goo blog サービス終了のお知らせ 

まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「花」 (# 34)

2011-05-16 21:32:45 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
皆さま、お今晩は~。
まかろんのお茶会にようこそ!😄

最近ぐっと日が長くなってきましたねぇ。
夜6時過ぎても明るいです!
だんだん店主の大好きな夏☀️が近づいてきています♪
皆さまの好きな季節はいつですか?

GWだなんだ、と騒いでいたら、5月ももう半ば🌿です。
今月はもう半分しかないわけで、
元気な方は張り切って、
ちょっとお疲れな方は新緑とこの皐月の空気のパワーで、
今月をこなしていきましょうね。

シェフまかろん👩‍🍳も頑張って新作に励んでおります。
今週末の開店日にはその内の一つをご披露できたらいいな、と
思っております。

なので、週明けの本日は旧作から一つ。
まだモドキが短かった時期のマイお気に入りです。


頑張るあなたと、
頑張りたいあなたに。



2010年7月15日ついったー投稿 <修正> 「花」

花が風にそよぐように君が笑う
 
君をバラと呼ぼう
 
ユリと呼ぼう
 
スミレと呼ぼう
 
笑って どうか笑って
 
君が僕のそばで笑ってくれさえすれば
 
また頑張れるような気がするんだ



人気ブログランキング ← 君をカーネーションと呼ぼう ・・・ってそれ、どんな人。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「夏の夜に」 (# 33)

2011-05-12 21:55:23 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
今晩は~。
GWが終わったと思ったら連日雨ですが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さてさて、本日は久しぶりの旧作です。
少し時期外れですが、このところヘビーな新作続きだったので、
週末を控えた今日は、
穏やかなモドキをお送りいたします。

お疲れ様のあなたに、
柔らかな夜が訪れますように。


2010年7月15日ついったー投稿 「夏の夜に」

暗闇の中 遠くに聞こえる電車の音
 
我が思いを乗せてゆけ
 
星屑を撒き散らし 子狐座と踊り回り
 
アンタレスの灯の下 星の雫で乾杯する
 
子守歌のように電車は行く
 
ガタンゴトンと



人気ブログランキング ← 花のベッドで安らかにお眠りなさい。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ばら色の雲」 (# 32)

2011-05-09 22:38:38 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~。

GWも終わりましたねぇ。
仕事始めの今日、皆さまはいかがお過ごしでしたか。
休み明け早々クレームの電話にかかり切り、なんて事はなかったことを祈ります。

ついこの間まで出始め、という感じだった緑も、すっかり旺盛な勢いを見せています。
4月の新しいスタート、という気分も落ち着き、やっと本腰入れて何かを始められる、
そんな時期ではないでしょうか。

でも、「始める」ものが何もない、見つけられない、そういう悩みに苦しむ方も
この現代社会には多いように感じます。

他人の要求に応えて何とか生きてはいるけれど、生きてる「充実感」がどこにもない。

自分の人生を築こうと何かしようにも、何も見つけられない。

そんなあなたに、この詩を捧げます。

あなたが、ご自分の感性を取り戻せるように。

「やらなきゃいけないこと」に覆い隠されてしまった、世界でたった一つの、
あなたの感性、あなたの「正しさ」、あなたの歩む道。

どうかあなただけの「ばら色の雲」が降りてくることを願っています。


2011年5月9日 ブログ直接投稿 「ばら色の雲」

春の夕暮れ 薄まる青空
ばら色の雲 ゆったり広がる

ばら色の人生って言うけれど
ばらの色ってどんな色
白に黄色にピンクに赤
濃淡 形もバラバラで
人が思うばら色だって
きっとそれぞれ微妙に違うはず

だけどこの時この瞬間
この夕焼け空に広がるこの色が
僕のばら色なんだと
薄れゆく青空に
にじんで溶けそな
花色の雲の下 僕は思う



人気ブログランキング ← カーネーション色の人生、ってどんなものかな?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新作~「ルーシーという女の子」 最終回

2011-05-05 21:48:01 | 物語詩 短編 2011/2012
お今晩は~。

GWも中盤です。
皆さま、3連休の最後の今日はいかがお過ごしでしたか?

