LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

テーブル

2008年06月29日 | 工作

 10年以上使った食卓だったが、倍の長さ(1800mm)の天板にするため作ることにした。机を持たない家人のための多目的食卓テーブル。タモ集成材1本(4200×500mm)が天板。ホームセンターで手に入るてごろな材だったが、最近値上がりしつつある。まずは約半分にする。そのまま接合したのでは奥行きがちょっと長い。片方を100mm切り落とした後、接合する個所を2枚同時に削って水平にする。サイズは1800×900mm、接合はビスケットを2段に入れる。板接ぎクランプは上下、前後への力をかけられるが、さらにクランプを追加してがっちり締め上げる。
 足はツガ2本を抱き合わせて間に薄板をサンドイッチし、スリットのあるデザインとした。足と天板はビス止めにする。若干反りが出ているが、目視では分からない。当然だが、集成材も反る。全てビス止めで、縦方向の桟がないため強度は落ちるが、抽斗(ひきだし)6枚を納めるためだ。抽斗は浅いので七味の瓶が倒して入る程度。割り箸やティッシュを入れる。少しゆらぐので片方の壁に密着させている。抽斗のレールはビス止め、抽斗の方に溝を掘る。塗装は足がダークグレーのツートンにしたかったが、安っぽいの一言で全てオイル仕上。これまでのテーブルの天板が余ったのでワゴンに変身させた。結構重宝している、と思う。取っ手は百均のアルミ製取っ手。安くてシンプル。あれば買い占める、といっても10個も置いてない。3軒とも買い占めたが、いまだ補充はないから定番商品ではないようだ。椅子は今までのテーブルセットのままだが、コーナーは置けなくなったので取り除いた。

ウエブに完成品。http://lustyhouse.jimdo.com/



Tamo1
ItahagiAsi2Asiok Hikidasi



Hikidasi2 Side2
Side


小型ミゾキリ

2008年06月26日 | 木工道具

 マキタの小型ミゾキリ3004Aです。板に溝を掘るのに使います。丸鋸の歯の幅が広いモノと思ってください。幅2.4mm~21mmまでの歯が使用可能です。刃の取り付け穴は各社共通のようです。日立の刃をオークションで買いましたが、内径さえ合えば問題ありません。溝の幅を可変にできる歯もありますが、底が丸溝になってしまいますから、使用していません。
 歯の中心が思ったより後ろなので、早く止めすぎると板の幅まで掘れません。また、誤って歯が材に当たった状態でスイッチを入れると、強い反動があり材は欠けるし危険です。丸鋸よりさらに慎重に操作します。丸鋸と同じようなジグを作ればまっすぐ掘れますが、深さの微調整が難しいので試し堀りで深さを決めてます。刃の出具合を測るのは大変難しい。この点は要改良だと思います。歯車で0.5mmずつ動くようにしてもらいたい。丸鋸と違い、切れればいいというもんじゃない。
 仕上がりはきれいで、何mmの幅でもスピーディーに掘れます。トリマーで掘るより楽と思います。あまり深くは掘れませんが24mm以上掘ることはまれでしょう。アリを掘る場合はミゾキリで掘った後、アリビットの深さを合わせて左右をトリマーで掘ります。私は溝の方を先に掘り、現物あわせでホゾを掘ります。追い入れも苦になりません、よく使う道具の一つです。胴縁カッターというのもありますが、使用目的はよく分かりません。切りかすはすさまじいので、集塵機をつなぎます。集塵機取り付けプラグはオプションです。

