サラサラヘアーのイケメンテツさん。
その評判はすこぶる悪い。
し・か・し
テツさんの周りにはよく人がくる。
これはいったいどういうことだ?
部下からの評判も、アタシの所属する会社からの評判もけして良くないのに、どうして業者やテツさんの会社の人たちは寄ってくるのだろうか。
そして何より、アタシ自身がテツさんを悪く思っていない。
むしろイイ人である。本当に。
アタシはテツさんがナオさんを追い詰め休職 . . . 本文を読む
アタシは小さな事務所で仕事をしているのだが、いつもテツさんと2人きりだ。
たまにキムさんも来るけれども、すぐに現場に出てしまう。
それでも最初はキムさんと2人で仕事をしていたので、ヒマな時に世間話などをしていた。
『ナオさんってどうして休んでるんですか?』アタシはなんとなく聞いた。
するとキムさんは少し難しそうな顔をして、タバコを燻らせながら呟いた。
「テツがなぁ・・・」
おっ。新展開。
『テツさ . . . 本文を読む
新しい制服をもらわないまま、アタシは入社した。
とりあえずアタシは役員の人たちに紹介をされ、それぞれの志を聞かされた。
前歯のない不潔なオッサンはホワイトボードにアタシと一緒に仕事をする人の名前をズラズラを書いていった。
そこでメインの二人の名前を言われ、さらに一人の名前をペンでグルリと囲った。
「あのね、この男にね。注意する。コイツね、ハッキリ言ってね、性格悪いから」
囲んだラインをペンでコツコ . . . 本文を読む
眠い。眠いぞおおおおおおおおおおおおおおおおお
今のmaiの睡魔の強さは世界一ィィィィィィィィィィィィィィ!
URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!! . . . 本文を読む
あらすじ
2月の暖かい日、面接を受けたアタシは、本命の会社より前にこっちが合格したらどうやって断ろう・・・そんな無意味なことを考えていた・・・
面接の翌日朝8時、携帯電話が鳴った。
海沿いの会社からだった。
「えーと、合格です。採用」
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決まってしまった。
面接翌日に採用決定。どんな会社だよ。
どどどどうしよう。
とまどいながらも『ありが . . . 本文を読む