骨盤位(=逆子=さか子)を直す方法として
日本では“膝胸位”という
膝と胸を床に着ける体操の指導が
されてきました。
これをして
「腰が痛くなった。だけど、逆子は直らない」
とおっしゃる妊婦さんが
時々私のサロンに来られます。
全国のほとんどの産院で、
この逆子体操が指導されているが、
本当に逆子を直すのに
効果があるのでしょうか?
というと極めてマユツバ
なんと、こんな発表もあるんです。
「初産も経産も膝胸位をしない方が
骨盤位率は低下している傾向にある」
というのです!
こなに効果がなくて
しかも、しんどい体操を、
どうして日本中で
指導しているのでしょうか?
それはたぶん、他に直す方法を
知らないからだと思います。
ところで2年前までの私は
母子整体研究会のセミナーの講師をしていました。
その頃は、こんな質問をしばしば受けました。
「逆子直しの体操は
いつから始めたらいいんでしょうか?」
「私が働いている医院では、院長先生は
『30週になっても直らないなら逆子体操。
それまでは何もしなくてもいい』
とおっしゃっています。
などの質問です。
今の私はトコ企画主催のメンテ“力”upセミナーと
トコ・カイロプラクティック学院のセミナーの
講師しかしていないので
このような質問を受けることはありません。
なぜなら、メンテ“力”upセミナーでは
「遅くとも妊娠9週までに骨盤ケアを始めて
丸いGS(胎嚢
=赤ちゃんが入っている袋)
丸い柔らかい子宮を!」
「良い胎勢(胎児の姿勢)を目指そう!」
と、パワーポイントを使って
力説してからです。
それは、妊娠9週までに丸いGSと
丸い柔らかい子宮を作ると
子宮の中で活発に動ける子になり
姿勢は次のようになります。
・全身が丸まっている
・脚はあぐら
・両手はナメナメできる
こんな子は、一時的に逆子になったとしても
そのまま動けなくなることはありません。
自分で動いて直るのです。
こんなことが分かっている人でないと
トコ・カイロプラクティック学院の
ベーシックセミナーの
入講試験に合格しませんので
先ほどのような質問をする人はいません。
日本の多くの医師は
「25週くらいで逆子だなんて
心配しなくていい。そのうち直る」
とおっしゃっているようです。
でも、私は
「11週でも、直す努力をしなければ、
直らない逆子もある」と主張しています。
それは、実際にあったからです。
妊娠11週で
キューリのような細長い子宮の中に
この写真のように
「気をつけ」の姿勢で
脚を伸ばしている子の写真を
見たことがあったからです。
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↑
この写真は上半身と下半身を合成したもので、
次の妊婦さんの胎児ではありません。
その方は、20週で死産となり
その死産後に私のサロンに来られました。
体を整えて、骨盤ケアに励んだ結果、
次の妊娠はとても順調で、
元気なお子さんを安産されました。
この経験から、
私は「妊娠9週までに!」
と主張するようになったのです。
なぜ9週かと言うと
9週になると腕や脚がはっきりしてきますが
まだ肘も膝も曲がっています。
10週、11週と成長し、脚は長くなり
その時に子宮の形が
キューリのように細長いと、
膝が伸びてしまうと考えられます。
ですから
胎児の姿勢が良くないと気付いたらすぐに、
四種混合体操やしっぽ探し体操をしましょう。
これを名付けて「キャンディー枕」
これを首に当てて
四種混合体操をすると、いっそう効果up!
中身は直径8cmの綿入りボール2個です。
百均ショップなどで売っているもの
↓
ハンカチに包んで輪ゴムで両側をしばると
「キャンディー枕」のでき上り。
それと、このような保冷剤が
冷凍庫に眠っていませんか?
表面が不職布のものは滑らず
使いやすくとても重宝します。
電子レンジで温めてから
「三陰交」というツボを温めると
体が温まり
子宮が柔らかくなりますので、お勧めです。
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ハンカチでくるみ、巻きつけます
36週を過ぎても逆子が直らず
帝王切開と決まっても、ギリギリまで
体操とホットパックで、頑張りましょう。
手術室に行く寸前に直った人もありますからね。
ぜひ妊娠出産の “お友” にしてくださいo(^-^)o
26週の健診の際に逆子になっていましたが、2日後には戻っていました。
膝をきちんと曲げて、まだ子宮に余裕があるんだー、と思いました。
元気に過ごしております
お風呂などで、イスを使わず、座る(和式トイレすわり)
などをやっていました。
今後も頑張ります!