今日は3人の博士達が
星に導かれてキリストを
拝みに来た日と伝えられています。
又、東方教会では今日キリストの生誕を
祝うのだと教えて頂きました。
イスラエルにとって東方とはバビロニア。
かつて自分達が捕らえられ、苦しめられた
異邦の地。
その異邦の地からの3人の博士達が
途中で星を見失い、ヘロデ王に
『ユダヤ人の王としてお生まれになった方は
どこにおられますか』と尋ねるのです。
不安になったヘロデ王は、
「見つかったら知らせて欲しい。
拝みに行きたい。」と頼むのですが、
3人の博士達は別の道を通って帰ってしまうのです。
イスラエルを訪れて先ず驚いたのが
ヘロデ王が建築家としていかに優れていたか・・
ということでした。
大神殿の石の組み方から、水道橋、
砂漠の中に聳え立つマサダの要塞、
その宮殿内に備え付けられた
さまざまな装飾やモザイクをほどこされた
お風呂の数々を目にしますと、
現代の建築技術と比べても遜色なく、
当時いかに権力をふるっていた王であったかを
思い知らされます。
その王をおびえさせたみどり児の存在。
今日のミサではそのような事に
思いを馳せていました。