ノウゼンカズラ(凌霄花、紫葳、学名: Campsis grandiflora)はノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の落葉性のつる性木本。
夏から秋にかけ橙色あるいは赤色の大きな美しい花をつけ、気根を出して樹木や壁などの他物に付着してつるを伸ばす。
中国原産で平安時代には日本に渡来していたと考えられる。夏の季語。
名称
古名は「ノウセウ(陵苕)」または「ノセウ」で、それが訛って「ノウゼン」となった。
蔓が他の木に絡み攀じ登るため「カズラ」の名がついた。
また、古くは「まかやき(陵苕)」とも呼ばれた。
「ノウセウ」については凌霄(りょうしょう)の朝鮮読み「ヌンソ」の訛りとする説もある。
別名に「ノウゼン」、「ノショウ」がある。
「のうぜんかつら」と表記される場合もある。
漢名の凌霄花は「霄(そら)を凌ぐ花」の意で、高いところに攀じ登ることによる命名。
漢詩では他物に絡むため愛の象徴となる。
また、「陵苕」(リョウチョウ)も本種を表す。
現代中国語では「紫葳」(拼音 : zǐ wēi)とも呼ばれる。
花の形がトランペットに似ていることから英語では「トランペット・ヴァイン」(trumpet vine)、
「トランペット・クリーパー」(trumpet creeper)あるいは「トランペット・フラワー」と呼ばれる。
特徴
蔓性落葉低木で、蔓は長さ3メートル (m) から10 mほどまで生長し、他のものに吸着する付着根(木質の気根)を出して這い登る。
樹皮は灰褐色で縦に薄く剥がれ、若い枝は褐色で皮目がある。
幹はフジと同じように太くなる。
樹勢が非常に強く丈夫な花木であり、地下茎を延ばし蘖を周囲に芽生えさせ、繁殖する。
落葉すると、曲がりくねって伸びる幹や枝の蔓から伸びる付着根が目につく。
葉は奇数羽状複葉で対生する。
羅漢寺(西大島)
東京都江東区大島3丁目1−8
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