桜餅

　今日は雛祭り。雛祭りといえば、桜餅と連想していましたが、最近は、キャラクターつきの雛あられやら、雛人形ののったケーキなど、お店は様々な趣向を凝らしているようです。
　私は、この時期、薄いさくら色のクレープ状の生地に餡が包まれている、いわゆる桜餅があまり好きではなく、どちらかというと道明寺と呼ばれる桜色のお餅が好きで、そちらばかり食べていました。皆様はいかがでしょう？

　今年は一念発起して桜餅を作ってみようと材料を揃えました。小麦粉と白玉粉、砂糖に水を加えて混ぜた中に食紅を加えるときれいな桜色になりました。フライパンに丸く生地を流し込み、しばらく待つと桜色は濃さを増し、美しくなっていきました。あっという間に生地は焼き上がります。
　さすがに餡子まで作る時間はなかったので、かってきたこし餡を丸め、焼き上がった生地に包み、塩漬けの桜を飾ると立派な桜餅が出来上がりました。思わず感動。いつもお店で買うばかりで、作るのは大変だと思いこんでいたのが、作ってみたら結構簡単で、しかも、生地のもちもち感が買ったものにはない美味しさで、これからも作ってしまいそうなほどでした。
　娘は、焼き上がった生地をはなびらのようにして餡を包んで、オリジナルの桜餅が出来上がりました。（写真左）なるほど、この形もなかなか素敵。桜餅といえば細長く包んでというような先入観がない分、自由な発想で作れるのは羨ましい限りです。作り方を教えようと思っていたのが反対に教えられた気持ちになりました。
　茶のお稽古では、引き千切り、あこやと呼ばれる和菓子が使われることの多い雛祭り、皆さんはどんな風に楽しまれたでしょうか。

雛祭り
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/510e872cbd0925d1386b6006da04a540