あー、お盆(コミケ)終わりましたねぇ。
皆さまにとって、実り多い週末であったことを願ってます。
まかろんは、
・・・半死半生・減った貯金 VS 部屋の隅に山と積まれた戦利品(要片付け)
はて、この勝負どっちが優勢なんでしょう。
当茶菓子の続きもなかなか進まないし・・・
でも、大勢の人の純粋な創作意欲に元気をもらいましたので、
やっぱり行って良かった、と思います。
では、続きでーす。
2014年6月10日~ブログ直接投稿 「妖精の結婚式」 その145
妖精の髪は 再び蒼く染まり
小さくなった背に 緑の羽がはためいた
褐色の存在が 光の向こうで声を上げた
・・ゥ・・シュク!
蒼い妖精は 焦げた肉塊に飛び込んだ
<つづき>
水気で満ちているはずの 生身の身体は
どこもかしこも 炎で焼き尽くされていた
蒼い妖精は 焼け野原の大地に立っていた
どこまでも乾き ひび割れ
生命の欠片も そこにはなかった
薄ぼんやりとした紅色が 空を覆っていた
熱の名残を含んだ 生ぬるい風が
足元を 小さく揺らした
焦げたイバラの欠片が 転がった
蒼い妖精が触れると 砕けて地に散った
妖精は 乾いた大地にひざまずいた
両手を地に伸ばし 水気を探る
けど どこまで意識を伸ばしても
打ち砕かれた地層が 広がるばかり
どうして・・ と妖精はつぶやいた
そんなに貴女は 自分が憎かったの?
欠片も残さず 焼き尽くしたいほど?
貴女はあんなに 水の気にあふれてた
止めろと言っても なお与えようとした
そう思ったところで 妖精は思い出した
私の中・・と妖精は胸に手を当てた
貴女の水の気が あるわ
妖精は手を 再び大地に当てた
一瞬それで良いか ためらう
庭の護りは仲間は どうなっちゃうの?
大丈夫と 妖精は自分に言った
あのお二人が 何とかなさるはず
申し訳ありません 王よ・・・
妖精は いずこかへ祈りをささげた
私は この人間を助けたいのです・・
<つづく>

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※変更:2016年1月10日
妖精は 乾いた大地にひざまづいた → 妖精は 乾いた大地にひざまずいた
皆さまにとって、実り多い週末であったことを願ってます。
まかろんは、
・・・半死半生・減った貯金 VS 部屋の隅に山と積まれた戦利品(要片付け)
はて、この勝負どっちが優勢なんでしょう。
当茶菓子の続きもなかなか進まないし・・・
でも、大勢の人の純粋な創作意欲に元気をもらいましたので、
やっぱり行って良かった、と思います。
では、続きでーす。
2014年6月10日~ブログ直接投稿 「妖精の結婚式」 その145
妖精の髪は 再び蒼く染まり
小さくなった背に 緑の羽がはためいた
褐色の存在が 光の向こうで声を上げた
・・ゥ・・シュク!
蒼い妖精は 焦げた肉塊に飛び込んだ
<つづき>
水気で満ちているはずの 生身の身体は
どこもかしこも 炎で焼き尽くされていた
蒼い妖精は 焼け野原の大地に立っていた
どこまでも乾き ひび割れ
生命の欠片も そこにはなかった
薄ぼんやりとした紅色が 空を覆っていた
熱の名残を含んだ 生ぬるい風が
足元を 小さく揺らした
焦げたイバラの欠片が 転がった
蒼い妖精が触れると 砕けて地に散った
妖精は 乾いた大地にひざまずいた
両手を地に伸ばし 水気を探る
けど どこまで意識を伸ばしても
打ち砕かれた地層が 広がるばかり
どうして・・ と妖精はつぶやいた
そんなに貴女は 自分が憎かったの?
欠片も残さず 焼き尽くしたいほど?
貴女はあんなに 水の気にあふれてた
止めろと言っても なお与えようとした
そう思ったところで 妖精は思い出した
私の中・・と妖精は胸に手を当てた
貴女の水の気が あるわ
妖精は手を 再び大地に当てた
一瞬それで良いか ためらう
庭の護りは仲間は どうなっちゃうの?
大丈夫と 妖精は自分に言った
あのお二人が 何とかなさるはず
申し訳ありません 王よ・・・
妖精は いずこかへ祈りをささげた
私は この人間を助けたいのです・・
<つづく>

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