茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

喫茶去 まあお茶をおあがりなさい

2023-03-19 21:41:52 | 掛物・禅語
  「喫茶去」 きっさこ 茶会や茶室で見かけたり、耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。 「喫茶去」をそのまま読むと「茶を喫して去れ」となり、 「お茶を飲んで去りなさい」ということになります。 「去」を去るととらえると、相手を叱咤するような言葉となります。  ですが、「去」を「去る」の意味ではなく、強調の助詞として解釈して 「どうぞお茶を飲んでください」という意味で使われることが多いよう . . . 本文を読む
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七夕といえば・・・ 高島屋美術画廊探訪

2021-06-25 15:12:50 | 掛物・禅語
 昨日、蛍のお道具をご紹介しましたので、今日は七夕のお道具を。 ほ、ほ、螢こい、恋? 高島屋美術画廊探訪  七夕といって思いつく言葉はなんでしょうか?  七夕が近くなると、最近は小さい頃歌った歌を口ずさんだりします。  ささのは さらさら のきばに 揺れる  おほしさま きらきら きんぎんすなご  ごしきのたんざく わたしがかいた  おほしさま きらきら 空から 見てる  今の子供たちは . . . 本文を読む
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花を弄すれば香り衣に満つ 弄花香満衣

2021-06-06 16:01:01 | 掛物・禅語
 先日ご紹介した ”待合の色紙が読めない 弄花なり”  唐の于良史「春山夜月(しゅんざんやげつ)」という詩の一節     掬水月在手 みずをきくすれば つき てにあり  弄花香満衣 はなをろうすれば かおり ころもにみつ 言葉通りにとれば、  水を手に掬えば月が手の中に映り、  花を弄べばその香りが衣に満ちるほどに移っている  禅語としての解釈は色々です。 (1)よい環境に身を . . . 本文を読む
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待合の色紙が読めない 弄花なり

2021-06-05 00:06:22 | 掛物・禅語
 ちょっと前の話になりますが、待合に飾られていた色紙。  読めますか?  私はお恥ずかしながら”弁花” 花弁える(はなわきまえる)と読みました。    更に、小さく書かれた三文字は最後の”衣”しか読めず。  全然意味がわからない。  正しい読み方は、『弄花香満衣』でした。  とほほ。    花を弄すれば香り衣に満つ  この言葉は茶の世界では有名だそうです。 不勉強な私は全く知らず、 . . . 本文を読む
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