので耳を落としてから包丁で半分の厚さにした。

うまい棒を乗せてクルクルッと巻き、
戻らないように竹串にさしたら焼き鳥みたいになっちゃった。

落としたパンの耳ももったいない。
うまい棒も1/4本残ってたので、ネギ間みたいに串に刺して、
おいしい(たぶん)ロール串サンドの出来上がり。




どれどれ、パクッ。。

ん、おいひい

やっぱマヨが良かったみたい。
これ、いいかもーーー。

まだコーンポタージュ味が残ってたから、
味海苔を刻んでトッピングしてみよっと。

今日のおやつ 茂木ビワ

2006年05月18日 18時13分00秒 | Weblog
ビワの伝来は天保年間、長崎に唐船が運び、その唐人船の船主が、長崎代官に献上していて、この代官屋敷に行儀見習いに出されていた農家の次女、三浦シオが種を持ち帰り、自宅で植え育てたのが始まりとのこと。

「桃栗3年、柿8年、ビワは9年でなりかねる」という諺があるので、実がなるまでは年月がかかるのかもしれない。とすれば、実をつけたときの喜びもひとしおだったのではないかと思う。

そうして今に伝わった茂木ビワは、果肉の9割が水分。
とってもみずみずしくて、いい香り。
体の中でビタミンAに変わる「ビタミンA活性」も多く含まれてるらしい。
去年食べた庭木のビワは酸味があったけれど、茂木ビワはすごく甘い。


皮は枝のついているほうからむくよりも、丸みのあるほうから剥いたほうが、きれいにツルリとむける。
毎回、種が大きすぎーって思うけど、おいしいから毎年食べちゃうんだよね。

千葉県で種無しビワの開発に成功したのは2004年。
接ぎ木をしてから何年で市場に出せるほど実をつけるんだろ。
はやく食べてみたいなー、実だけのビワ。。


赤いスイトピーが咲きました

2006年05月16日 11時15分09秒 | Weblog
去年の11月に種をまいてから半年。
やっと花が咲きました。

白い花ばかりで、ピンクや赤の気配は無いなーと思っていた。

そのうち、アレ?これはもしや色つき?と思えるツボミがあって、
そのツボミが、この赤でした。
下のほうにはピンクの花も発見。

やっと春っぽい色の花。
白も良いけど、やっぱ色つきのほうが可愛いなぁ。


スイトピーを見てたら、足元にお客様が↓。



ぅわぁ、シッポが長~い 
これ、トカゲ?


「うまい棒」MIX

2006年05月16日 01時35分39秒 | Weblog
コンビニで「うまい棒」の詰め合わせを見つけた。

めんたい味が2本、あとはコーンポタージュ味、なっとう味、
キャラメル味、サラミ味、ココア味ホワイトチョコ入、たこ焼き味、
チーズ味、やさいサラダ味、とんかつソース味が1本ずつ入って99円

うぉー、MIXで99円だぁ~、と思わず購入してしまった。

まずは、好奇心でなっとうを食べたら口がネバネバ~。
味だけじゃなくて、なっとう菌も入ってるみたいな感じ。
そんでもって物凄く味が濃い。

王道のチーズは想像通りカールもどき。
これも味が濃すぎる気がする。


前に食べた時はそんなこと思わなかったのに。。
味覚がオトナになったんだろうか。

ちょっと食べるのがこわいのは、サラミ。
なんかニオイがダメっぽい。

逆に安心なのは、キャラメルやココアの甘い系。

スーパーのと違っていろいろ入ってたから勢いで買っちゃったけど、
やっぱ好きな味のを買ったほうが良かったかもしんない。

今週の無駄遣い1号でした。

「私は障害者向けのデリヘル嬢」を読む

2006年05月15日 16時14分03秒 | Weblog
これは雑誌「婦人公論」に連載されたものをまとめた本だそうだ。
「婦人公論」という雑誌は読んだことが無いけれど、書店で見かける表紙の雰囲気と「デリヘル」という言葉がシンクロできず、ならば読んでみるかと手に取った。


対価報酬が良いことと、見知らぬ男性と二人きりになるというリスクも、障害者、しかも会員制であれば力ずくで犯されることは無いとあざとく考え、ボランティアではなくビジネスとして性的サービスを提供する障害者専用デリバリーヘルス(デリヘル)の「ジャスミンクラブ」で働くことを選択した女性。
障害者とふれあうことで見えてきたこと、疑問を感じたことなど、著者が直面した現実が淡々と書かれていた。

働き出すとすぐに介護というものに直面する。
求人募集のところに介護未経験者でも看護師などの研修が受けられるシステムがあると書いてあったため、これは良いと決め手の一つであったのに、介護の研修はなされなかった。
利用者から体の動かしなどを教えてもらいながら「仕事」をこなしていくと、そのうち「出来るから」と、介護の研修は無視されてしまう。
障害者専用であることで、介護も可能として、健常者が利用するヘルスより利用料金は高く設定されているのに、である。

著者はいろいろな障害と、障害の程度の違うお客様に出会う。
少なくは無い性的サービスの描写も、ここまで出来るのは凄いと素直に思えた。
猥褻感を感じなかったのは、著者が、利用者は支払う金額に見合った満足感を得てもらいたい、と考えてる人だからかもしれない。
性的サービスを行う場所は自宅やホテルなのだけれど、実際に車椅子を押してみて通路の広さや段差、トイレの構造と広さに問題を感じ、エレベーターや部屋のつくりなどから、バリアフリーとは?ということも考えるようになる。

