茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

くわがた

2011-09-13 22:51:24 | 育児&育自
 まだまだ蒸し暑い日もありますが、夜になると虫の音が聞こえ、風には秋の気配を感じる頃となりました。暑いのは大変とあんなに思っていたのに、いざ秋の気配を感じると寂しくなってしまう、贅沢なものです。

 我が家は比較的木々が豊かな中にあるので、8月には蝉がうるさいほど鳴き、近所の子どもたちが虫取り網を持って走っている姿をも見かけます。
 夏のある日、自宅に上がる階段踊り場でクワガタの雌を見つけたと主人が連れて帰ってきました。娘は興味深々で触っていましたが、怒ったクワガタに小さなハサミではさまれたらしく、「いたい!」と叫んで手を振り回し、一時行方知れずに。慌てて大人二人で探し出し、弱っているようだったので、桃と砂糖水を入れたプラスチック皿にいれて様子を見ました。一晩我が家で過ごし、翌日、無事木に戻しました。久しぶりにクワガタを近くで見て触りました。子供の頃の記憶がよみがえり、懐かしい気分になりました。
 「あのクワガタ、誰かが飼ってたのが逃げたのかなあ、買ってきたのに逃げられちゃったのかなあ」などと話していましたが、先日、またクワガタの雌を発見!あのクワガタは買われたものではなく、この辺に生息しているんだと嬉しくなりました。まさか前回見つけたのと同じクワガタじゃないと思いますが。

 小さい頃、私は虫が大好きでした。バッタやゾウムシ、カマキリ、カブトムシ、蝶などなど、男の子並みに捕まえて遊んでいました。でも、今は何か抵抗を感じるのです。触れなくはないのですが、昔よりも気持ち悪いという気持ちがあります。娘にも虫と仲良くしてほしいので、私も触ってみせますが、どうも積極的にはなれません。何故なのでしょう、大人になったということなのでしょうか。それとも、虫と接する時間が減ったので遠い存在になったということなのでしょうか。
 ともあれ、娘はカナブンやら、蝉やら、怖がることなく捕まえていて、ほっとしています。強く持ちすぎてつぶしてしまったり、死んだ虫を持って帰ろうとするのが悩ましいところです。

 小さな頃の虫や自然との思い出は私の原風景のひとつ。娘も大人になるまでに沢山の虫に出会えるといいなと思いつつ、今年の夏は過ぎて行きました。茶の湯のことは思い出すことはあっても残念ながら手つかずの状態です。茶道の記事を楽しみにしてくださっている方には申し訳ありません。夏の疲れが出やすい頃、皆様もどうぞお体お大切にお過ごし下さい。
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今はメダカです (春旦)
2011-09-14 20:46:07
私たちの子供の頃の夏休みの宿題は昆虫採集の子が多かったですね~
私は植物採集…押し花派でしたが…
セミ捕りにチョウチョ捕りくらいでしょうか?
我が家の子供もカブトムシを飼って卵を産んだのですが、翌年うまく行かなかったと思います
鈴虫は良く鳴くし育て方も簡単で翌年もたくさん産まれました
最近は木々も草むらも少なくなって、虫捕りも出来ないと思います
でもどこかで虫の声がするのです
うまく生き延びているのでしょうね~
最近はメダカに癒されています
知り合いの窯元さんにいただいたのですが、
今年はたくさん産まれました
ズ~ッと観ていても飽きないですね~
最近家族が、あまりかまってくれないものですから…笑
お嬢ちゃんもたくさんの虫に触れる事が出来るといいですね~!
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昆虫採集 (m-tamago)
2011-09-21 15:21:02
春旦さん、こんにちは。
私の時代も夏休みというと昆虫採集でした。
弟がかぶとむしやら蝶やら飼っていました。
インコもひなから育てた覚えがあります。虫や動物の世話をするというのは大変だけれど学ぶことも多飼ったように思います。
鈴虫は実家の近所の方が毎年孵して、かごに入れて下さるのです。今年は我が家にもやってきて、しばらくいい鳴き声を聞かせてくれました。癒されますね。
メダカはかわいいですよね~。子供の頃同級生の家で飼っていて、行くとずっと見ていました。水草に生まれた卵もとても綺麗で。
虫の音が心地よい季節になってきました。少しさびしさも感じますが、季節の移ろいっていいものですね。
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