魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

赤ちゃんにまかせる授乳法

2011-10-08 | 赤ちゃん・子ども

10/7 の「授乳姿勢」の記事の言葉足らずの部分を補足します。

小出久美さんから赤ちゃんにまかせる授乳法
についてのコメントが届きました。
全文は10/7の記事の一番下の右下の
「コメント」をクリックすると読めます。

> お産で疲れて、はじめての授乳で
> つまづいているお母さんの
> 気持ちを変えて、前向きになってもらうために、
> 悪くない方法だ、と思っています。

その通りで、私も悪い方法だとは
全く思いません。
ただ、ケアギバーに
「これで良し。飲めるようになった、一件落着」
と思ってもらいたくないのです。

私も「赤ちゃんにまかせる授乳法」に
よく似た授乳介助をしていたことがありました。
それは
病院で働いていた時、帝王切開の術後、
まだ座れないママには
ベッドをギャッジアップして
この方法と同じように授乳すると
割と上手く授乳できたと記憶しています。

その際、膝は少し折り曲げて膝下にはクッション
ウエストや首の後ろには
ロール状タオルなどを当てて
ママが安楽にこの姿勢を続けられるような
工夫をしていました。

日ごとに元気になったママが、
その日の自分に合った姿勢で授乳できるように、
考え、提案し、
援助するのが我々助産師の仕事だと思います。

産後のママの元気度は、実に様々。
今も鮮明に覚えているシーンがあります。

生まれて30分くらいの赤ちゃんを、私が抱いて
分娩台でまだ寝ているママのところに行ったとたん、
ママはさっと分娩台の上で正座になり
赤ちゃんを抱いたとたん
ニコニコと赤ちゃんに語りかけながら
実に美しい正座で、授乳されたのです。

このママは、有名ではないが
舞台女優さんでした。
「やっぱり身体を鍛えている人は違う!」と思いました。

授乳をするには、ママと赤ちゃんの視線が
合うように抱くことが、まずは基本。

これは私が3人目の孫を抱いている写真。
(生後1カ月、体重3100g)
抱いている私をしっかりと見つめているのが分かります。

生まれて1週間以内の子でも、
抱いている人が赤ちゃんに
舌を出す顔を見せると
真似して舌を出す子が、時々います。
赤ちゃんは実によく見ているんですね。

でも、赤ちゃんは目をつむっていても
唇やほほに触れた物の方に向いて、吸いつきます。
これを「乳探し反射=ルーティング レフレックス」
といいます。

ですから、10/7 の記事の2枚の写真の授乳も
赤ちゃんの頭をおっぱいに
押しつけて飲ませているのでもなければ

口の中におっぱいをねじ込んで
飲ませているわけでもありません。

赤ちゃんは ルーティング レフレックス で

吸いついたのです。
まさしく「赤ちゃんにまかせる授乳法」なのです。

クッションも何も使わなくても授乳できれば
いつでも、どこでも

友達とおしゃべりしながらでも
授乳できるので楽チンです。

私の第1子の出産の翌日の授乳

↓ 吸いつく前は目と目が合っていたのが分かりますね。

  私の姪の第一子の授乳(2か月半)  ↑

楽な母乳育児をするには
安産した人の方が有利。

はつらつマタニティライフを送るにも
安産するにも
楽チン育児をするにも
歳をとってからの人生を楽しむにも
健康な体ができている人の方が有利です。

そんな有利な体づくりのために
私は働いているのです。


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