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まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
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新作 ~ 「妖精の結婚式」 その89

2014-07-21 21:42:02 | 未完「妖精の結婚式」 2014梅雨
いやあ、ふと気がつくと夏至から1ヶ月過ぎてるじゃありませんか。
しかもそろそろ関東でも梅雨明けだそうで。

いったい、いつまで梅雨の話を書いてるんでしょう。

実はまだ、書き終わってません。未だ毎日コツコツ、書いてる最中です。

夏の詩も作るつもりだったんですが、今年は無理っぽいですね。

「夏」というお題で、自分がナニ思いつくか、試してみたかったですが・・・

そんな調子ですが、良かったらもう少しお付き合いください。

では、続きでーす。


2014年6月10日~ブログ直接投稿 「妖精の結婚式」 その89

  紅カエルが また練習を始めた
  さやかさんは そろそろと立ち上がった
  何か言ってあげたかったけど
  何を言うのも 違う気がした
  また後でねと 心でつぶやき歩き出した

<つづき>

余計なことしちゃったなと
さやかさんは とぼとぼ歩いた
いつもの軒下に 荷物をおく
草木の元気づけ 頼まれたのは
それだけだったのに

用具入れから はさみを取りだす
長靴手袋ゴミ袋 あれこれ準備
ホントは園芸だって ろくに知らない
あたし 何でここにいるんだろ
うつうつ 倒れた花の所へ向かった

よぉーいやせー と声が聴こえた
おおーい しっかり持てよ
行くぞーそれっ
何だ?とさやかさんは 見回した
槍のような花が ゆらゆら揺れていた

小柄なカエルが 花の茎に登ってた
雨呼ビ君? 何してんの?
さやかさんは カエルの下に
手を差し出しながら 声をかけた
ああどうも と雨呼ビは上ずった声で応えた

風で花が曲がって・・支えの棒を・・
雨呼ビは話しながら 手を宙に伸ばした
見ると 下でヒキガエルが細い木の枝を
地面に立てて 見上げてた
くそ あとちょっと・・

え?なに これ?
さやかさんは 枝をつまんで
雨呼ビに 近づけてやった
カエルは足で茎につかまりながら
しっかり 枝を抱き抱えた


<つづく>



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