医療と適当に折り合いをつける内科医

医師国家試験浪人後の適当な医療を目指す内科医を追います

今年一年を反省する会2

2005-02-08 01:51:24 | 日記
というわけで前回あまり1年を振り返ってない事に気づいたのでもう一度。
この1年でやったこと。ぶっちゃけ医学部内で初めて強固な居場所ができました。私がこの業界に帰ってきてはや3年(私は5回生まで医学部にコミュニティがほとんどなかったのだ)、こんなに時間がかかるとは思ってもみなかったです。そしてもう一つ医学部外でも新たないい居場所を一つ見つけました。とある居酒屋です。結局人って自分の居場所を見つける、作る旅を続けるわけじゃないですか。そして最後は自分の死に場所を見つける旅。私の愛するキャプテンハーロックも言っています。アニメ版の方のエピソードですが、アルカディア号のクルーが亡くなったときのハーロックのセリフに「男の本懐は自分の死に場所を見つけることだ、そして誰もそれを邪魔する事などできない」というセリフがあり身震いしたのを覚えています。

(キャプテンハ-ロックは本当にすごいマンガなんですよ。でアニメ版では違う展開を見せるのですがこれもすばらしい。がこれ以上の話は絶対長くなるのでやめましょう。しかも今気がついたのだが私が今いるグループってアルカディア号のクルーににてないか?台場正が初めて艦に乗り込んだときハーロックから聞いていた信念とクルーの一見適当な雰囲気に愕然としたエピソードがあったが、私が思う理想の集団と近いではないか。普段は超適当脱力系みんな個人で好き勝手の超個性派ぞろい、なのにやるべき時には各々の確固たる信念でもって何故かうまく機能して目的遂行を目指している艦。しかもみんな酒飲みだし。私もあっこのドクターみたいになりたいのかもしれん。

ハーロックは私が2回生のころ深夜再放送をやっていて毎週友人と欠かさず見ていた。今でも我人生の指針である。あのアニメのすごいところは最初はもちろんハーロックを応援するわけで敵であるマゾーンなる宇宙人は地球を侵略する悪いやつなのだけど、これが回を重ねるごとにマゾーンには彼らの事情があり同情を向けるようになる。そして腑抜けになってしまった人間が最も憎き存在と映るようになる。最後などマゾーンを束ねる女王ラフレシアにも同様の愛情を注げるくらいになってしまい、最後のハーロックとの対決で何と!彼女はマゾーンの長でありながら・・・・あぁすごいアニメです。かつてのアニメはこうやって「子供向け」みたいな妥協は一切ありませんでした。本質だけをつたえるのがアニメでした。子供を馬鹿にしていませんでした。)

話を戻すと、結局私がこの1年でしたことってそれだけなんちゃうんかと。いや、確かに医学の勉強相当したはずなんやけどなぁ。しかし今回のブログも反省する内容より「ハーロックの話」の方が断然多いじゃないか!