maidoの”やたけた”(ブログ版)

ジジイの身辺雑記。今日も生きてまっせ!

Sailors Knife(Jack Knife)  

2021-05-25 19:25:25 | 支離滅裂-物曼荼羅

Royal Navy、英国海軍官給品。
水兵さんが常時持ち歩いている道具です。
商売柄手に入れたかった物の1つなんですが、中々巡り合えなかったんです。
香港の文武廟(香港上環荷李活道)近くの道端の屋台で見付けました。

錆と油でコテコテ、カシメは緩んで、スプリングも効かずガタガタ、無残な姿でしたが、”SHEFFIELD”らしい刻印が在りましてね。
店番のオッチャンは他の小奇麗なナイフをしきりに勧めますが、そいつは真っ赤かなイミテーション、ただでくれるというても要らん。
あまり汚い方に執着しているのを見せると疑いを招くので、ひそかにポケットの中で硬貨を選り分けて、「これだけしかない。」と見せて、何とか仕留めました。

新品は市販していないし、程度の良い放出品は滅多に無く、稀にあっても数千円もします。
2~3百円で手に入れてウッヒッヒとお手入れ。
私は鉄が好きで、それも仕事に使う実用品の刃物が好き。
ほら、生き返ったでしょ!


さすがに、刃とロープ加工に使うスパイクは確りしてます。上の画像でナイフの右端に写ってる台形の部分はドライバーやスクレッパーに使えます。
問題は缶切りらしき部分、根元の栓抜きはごく一般的な形で、先端部は缶切りでは無かろうかと思い、色々試したものの、使用方法が今一判りません。
まあ何時か判かるやろう・・・。

初出ではそう書いてましたが、その後Webで調べたらやっぱり缶切り、使い方も動画で出てたんですが、使い勝手が悪そうで、缶の切り口はガタガタでした。


英国官給品を示す Broad Arrow と、刃物で有名な SHEFFIELD の刻印があります。
メーカーは Lockwood Brothers。
検索を掛けると、Joseph Rodgers というメーカー刻印がある瓜二つのもありました、同じ仕様の物を何社かで作って納めていたのかもしれませんね。
2002/03/24 初出
2005/08/25 画像差し替え、追加、補足
2021/05/25 再録



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