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まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

新作 ~ 「妖精の結婚式」 その91

2014-07-22 21:33:42 | 未完「妖精の結婚式」 2014梅雨
続きでーす。


2014年6月10日~ブログ直接投稿 「妖精の結婚式」 その91

  じゃきん!と ツタが切れた
  黒い虫が ふよふよ触角を揺らしていた
  思わず後ずさって 他の花を踏む
  痛イ と花から声がした
  ちぎれた葉を取って ごめんねと言った

<つづき>

虫は 恐れ気もなく
とととと 棒を降りて行った
あっ逃げちゃう・・っていうか
えっこれ つか捕まええっと・・?
大丈夫ですよ と雨呼ビが言った

青花さまが お諭しくださって
と雨呼ビも 棒をそろそろ降り始めた
式まで 協力してくれる事になったんです
かなりあちこち 片付きましたよ
そ・・そう とさやかさんは言った

でも彼らに 棒を立てるとか
ツタを結ぶとかは 無理なので
僕らも昨日から 大忙しで
と棒の半ばで 雨呼ビは笑った
来て下さって ありがとうございます

さやかさんは 立てられた棒を見た
棒といっても 折りとった枯枝
枝分れも葉も そのままで
ツタも 葉がぞろぞろ付いたまま
花の助けだか邪魔だか 微妙な様子

支えつけるの もう終わり?
とさやかさんは 聞いた
まだあるなら あたしやるけど
ああ是非! と雨呼ビは言って
ご案内します とさやかさんの手に乗った

あーその前に とさやかさんは
ツタや棒に付いた 葉を指した
これ も少し綺麗にして良い?
カエルは 目をぱちくりさせた
ええもちろん ご自由に


<つづく>



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※変更:2016年1月9日
ツタや棒に付いた 葉をさした → ~ 葉を指した
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新作 ~ 「妖精の結婚式」 その90

2014-07-21 21:51:53 | 未完「妖精の結婚式」 2014梅雨
続きでーす。


2014年6月10日~ブログ直接投稿 「妖精の結婚式」 その90

  え?なに これ?
  さやかさんは 枝をつまんで
  雨呼ビに 近づけてやった
  カエルは足で茎につかまりながら
  しっかり 枝を抱き抱えた

<つづき>

ありがとうございます
雨呼ビは 息を弾ませながら言った
木ノ皮! 下は大丈夫か?
あー今のでちょっと 緩まりました
すンません とヒキガエルが答えた

えーとこれ? とさやかさんは
枝を地面に 差しこみ直そうとしてる
ヒキガエルを 手伝った
どうも と木ノ皮はぼそっと言った
よしじゃあツタを・・! と雨呼ビが叫んだ

木ノ皮は 傍に置いてたツタを
ずるずる引っ張り 上に投げた
だけど 雨呼ビは両手に枝を抱えてる
受け取り損ねて 枝と茎にしがみついた
ちょ・・ちょっと とさやかさんは言った

さやかさんは 地面に落ちたツタをつまんだ
これ? これここに結べばいいの?
あ・・ええ と雨呼ビは言った
もうちょっと下です・・ええその辺で
花を傷めないよう お願いしますね

さやかさんは ツタで花を棒にくくりつけた
えーと これ切らないとね・・・
さやかさんは ツタの余りを切ろうと
ポケットから はさみを取りだそうとした
しゅるると 何かが棒を駆けあがった

じゃきん!と ツタが切れた
黒い虫が ふよふよ触角を揺らしていた
思わず後ずさって 他の花を踏む
痛イ と花から声がした
ちぎれた葉を取って ごめんねと言った


<つづく>



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新作 ~ 「妖精の結婚式」 その89

2014-07-21 21:42:02 | 未完「妖精の結婚式」 2014梅雨
いやあ、ふと気がつくと夏至から1ヶ月過ぎてるじゃありませんか。
しかもそろそろ関東でも梅雨明けだそうで。

いったい、いつまで梅雨の話を書いてるんでしょう。

実はまだ、書き終わってません。未だ毎日コツコツ、書いてる最中です。

夏の詩も作るつもりだったんですが、今年は無理っぽいですね。

「夏」というお題で、自分がナニ思いつくか、試してみたかったですが・・・

そんな調子ですが、良かったらもう少しお付き合いください。

では、続きでーす。


2014年6月10日~ブログ直接投稿 「妖精の結婚式」 その89

  紅カエルが また練習を始めた
  さやかさんは そろそろと立ち上がった
  何か言ってあげたかったけど
  何を言うのも 違う気がした
  また後でねと 心でつぶやき歩き出した

