SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

サン・ピエトロ大聖堂 「荘厳ミサ」

2010-05-11 18:11:12 | 日記
日曜日、8時45分にホテルを出て
大司教様と共にタクシーでサン・ピエトロ大聖堂に向かいました。

先週の日曜日にブドロー神父様が
オルガンの横に席を準備しておいて下さいましたので下見もでき、
音楽の最高責任者のポール神父様や
オルガン担当の神父様にもご挨拶を済ませています。
もちろんオルガンの音出しは一切できませんが、
今回は3度目なので気分は落ち着いています。



75名の男声合唱はタキシード姿。
そしてサン・ピエトロのジュリア聖歌隊が聖歌隊席に並び
枢機卿・大司教による「荘厳ミサ」が始まりました。




天国と地獄????

2010-05-11 16:50:28 | 日記
静かな会議室でピアノを弾いていますと、
谷村神父様がドアを開けて
飛び込んでこられました。
「今ならオルガンを見ることができますよ。
大急ぎで行きましょう!」と。
オルガンを見る?・・・音は出せないのかしら、と
不思議に思いながら、
14時から「歌唱ミサ」が行われる
カタリナ中聖堂に向かいました。

見せて頂いた今日のミサのスケジュール。
9時か-18時まで
世界中から来られた方々のミサがびっしり詰まっています。
45分間でミサを行い、
15分間は入れ替えの時間。
ミサ直前は沈黙・・・音出しはとても無理なようです。


中聖堂に到着し、オルガンを拝見した途端に
頭の中が真っ白になりました。
鍵盤は2オクターブなく、まるでキーボード。
しかも足鍵盤もなし。
頭の中に「冬の旅」の終曲・・「辻音楽師」の手回しオルガンの前奏が鳴りました???

そろそろ6つのグループに分かれてローマに到着したはずの
178名全員が揃うはずです。
次のミサが始まるので、神父様に御礼を申し上げ、
先ほどのピアノのお部屋に戻りました。
とりあえず、会長の携帯に「小さなオルガンですので、
歌で頑張って下さいませ。」とメールを入れました。
まだ心は動揺していましたが、
1時間ほど練習させて頂いているうちに
気分は落ち着いてきました。

14時・・・大司教様・ブドロー神父様・谷村神父様の共同司式で
歌唱ミサの開始です。
オルガン・アシスタントに恵美ちゃんを御願いし、
とにかくやれるだけはやろう・・という気持ちでした。
夢中で終えた御ミサ・・・その後、聖フランシスコのお墓の前で
「平和の祈り」を歌わせて頂きました。

このオルガンは
1995年に高田三郎先生の指揮で弾かせて頂いた
イスラエルのゲッセマニの園のオルガンと共に
私の生涯の宝となるような気がしております。




アシジ聖フランシスコ大修道院へ

2010-05-11 11:37:00 | 日記
翌朝は10時に谷村神父様とお約束をしていました。
15分ほど早く到着したのに、
門のところにはおSHA真で拝見していた神父様のお姿がありました。
やさしくてにこやかな神父様。

出発前にアシジでピアノが練習出来る場所を探していたのですが、
何処にも無い・・との事で
神父様にメールをしますと、
「院長様に許可を頂きました。
オルガンを見られたあと、ピアノを弾かれては如何ですか?」との
返信を頂き、とても嬉しく安心していたのです。
ただしオルガンを見て・・という箇所に?ちょっと不安も抱いていたのですが・・

先ずは修道院の中に入れて頂きました。
「この修道院の中の一番素晴らしいところですよ。」と案内して頂いたのがこの回廊。

そしてアシジが大好きだった前教皇ヨハネ・パウロ2世が泊まられていたお部屋。



神父様がSHA真を何枚かとって下さいました。

そしてその後、可愛いアツプライト・ピアノが置かれている
会議室に案内して下さいました。
「ツアーの皆様方を御案内している間、ゆっくり弾いて下さいね」と嬉しいお言葉。