一生の思い出～２日目編３ 【過去日記】

エッチの後は、少し余裕を持って起きて、二人を起こしたの。
でもねダーリンはともかくユウの起きが悪い悪い！ホント起きない！
起こしてチェックアウト後、駐車場の車の中でダーリンが言ったの。
『ユウ、ちょっと彼女に電話するから付き合って』
「おう」と言って二人で車の外へ・・・・・・アタシは一人。

なんで。
なんで。

なんで車内をアタシ一人にする？
なんでダーリン一人で電話できないの？「彼女」に。
最悪だよ。
車の中から電話をかけてるダーリンをボーっと見てるしかなかった。

何事もなかったかのように車に乗り込む二人。
でもアタシの心は切なさでいっぱい。せつなさみだれうち。
そんなアタシのコトなど露知らず、場所は横浜ランドマークタワーへ。
中に入るとまたしてもデジカメを廻すダーリン。
アタシとユウは腰を抱き合いながら歩いた。
どう？ダーリン。ヤキモチ妬く？なんて考えてる自分が可哀想。
真昼間からだったけど、展望台から景色を見たよ。それしか記憶にない。

そんでもって次は中華街！お昼だねー。
なに食べる？ドコで食べる？と試行錯誤。
結局店が決まらず、アタシが持ってきたガイドの中華街のページの一番最初にデカデカと載っている広東料理を食べに行くことになったよ。
アタシが「こんなに大きく載ってるんだからおいしいのに間違いない！ココにしよう！いいよね！？」なんて言ったのが運の尽き。
お店の前でメニューを見る。
ドレにする？ドレにする？またはじまった。
単品にするかコースにするか。
コースは５０００円～２００００円。
単品は高いヤツは北京ダックが１８０００円。
中華街＝北京ダックってカンジのアタシはこの１８０００円の北京ダックは絶対入れよう！と独りよがり。
でも結局一人１００００円のコースに決めたよ。アタシが。
１円も金払ってないのにね。
中に入ると高級チック。
奥の席に着いて辺りを見回すとみんなＶＩＰに見える。汗
コースを注文して料理が出てきたの。
前菜はサザエと何か。忘れた。
まずはフムフムってカンジで食べてったの。
次に・・・・忘れた。
覚えてるのはハタの何か。ウニとフカヒレのスープ。明太子みたいなやつの中華風ヤキソバ。北京ダック。あとチキンの揚げ物。パリっとしてた。
全体的に言うと・・・・口に合わなかった。
しかも量が多いから一口も食べないやつもあったし。
アタシはなんだか申し訳ないような気がしてきた。
コースを頼めば間違いないと思っていた。でも違った。
こんな高価な料理なのにほとんど手をつけないまま下げられていく皿。
どうせなら安いものを少しずつ頼んで、みんなで分け合って食べたほうがよかった。
料理も終盤になってきたころ、なんだかダーリンが怪しい行動を始めた。
テーブルに両肘をつき、両手で顔を押し上げ変顔をくりかえしてる。
ぶにーって頬を上げたり下げたり。
「ダーリン、何してんの？」ビックリして聞いてみた。
『ん～・・なんかね。頭が・・・』
「疲れたの？」
『ちょっと・・・』
そうだよね。仕事終わって横浜まで来て、あんま寝てないのにまた運転だもんね。そりゃ疲れるよね。
ちょっと申し訳なく思いながら料理を食べてたけど・・・・。
やっぱり様子がおかしい。
ダーリン、頭が痛いからそうやって顔に手を当ててる。変顔みたいなコトしてるけど誤魔化してるんだ。
「ちょっとトイレ行って来る」
そう言って席を立ったアタシは、近くにいたウエイトレスさんに声をかけた。
「すいませんが、頭痛薬をください」
ウエイトイレスさん、バファリンなら用意してくれるという。
しまった。
ダーリン、アレルギー持ちでバファリンはＮＧなんだよね。
アレを飲むと余計頭痛がするとか、目が腫れるとか言ってた。どうしよう。
でも背に腹は変えられないから、用意してもらうようにお願いしたよ。
そんでトイレに行くのにも迷子になりながら（店が大きくてトイレに行くのもエレベーターを使ったのよ・汗）も席に戻ってきたんだ。
『さっき何話してたの？』ダーリンが席につくなり聞いてきた。
「薬もらうように頼んできたんだよ。ダーリン、頭痛いよね？」
するとダーリン、少し驚いた顔して。
『ホント・・・・？ありがとう』って言ってくれた。
「でもね、バファリンなの。ソレしかなくて・・・」
『イイ、イイ。ごめんね、ありがとう』ダーリン喜んでくれた。
ほどなくしてバファリンと水がきたの。でもその時は飲まなかった気がする。
コースの最後、デザートの番が来たんだけど、メニューから選ぶようになってるんだ。
基本に杏仁豆腐がついて、他の一品を頼むんだ。アタシは抹茶のアイス、ダーリンはバニラ。ユウはマンゴープリンを頼んだよ。
ほどなくしてデザートが運ばれてきたよ。
３人でデザートをパクパク。するとダーリン
『まい、アーンして』なんて言って来てアタシに自分のアイスを食べさせてきたの。
おいおい。ユウの目の前でそんな・・・。
まぁお返しとばかり「ダーリンもアーン」なんて言ってアタシのアイスを食べさせて。
３人なのに２人の世界。ダーリンは無言でマンゴープリンを食べている。
ゴメンねユウ。汗
楽しかった（？）食事も終わり、会計を。
食事のレシートに印紙が貼られるのを不思議な気持ちで見てたよ。初めてだったから。汗
その後は中華街をプラついてみんなへのお土産を買ったり。途中でダーリンがアタシにチャイナ服を買ってあげると言い出し『チャイナ服プレイしよう』なんて言い出す始末。もちろん買わなかったよ。
アタシ的にはその隣にあった青龍刀のがほしかったな。笑
ずっとデジカメを廻し続けてるけど、アタシだってデジカメ持ってきた。ビデオは取れないけど少しは動画も撮れるんだよね。
でね、中華街の門の所で写真を撮ろうってコトになったの。
もちろんアタシも写りたいけど、一人じゃイヤってことで。
ダーリンとアタシで、撮ったかなー写真。覚えてない。
ユウとは一緒に撮った。こういう時に必ずユウはアタシの腰や肩を抱く。キモイ。
旅行中、密かに手をつなごうねって言ってたダーリン。
アタシはすごく嬉しかった。けど。
実際は手なんてつながなかった。
ユウが見てないスキに手をつなごうとダーリンの手をとったけど、すぐに離しちゃって。
アタシと手をつなぎたくないの？って結構ショックだったのを覚えてる。

こんなカンジだったかなー。

つづく