<つづき>

余計なことしちゃったなと
さやかさんは とぼとぼ歩いた
いつもの軒下に 荷物をおく
草木の元気づけ 頼まれたのは
それだけだったのに

用具入れから はさみを取りだす
長靴手袋ゴミ袋 あれこれ準備
ホントは園芸だって ろくに知らない
あたし 何でここにいるんだろ
うつうつ 倒れた花の所へ向かった

よぉーいやせー と声が聴こえた
おおーい しっかり持てよ
行くぞーそれっ
何だ?とさやかさんは 見回した
槍のような花が ゆらゆら揺れていた

小柄なカエルが 花の茎に登ってた
雨呼ビ君? 何してんの?
さやかさんは カエルの下に
手を差し出しながら 声をかけた
ああどうも と雨呼ビは上ずった声で応えた

風で花が曲がって・・支えの棒を・・
雨呼ビは話しながら 手を宙に伸ばした
見ると 下でヒキガエルが細い木の枝を
地面に立てて 見上げてた
くそ あとちょっと・・

え?なに これ?
さやかさんは 枝をつまんで
雨呼ビに 近づけてやった
カエルは足で茎につかまりながら
しっかり 枝を抱き抱えた


<つづく>



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新作 ~ 「妖精の結婚式」 その88

2014-07-20 21:33:13 | 未完「妖精の結婚式」 2014梅雨
続きです。


2014年6月10日~ブログ直接投稿 「妖精の結婚式」 その88

  こないだじゃなくて 昨日よ!
  と小さなカエルは 叫んだ
  コイツ雨の中 上で練習したいって・・
  そしたら あの大きなのがひっくり返って
  とさやかさんの持つ傘を にらみつけた

<つづき>

転んだ拍子に 腕怪我しちゃったのよ!
どうしてくれるの!
ごめんね とさやかさんは一生懸命言った
やっぱり持って帰れば良かったね・・
みんなが面白がるから つい

分かってるわよ と
小さなカエルは ふくれて言った
置いてけって言ったのは アタシたちよ
でも! とぎろりと紅いカエルをにらんだ
紅いカエルは 縮こまった

さやかさんは いたたまれない気がした
置いてけと言われて 置いてった
だけど 大風のことを考えなかった
そもそも傘を そそのかしたのは自分
紅カエルが縮こまってるのは 辛かった

とにかくあっち行って と
小さなカエルが 言った
こうなったら 意地でも
マシな 演奏してもらうわ
やっぱ笛やる~なんて 言わせない

言わないよ 珠ちゃん・・・
と紅カエルが 小さく言った
それで僕 褒美は君の一族にあげるから
よく言うわ と小さなカエルがつんと言った
笛だって 大した出来じゃないくせに

紅カエルが また練習を始めた
さやかさんは そろそろと立ち上がった
何か言ってあげたかったけど
何を言うのも 違う気がした
また後でねと 心でつぶやき歩き出した


<つづく>



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新作 ~ 「妖精の結婚式」 その87

2014-07-20 21:32:29 | 未完「妖精の結婚式」 2014梅雨
どもども、連休ですね。

続きでーす。


2014年6月10日~ブログ直接投稿 「妖精の結婚式」 その87

  あっここかと 覗きこむ
  丸いギターを抱えた 紅いカエルと
  小さな緑のカエルが 座り込んでた
  紅いカエルは さやかさんに気づき
  嬉しそうに 手を振った

<つづき>

手を休めないで! と小さなカエルが
澄んだ声で ぴしりと言った
そんな場合じゃないでショ もう一回!
紅いカエルは 慌てて演奏に戻った
テンポの速い 楽しそうな曲だった

ほらまたやった! と小さなカエルが言った
正直何が悪いか さやかさんには
さっぱり 分からなかった
紅いカエルは また演奏し出した
さっきより 勢いがない気がした

こんなもんなのかなーと
思って 聴いてると
小さなカエルが 振り返り
さやかさんを ギッと見上げた
邪魔だから あっち行ってくれる

あ・・うんごめん・・
と さやかさんはおどおど言った
大体ね と小さなカエルは言った
貴女が あんなもの置いてくから
珠ちゃん! と紅いカエルが声を上げた

違うだろ 僕が調子に乗って・・
ええそうね と小さなカエルが返した
あんな天気のとき 上に登るから
あの・・ とさやかさんは口をはさんだ
何の話? こないだは皆降ろしたでしょ?

こないだじゃなくて 昨日よ!
と小さなカエルは 叫んだ
コイツ雨の中 上で練習したいって・・
そしたら あの大きなのがひっくり返って
とさやかさんの持つ傘を にらみつけた


<つづく>



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※修正のご報告:2016年1月9日
さやかさんを ぎっと見上げた → ~ ギッと見上げた 
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