こどもの日の今日、というか、
店主にとっては柏餅の日ですが(みそあん好きっ)、
一昨日・昨日、と続けてきました「ルーシーという女の子」、最終回です。

童話テイストと銘打った本作、店主も童話が大好きです。
最近読んだのは「どうぞのいす」。
何気に手に取ったんですが(医者の待合室にあったので)、
意外にはまってびっくりしました。

そんな名手たちの作品を思うと、上手くできたか分かりませんが・・・
かつてこどもで、ホントは今なお少年少女の皆さまに、
心を込めてお送りいたします。


2011年5月3・4・5日 ブログ直接投稿 「ルーシーという女の子」最終回

  つやつや赤いりんごとナイフ
  ルーシーの手に握らせて
  老婆 よいせと立ち上がる
  最後に にこっと笑いかけ
  よろめきよろめき去っていく

<つづき>

ルーシーりんごを切ろうとしたが
もう手に力入らない
それでも最後にもらった笑顔
食べてくれと言ったから
りんごに口寄せ 歯を立ててみる

唇湿すわずかな甘み
緑の香りが懐かしい
少し体に力が入って

さくっと鳴る音
はじける芳香
溢れる甘露 身を満たす
しゃくしゃくしゃくと楽しげな音

見上げた空は木々は道は
光に満ちて
広く大きく ルーシーの前に
広がっていた

思わず ありがとうと言ったとき
ルーシーの中
世界への優しさ(Kindness)満ちて
そしてルーシーは
幸運(Lucky)になった

それからルーシー立ち上がり
野風のように軽やかに
野に咲く花のようにしっかりと
目の前に広がる道を歩いていった

そうしてルーシーは
幸運な女の子として
いつまでも 幸せに過ごしましたとさ

お終い


人気ブログランキング ← さあ、優しさで心を満たしてみよう。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新作~「ルーシーという女の子」 その2

2011-05-04 21:51:23 | 物語詩 短編 2011/2012
今晩は~。

3連休2日目です。
今日お休みだった方も、そうでない方も、楽しい日が過ごせましたか?

一日楽しく過ごして (お仕事だった方にはごめんなさい!)
ワクワクしたら、
その後は休息の時間です。

ハーブティを淹れましたから・・・
本日の詩モドキと一緒にごゆっくりお過ごし下さい。


さあ、病気になったルーシーはどうなったんでしょう?


2011年5月3・4・5日 ブログ直接投稿 「ルーシーという女の子」2日目

  ある日ルーシー病気になった
  王様騎士はとうにいない
  知識もナイフも役立たない
  からっぽの王国 風吹き抜ける

<つづき>

ルーシー自分の王国捨てて
独りぼっちで ふるさと帰る
両親とっくにお空の彼方
兄弟姉妹(kin)はそねみ顔
俺たち見捨てて勝手に出てった
今度は俺たち見捨てる番

ルーシー病んだ体を引きずって
ふるさとを出て倒れ伏す
もうわたしには何もない
知識もナイフも役立たない
兄弟姉妹も目の敵
やっぱりわたしは不運な子

そのとき老婆がやってきて
もしもしそこのお嬢ちゃん
持ってるナイフ貸しとくれ
この朝採れたて美味しいりんご
長い道のり 腰は痛い
市場に行く前 ちょっくらと
この木陰でひとかじり
歯の悪いあたしにゃ ナイフ要る

ルーシー震える手でナイフ取り
好きにしなさいと あごしゃくる

さくっと鳴る音
ただよう香り
しゃくしゃくしゃくと軽い音
老婆 水筒きゅぽっと取り出し
飲んだり食べたり 忙しげ

しばらくごそごそ音がして
ありがと 嬢ちゃん
助かった
お礼にりんご食べとくれ
つやつや赤いりんごとナイフ
ルーシーの手に握らせて
老婆 よいせと立ち上がる
最後に にこっと笑いかけ
よろめきよろめき去っていく

<つづく>
ルーシーはこのまま死んでしまうのか?
請う明日ご期待!



人気ブログランキング ← これがルーシーへの手向けの花となるのだろうか・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする