お父さんのこと。

ありがたい事に このブログを見てくださっている方も多く
できるだけ楽しい内容を書こうと続けていますが

今日は どうしても残したい想いがあるので
書かせてもらいます。

今日 無事に私の父の四十九日法要が終わりました。

父は 亡くなるまでの2ヶ月半は入院していて
母が毎日 ずっと一緒にいました。
意識もはっきりしない状態の父に
母は たくさんたくさん話しかけていたそうです。

その中でよく話した事が「泰山木」のお花のこと。


「お父さん。泰山木やっぱり咲かんのよ。
もう切ってしまおうか…」

泰山木は 洋名「マグノリア」です。

それが ここ数年ずっと咲かないそうで 母は病室でその話を本当に何回もしたそうです。


そして父が亡くなり 泰山木の事もすっかり気にしなくなっていた頃
ふと見ると 真っ白なお花がひとつだけ開いていたそうです。

母は びっくりして すぐに切って父に供えたと。

それが たぶん父が亡くなって2週間後くらいだと思います。

ずっと何年も 蕾もつけず 咲くこともなかったお花。

父が咲かせてくれたんだと私達は思いました。


そして今日 四十九日法要で実家に行くと
また真っ白なお花がお供えしてありました。

母が
「昨日 蕾を見つけてびっくりしたんよ！
でも蕾が硬いし 明日にはまだ咲かないかなぁと思ってたら 今朝 満開に開いてたんよ！！」と。





これは偶然だとは思えません。

不思議なことって あるんだなぁって…。

そして 花言葉を調べてみると
「前途洋洋」「威厳」


お父さん。ありがとう。