
べらぼう 大河ドラマにおける茶道風景
NHK大河ドラマ べらぼう 風炉で釣釜 - 茶の湯 徒然日記
NHK大河ドラマ べらぼう 田沼意次と松平武元 - 茶の湯 徒然日記
今回は、
鷹狩りをする徳川家基さん、初々しく素敵なお殿様でした。
この素敵な写真のどこが茶道風景なんだ?と思われるでしょう。
家基さんの腰にぶら下がる籠ででいた鷹のエサ入れをご覧ください。
鷹匠がもつ餌袋で、餌畚(えふご)といいます。
茶道具の中の、湯水を捨てるための建水(別名こぼし)の中にも
エフゴという形のものがあります。
鷹匠のもつ餌畚に似た形をしているところからつけられたとされます。
最初、先生から
「この建水はエフゴね」と言われたとき、
「どんな漢字ですか?」と聞き返しました。
鷹のエサ入れなんて現代では一般には見る機会もない。
その後、時代劇で見つけた時には、感動。
今はネット検索すればたくさんでてきますが。
家基さんの餌畚は細長い感じのものですが、
革製で口が縛られた形の餌袋もあった(巾着みたいな)そうで、
建水のエフゴはそちらの形なんじゃないかな。
口が広い方が湯水を捨てやすいですしね。
鷹野エサ入れを建水に取り入れるセンス。
面白い、楽しい。
ちなみに、鷹狩りの最中に一服される家基さんの画像もあって。
なんとも品が良い。天目を両手で持ち上げて飲んでいらっしゃる。
家基さんの凛々しいお顔と腰の餌畚に凝視、の私なのでした( ´∀` )