「桜と菜の花」 （# 25）

おこんばんは～。
毎度おなじみ（になってしまった）臨時営業お茶会の時間です～。
皆さま、週の半ばですが、いかがお過ごしですか。

こちらではだいぶ暖かくなり、花が終わった近所の梅は
近頃ぐんぐんと緑を増してきています。
その一方で桜の花びらは樹ではなく、道を染めるようになってきていますね。

桜が去ろうとしています。

桜前線は昨日１２日に仙台に届いたとかで、
あちらの皆さんの心が少しでも、勇気づけられれば良いと思います。


さてさて、桜が去ろうとしているので、
急いで今年度桜の詩モドキの最後をお届け致します。

お口に合えば幸いです。

過ぎ行く一つの季節のお味をお楽しみ下さい。


2011年4月13日　ブログ直接投稿　「桜と菜の花」

ざっと春風舞い起こる
桜の花びら　気ぜわしく
菜の花の上　降りかかる
菜の花　あわてて身をよじり
ちょうちょも　ばたばた飛び回る

横を通るは　新学期迎えた学生たち
おそろい紺の制服に　若い心を抑し込めて
選択科目なんにした？
俺　美術
なんだ俺と同じかよ
声高らかに笑いあい
花も蝶も知らぬとばかり
仲間内の中去ってゆく

春の光を跳ね返す
切り付けるような紺　春風の向こう

菜の花ゆらゆら　静かなざわめき
ちょうちょひらひら　花の中



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