続きです。
2014年6月10日~ブログ直接投稿 「妖精の結婚式」 その40
もうやだと 虫を見つけた木に頭をつけた
小さな緑の実が いっぱい下がっていた
これも 食べられるんだろうか
カエル君はきっと 喜んでくれるに違いない
だけど・・・と 幹に手をあて目をつぶった
<つづき>
雨がぱらりと 降ってきた
みるみる小道が 濡れていく
湿ったほこりの匂いが 立ち込めた
茂った木の葉の間から 雨粒が
ぱたりぱたりと さやかさんを打った
まだ日の匂いする雨を眺めた
今は何時だろうと さやかさんは思った
汗で濡れるので 時計は外してた
帰りたいと さやかさんは思った
でも今帰っても 中途半端な仕事が気になるはず
安全静かな自分の部屋で 居心地悪い思いを
している自分を 思い浮かべた
カエル君は 一人できっと困るだろう
妖精たちを前に 仕上がってない会場で
おたおた 縮こまるのだろう
もうちょっとだけ 頑張ろう
さやかさんは そう思った
でも今はちょっと 力が出ない
さやかさんはよたよた 家の軒下に向かった
座り込んで水を飲み 雨の音に耳傾けた
・・がくん!と 衝撃ではっとした
かすんだ頭で 辺りを見る
鈍い光の中 雨が静かに降っていた
しまったと さやかさんは思った
ちょっと休もうと 壁によりかかって・・
何時だろうと 荷物から時計を出した
夕方の6時半ごろだった
あーもう!と さやかさんは自分をののしった
立ち上がろうとしたけど
身体が 変にだるかった
<つづく>

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2014年6月10日~ブログ直接投稿 「妖精の結婚式」 その40
もうやだと 虫を見つけた木に頭をつけた
小さな緑の実が いっぱい下がっていた
これも 食べられるんだろうか
カエル君はきっと 喜んでくれるに違いない
だけど・・・と 幹に手をあて目をつぶった
<つづき>
雨がぱらりと 降ってきた
みるみる小道が 濡れていく
湿ったほこりの匂いが 立ち込めた
茂った木の葉の間から 雨粒が
ぱたりぱたりと さやかさんを打った
まだ日の匂いする雨を眺めた
今は何時だろうと さやかさんは思った
汗で濡れるので 時計は外してた
帰りたいと さやかさんは思った
でも今帰っても 中途半端な仕事が気になるはず
安全静かな自分の部屋で 居心地悪い思いを
している自分を 思い浮かべた
カエル君は 一人できっと困るだろう
妖精たちを前に 仕上がってない会場で
おたおた 縮こまるのだろう
もうちょっとだけ 頑張ろう
さやかさんは そう思った
でも今はちょっと 力が出ない
さやかさんはよたよた 家の軒下に向かった
座り込んで水を飲み 雨の音に耳傾けた
・・がくん!と 衝撃ではっとした
かすんだ頭で 辺りを見る
鈍い光の中 雨が静かに降っていた
しまったと さやかさんは思った
ちょっと休もうと 壁によりかかって・・
何時だろうと 荷物から時計を出した
夕方の6時半ごろだった
あーもう!と さやかさんは自分をののしった
立ち上がろうとしたけど
身体が 変にだるかった
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