実際、通路に埋め込まれた点字ブロックの上に自転車が置いてあって通れなかったり、人一人がやっと通れる幅しかない歩道もまだ存在する。また、トイレに車椅子のマークがあっても、通路が狭くてトイレまで行けなかったり、中で車椅子を回転させることが出来ないところもあると親戚から聞いたことがある。
まだまだ家の外には危険な場所があるのだが、意識していなければ気がつかない人も多いのだろうと思う。

著者は障害者向けのデリヘル嬢として働くうちに、あることに気づいた。
私も「社会的弱者」と言われる人たちに対して同じように感じることがあったので、その部分を引用してみる。

引用開始

P188
お客様は、大きくふたつのタイプに分かれる気がした。すごく恐縮していて謙虚なタイプと、とても傲慢で卑屈なタイプ。
ほとんどのお客様は、なにもそこまでへりくだらなくても・・・・と思ってしまうくらい謙虚。そして優しくて温和だ。しかしたまにとても傲慢な人もいた。誰もが「障害者だからって差別されたくない」と思っているのは理解できるし、当然だ。私が傲慢だなと感じるのは、その当然の感情が妙に助長されてしまい、都合のいい部分だけ「障害者なのだから、人より手厚く扱ってもらって当然。健常者と同じように扱われるのは不愉快。差別されているのだから優遇しろ」といういい分を持っている人のことだ。その人たちは、「なめられたら終わりだ」というようなことを常にいっている。そして、健常者の人と同じ扱いをすると、それでは足りない、もっともっとと要求がエスカレートする。もっと特別扱いをしろという。それは、逆にまた差別をしていることになるんじゃないかと、ときどき不安に思う。

P210
セックスボランティア、という言葉もだいぶ広まった感がある。だが、私は障害者だからといってボランティアで性的サービスを行うことには疑問がある。健常者はお金を払って同じサービスを受けているのだ。裏を返せば「障害者だから」特別にタダでさせて「あげる」というのも差別の一種になってしまうのではないか。やはり、きちんと管理されたお店にお金を支払って、―それは食事の介護だったり、入浴のデイサービスと同じ感覚で―行うべきものだと私は思っている。料金の格差は、もっと考えていかなければいけないが。

引用終了


障害者であっても、堂々として欲しい。仕事を重ねるうちにそう思ったのだろう。
私もそう思う。

ただ。。
仕事をするほどに介護の問題にぶつかり、本気になるつもりはないのに、見てみぬふりが出来なくなってしまう。
著者は介護が出来ていないことに後ろめたさを感じ、自分で勉強することも考えるが、そのために必要な時間と費用は、やはり自分のために使いたいと考える。

結局、お店の対応に納得がいかないからと、連絡を無視してるうちに、お店のHPから写真を削除され、仕事を辞めることとなる。

介護の研修をしない会社を批判することで自分を正当化したり、連絡を無視しておきながら理由を聞いて欲しかったと言う甘えの部分もあるけれど、著者の頑張りと相殺したらチャラかも。。

この本を通じて、一部ではあるけれど男性の障害者の性欲処理の現実を知ることができてよかったと思う。

母の日に、母を偲ぶ

2006年05月14日 17時45分39秒 | Weblog
お買い物に出たら、いつも行くお花屋さんの付近に人がたくさんいた。
なんだろう?とおもったけれど、すぐに、あ、母の日だからか、と気がついた。

去年は、今年こそ白いカーネーションを買おうと決め、さんざん探した末にようやく買ったのに、より悲しみが増してしまって二度と白いカーネーションは買わないと決めたっけ。。

お店に白いカーネーションを置いてないのは、買う人があまりいないからだろうか。
たしかに赤やピンクのカーネーションを選んだり買ってる人のそばで、白いカーネーションは買いづらかったっけ。
リボンも赤やピンクなら何も言わずにつけてくれるけど、白だと、どうしますか?って聞かれちゃう。

私だって・・
お母さんがいたら・・

母と過ごした日々が脳裏によみがえる。
叱られたこと、笑われたこと、褒められたこと。。

もっともっと教えてもらいたいことがあったのに、
ずっとずっと一緒にいたかったのに、母はもういない。

母の日だけど、白いカーネーションは買わない。
そのかわり、母が好きだった桔梗の花束をお供えしようと決めた。


桔梗の花が咲くまであと少し。
待っててね、お母さん。



Photo by (c)Tomo.Yun

「米中石油戦争がはじまった―アメリカを知らない中国は敗れる」

2006年05月11日 17時32分14秒 | Weblog
中国が石油資源の確保のために、ユノカルの買収騒ぎでアメリカに公然と戦いを挑んだことは記憶に新しい。

常に円に圧力をかけているように、元に対しても圧力をかけるアメリカ。
自国の防衛をアメリカにゆだねている日本は常に圧力に屈し、経済侵略を許してしまっているが、日本と違い、中国は適当にかわしながら着々と資源確保の布石を打っている。

アメリカ議会が、「最も望ましいのは中国がエネルギー源の中心を天然ガスにすることである」と指摘しているものの、中国は天然ガスをエネルギー源とする施設が不足している。

中国がさらなる経済成長を続けるためにはエネルギーの確保は絶対条件。
中東での動き、南アメリカでの動き、いずれもアメリカの利害とぶつかっている。

かつて、日本を徹底的に研究し、思い通りの方向へ向けたアメリカが、中国をどう扱うのか。
それが知りたくて読んでみることにした。