まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「桜の道」 (# 21)

2011-04-07 22:08:19 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども!
今晩は、まかろんです。

今日は気象庁が東京の桜の満開宣言をしたそうで、
確かに街で見かけるほとんどの桜が満開に近い状態でした。

気が早い桜になると、もう散り始めていて・・・。

桜は一瞬一瞬違う美を見せつけるので、気が抜けませんね。

週末までもう一日ありますが、
どうぞ皆さまもこの春の祭典をお楽しみ下さい。


本日のお茶、サクラティーと一緒に。
桜のある情景のこんなひとコマ、どうぞお楽しみ下さい。


2011年4月7日 ブログ直接投稿 「桜の道」

色めき始めた樹木の陰で
ひっそり佇む 小さな公園
古びた門をそっと開け
続くは曲がりくねった小道
道を彩る桜の並木が
柔らかな空 包み込む
春いっぱいに 広がる薄桃
世界は優しい夢幻に溶けて
この道どこへ続くだろう

桜の道を通り抜け
思い出辿る あの刻この刻
小さな子供が手を振って
希望に燃えた若者が
振り向き明るい笑顔を浮かべる
それを見つめる疲れた自分と
微笑みを浮かべる遠い誰か
過去も未来も一つになって
薄桃の空にほどけてく

桜の道を通り抜け
この道 どこへ続くだろう
今を盛りと咲き誇る 桜の木の下
どこへも行けず立ち尽くす
小さな自分の丸めた背中をそっと押し
薄桃光る どこかへ向かって
肩組み 笑いながら
一緒に
歩いてゆく


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※変更:2017年4月30日
道を彩る桜の並木 → 道を彩る桜の並木が
広がる薄桃 → 春いっぱいに 広がる薄桃
コメント
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