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まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「遠い子守唄」 (# 43)

2011-06-13 21:27:27 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~。

梅雨時とあって、やはりすっきりしない天気が続きますが、
皆さま、この週明けをいかがお過ごしでしょうか。


本日は久しぶりの旧作です。

人間何十年か生きておりますと、誰しも心の傷の一つや二つ、
十個や二十個は持ち合わせているもので。
過去に負った、そういう傷を未だ抱え込んだまま、
何とか社会人としての生活を成り立たせている、
そんな方も多いのではないでしょうか。

許せない誰か、許せない過去への怒り・悲しみを抱えて
今日も生きているあなたへ。

その過去がいつか、笑って振り返られるものになりますように。

「いま」が素敵過ぎて、振り返る暇もないくらいになりますように。


2010年7月17日ついったー投稿 <加筆> 「遠い子守唄」

貴方は私を愛しているのね 
今はそれを少し信じられる 
貴方が変わったの それとも 
私が貴方の愛を見逃していただけなの 
貴方が変わったんだと信じたい 
私が間違っていたのじゃないと

ずっとずっと貴方を憎んでいた 
全ての苦しみの源だと 
私が貴方を憎んでいたあの長い間 
貴方も苦しんでいたのだと 
思うべきなのかしら

さようなら 
貴方の愛をもう他に求めない
貴方への憎しみは 
貴方にだけとっといてあげる 
いつか 誰か 愛せるかもしれない
貴方の影を見ることなしに

それまでは 
聴いているわね 耳をすまして 
闇の中 遠くかすかに響く唄を 
私が幼子だった頃 
貴方が歌ったかもしれない子守唄を
息を殺して 
貴方を想って


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※変更:2017年3月23日
私が幼子の頃 → 私が幼子だった頃

コメント (4)
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