先日、ある歯科医師から
この雑誌に掲載されている
特別寄稿「歯突起を…」を紹介していただき
カルチャーショック!
簡単に要約すると
「歯列矯正を希望する子どもの多くは
第2頸椎の歯突起が後傾or後屈していて姿勢も悪い」
ということ!
つまり、こうなっているのだと。図は『歯突起を…』より。
↓
歯列矯正や顎関節の不調で歯科医院に行くと
“セファロ”と呼ばれるX線写真をたいてい撮る。
↓
↑
この写真の歯突起は
とてもきれいに写っているのでわかりやすい。
(でも、歯突起は少し後屈? それに、ストレートネック)
私の第2頸椎の模型を横から見ると (かなり平ベったいが)
真上に飛び出ているのが歯突起 ↓
『プロメテウス解剖学アトラス』に
描かれているのを
わかりやすいよう左右反転した。
↓
これは反転前の『歯突起を…』の中に載っている絵。
↓
第2頸椎は別名“軸堆”。
医療者はC2と言うことが多い。
お坊さんが座っている姿に似ているので
火葬場で“のど仏”と呼ばれ
最も大切に拾われるのがこのお骨。
↑
この絵は『ネッター解剖学アトラス』から頂戴した。
この写真は私が愛用している第2頸椎の模型 ↓
この絵は第2頸椎~第1胸椎の絵で
歯突起の上にリング状の第1頸椎が乗り
その上に頭蓋骨が乗る。
↓
なので、歯突起が垂直の人は
頭は真っすぐに乗るので姿勢がいい。
↓
歯突起が後ろに傾いている人の
ごく自然な姿勢はこうなる。 ↑
真っすぐ前を見ようとすると
真ん中の姿勢にならざるを得ない。
私のセミナーを受けに来られる
歯科衛生士さん達から聞かれる声は
「どんなにお金と時間をかけて歯列矯正をしても
姿勢が悪いと、なかなかきれいな歯並びにならない」
「いくら姿勢を良くするよう声かけても
姿勢を正した後、すぐに悪くなる」などなど。
そりゃ~、歯突起が後傾している子に
「いい姿勢を!」と言ったって無理!
と、この論文を読むとよくわかる。
整体関係の仕事をされている方や
お子さんの姿勢や歯並びが気になる方で
もっと詳しく知りたい方は
ぜひ
「小児歯科臨床」2020年4月号を
買ってお読みください。
『歯突起を…』の論文によると
歯突起が後傾したり
途中から後屈しているのは
顎関節症の不調のために来院する子には
見られないとのこと。
これはどうしてなのか…?
歯突起が後傾・後屈するのはいつ?
についての私の推測や
後傾・後屈しないように育てるには
胎児期の姿勢が大切なこと
お勧めのケア法などを
書いていきたい。
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現在2歳ですが、出来れば矯正せずすむように色々勉強しています。お勧めのケア方法とても楽しみです!