というわけで、なかなか激動な日曜でしたけど、
どうぞ皆さま、良い一週間のスタートを切れますように。
続きでーす。
2014年3月21日~ブログ直接投稿 「乱櫻鬼譚 ~ カミ咲けるヒト」その20
ケーキの箱を 袋に入れながら
なんか隣の人がさ とナヲキさんはぼやいた
・・・で 隣に行ってこないと
いけないんだけど とナヲキさんは
説明をして ため息をついた
<つづき>
俺 いま新作作るんで忙しいのに
言った瞬間 薄らいでた焦りが
ナヲキさんに 伸しかかってきた
新作? と女性がきょとんと聞いた
なんかコンクールとか あったっけ?
いや そうじゃないんだけど
ナヲキさんは 厨房をちらっと見た
桜をね・・・ 桜をケーキにしたくて
ああ桜ね と女性はふんわり笑った
いいねー 桜のケーキかぁ
そうだよ桜だよ とナヲキさんは言った
桜が始まる前に 仕上げなきゃ
終わった後に のこのこ出せないし
それに俺は とナヲキさんは壁をにらんだ
とにかく これを創り上げたいんだ
気持ちは分かるけど・・・
と女性は 困ったような顔で言った
そんな気を 張りつめてたら
できるものだって できないよ
とりあえず と女性はにこっとした
ここの 店番しといたげるから
お隣 行ってきたら?
ね?と なだめるように言う女性が
今のナヲキさんには ぬるく思えた
何も 分かっちゃいない
けど そんな言葉を
この女性には 言いたくなかった
ぐっと こぶしを握りしめる
ほんと やんなるよ
言葉が ぽろっと口からこぼれた
<つづく>
人気ブログランキング ※本作品の内容・名称は全て個人の創作・フィクションであり、 実在の個人・法人・企業等とは、全く一切関係ありません。
どうぞ皆さま、良い一週間のスタートを切れますように。
続きでーす。
2014年3月21日~ブログ直接投稿 「乱櫻鬼譚 ~ カミ咲けるヒト」その20
ケーキの箱を 袋に入れながら
なんか隣の人がさ とナヲキさんはぼやいた
・・・で 隣に行ってこないと
いけないんだけど とナヲキさんは
説明をして ため息をついた
<つづき>
俺 いま新作作るんで忙しいのに
言った瞬間 薄らいでた焦りが
ナヲキさんに 伸しかかってきた
新作? と女性がきょとんと聞いた
なんかコンクールとか あったっけ?
いや そうじゃないんだけど
ナヲキさんは 厨房をちらっと見た
桜をね・・・ 桜をケーキにしたくて
ああ桜ね と女性はふんわり笑った
いいねー 桜のケーキかぁ
そうだよ桜だよ とナヲキさんは言った
桜が始まる前に 仕上げなきゃ
終わった後に のこのこ出せないし
それに俺は とナヲキさんは壁をにらんだ
とにかく これを創り上げたいんだ
気持ちは分かるけど・・・
と女性は 困ったような顔で言った
そんな気を 張りつめてたら
できるものだって できないよ
とりあえず と女性はにこっとした
ここの 店番しといたげるから
お隣 行ってきたら?
ね?と なだめるように言う女性が
今のナヲキさんには ぬるく思えた
何も 分かっちゃいない
けど そんな言葉を
この女性には 言いたくなかった
ぐっと こぶしを握りしめる
ほんと やんなるよ
言葉が ぽろっと口からこぼれた
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