リストのピアノ作品に
「エステ荘の噴水」がありますが、印象派音楽に大きな影響を与えた作品です。
ラヴェルがこの曲にインスピレーションを得て「水の戯れ」を
ドビュッシ―が「水の反映」を書いています。
エステ荘に滞在していたリストが美しい糸杉の庭園や噴水を
描写しているのだと思っていましたが楽譜を眺めて吃驚。
中間部に「Sed aqua ego
dabo ei,fiet in eo fons
aquae salientis in vitam
aeternam.」を見つけました。
「わたしが与える水はその人の
うちで泉となり、永遠の命に
至る水が湧き出る」
(ヨハネ書4−14)
明るい光に満ち溢れた
美しい曲です。