「喫茶去」 きっさこ
茶会や茶室で見かけたり、耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。
「喫茶去」をそのまま読むと「茶を喫して去れ」となり、
「お茶を飲んで去りなさい」ということになります。
「去」を去るととらえると、相手を叱咤するような言葉となります。
ですが、「去」を「去る」の意味ではなく、強調の助詞として解釈して
「どうぞお茶を飲んでください」という意味で使われることが多いよう . . . 本文を読む
昨日、蛍のお道具をご紹介しましたので、今日は七夕のお道具を。
ほ、ほ、螢こい、恋? 高島屋美術画廊探訪
七夕といって思いつく言葉はなんでしょうか?
七夕が近くなると、最近は小さい頃歌った歌を口ずさんだりします。
ささのは さらさら のきばに 揺れる
おほしさま きらきら きんぎんすなご
ごしきのたんざく わたしがかいた
おほしさま きらきら 空から 見てる
今の子供たちは . . . 本文を読む
先日ご紹介した
”待合の色紙が読めない 弄花なり”
唐の于良史「春山夜月(しゅんざんやげつ)」という詩の一節
掬水月在手 みずをきくすれば つき てにあり
弄花香満衣 はなをろうすれば かおり ころもにみつ
言葉通りにとれば、
水を手に掬えば月が手の中に映り、
花を弄べばその香りが衣に満ちるほどに移っている
禅語としての解釈は色々です。
(1)よい環境に身を . . . 本文を読む
ちょっと前の話になりますが、待合に飾られていた色紙。
読めますか?
私はお恥ずかしながら”弁花” 花弁える(はなわきまえる)と読みました。
更に、小さく書かれた三文字は最後の”衣”しか読めず。
全然意味がわからない。
正しい読み方は、『弄花香満衣』でした。
とほほ。
花を弄すれば香り衣に満つ
この言葉は茶の世界では有名だそうです。
不勉強な私は全く知らず、 . . . 本文を読む