縄ない

いよいよ始まった山笠。
１年ぶりに会う方もおられ、祭りの興奮は徐々に上がってきました。
ところで、本日の寄りの最大の目的は、縄ない。
僕たち山を担ぐ（本来「かく」と言います）者達の命綱の製作です。
命綱といっても、単なるそれではなく、かく時に力を入れやすく、リズムも取りやすくする大事な「縄」なんです。
麦（だったと思います…）で出来た縄を適当な長さにし、折り返し、手のひらでねじりながら編んでいく。
それが出来上がると、もう一本の縄をねじ込んでゆく。
かき手達は、命がかかっているこの縄を、真剣に「なう」
毎年この時期は暑く、汗だくで行うのが通常なんですが、本日は若干肌寒く、汗かくこともなく程よい緊張感の中行われました。
そして恒例なのが、大先輩からの叱咤！
「つまらん」「やんなおせ」「なんしに来たとや！」これは当たり前。言われて当然の事なんですが…
若い入りたての頃は、「なんでこんなに怒られるのか？」と悩む毎日でした。
それが、非常にありがたく思えるようになったのは、年のせいでしょうか？
来週も縄ない、勉強会のため、休業いたします。ｍ(_ _)ｍ