MizokiriMizo


海難事故

2008年06月24日 | ぼやき

 イージス艦と漁船が衝突した海難事故で、久しぶりに記事が出た。二人の当直士官が送検されたという。広い海で大きな船と小さい漁船が正確に同時刻一点で出合う。あり得ないような確率だと思うが、しばしば海難事故は起こる。片や様々なハイテク機器を装備した軍用艦、乗組員も多数おり見張りさえ何人もいる。一方の漁船はベテラン漁師だが、暗い海で軍用艦は見えにくいだろう。あんな大きな船が目前に迫ったときの恐怖は計り知れないものがある。瀬戸内海でも潜水艦や軍用艦をよく目にする。これまで軍用艦との海難事故もいろいろ起きている。自分もプレジャーボートに乗るので巨大船はまことに恐ろしい存在だ。人影も無く、こちらに気づいているなど考えられない。この事故は自分がボートを買ってから起こったので、いろいろなシーンでついつい思い出す。とりわけ印象深い。
 世の論調はイージス艦の方に分が悪い。当然だろう。空の場合だったらどうか、どんな小さな飛行物でもパイロットは見逃しはしないだろう。いずれにせよ大きい方が有利、被害は小さい方に甚大だ。イージス艦は軍事用の船舶。小型船舶での攻撃に備えた訓練もあるはずで、ぶつかるまで分からないで、務めが果たせるとは思えない。見張りが不十分だったということのようだが、それくらいでいちいちぶつかっていてはたまらない。動くモノには常に危険が伴う。以前は交通事故死者が1年間1万人を突破していて、交通戦争と呼ばれていた。現在は6千人代にまで減少しているという。しかし、まだまだ多いと思う。危険運転事故も報道されている通りだ。
 教訓。想像力で危険を認識すべき。危険は早めに察知すべき。無用な危険は回避すべき。自分が現在、存在している確率は天文学的な数字になるという。想像してみてください。単細胞だった生命から、私になるまで何世代か計算は出来ないが、1回も生の営みがとぎれなかった。私の祖先だった生き物は補食者にただの一度も食われたことがないのだ。アフリカからはるばる歩いて日本列島に来て、数々の戦争や病気をくぐり抜けてきた。この年になれば人生は短いと言える。早すぎる死を何人も見てきた。命と時間を大切にしよう。早く死ぬことはない。どうせあと数十億年で太陽の表面温度が上がり我々も地球もろとも無くなるんだから。


物指し

2008年06月21日 | 木工道具

 木工では物指しが要だが、出来るだけ測らない工夫もいる。測ると誤差がでるので、私は全体の大きさが決まったら、後はほとんど現物合わせだ。巻き尺型の メジャーはだいたいの目安。1m以内ならスチール製の物差しを使う。板の厚さや薄物などはノギスで測る。ノギスをデジタルに変えたので断然使いやすくなっ た。0.5mmまで考慮する。
 2メジャー、1カットが基本。それでも間違う。イヤになるほど間違える。線の右側を切るのか、左側を切るのか、ぼーっとしてると、つい短くなってしま う。間違いはあらゆる場所に潜む。Illustratorで図面を描き、何度もシミュレーションし、頭の中では全て出来上がっていても間違いは忍び寄ってくる。 間違わずに出来たことが間違いのこともあるから、油断はならない。図面通りにはいかない。図面は平面だが、材は立体だ。単位を揃えることも重要だ。すべて ミリで計算し、暗算や手計算はしない。
 作り始めたら図面はほとんど見ないし、作業間隔が開いてしまうのも一因。改めて計算したりするから間違えるのかもしれない。木工はリスクが高い。間違い もあるが、材を落としたり、傷つけたり。マックと違い、[command+z]は利かない。よく使う物指し類を並べてみた。ストッパーは役立つ、目盛りを 一度読めば同じ長さを何度でも測れる。60センチに付けてるストッパーは1/10ミリまで計測できるものでオフ・コーポレーションで購入。ホームセンターでは買えない品揃え。送料も良心的だ。上のジグザグのものはビスを等間隔で打つための物指し。蛇腹のように伸び縮みする。精度はない。指金または指矩(下の右 端)はセンチ表示があり、厚いものがいい。プラスチック製の2×4(ツーバイホー)定規も便利だ。でこぼこの断面をトレースするものもある。今のところ角度を測るほどの作品を作る腕 はなく、直角が全てだ。小さな直角はスコヤ(語源は英語のsquareという説あり)。直角のことを木工用語で矩(かね)という。くれぐれも平行四辺形には気を付けなければならない。
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美人

2008年06月19日 | おしゃべり

 美意識は各人皆違う。好みも違うはずなのに、人類に共通している点は美人を例外なく認識できることだ。面白いのは声からも美人を連想したりする。一人の美しい女性を10人が判定した場合、10人全てが美人と判定する。花だったらどうだろう。美人にもそれぞれ造作に違いがあり、共通点があるとは思えないのにだ。統計学的にその国の一番の美人を捜し出すという番組があった。美人のレベルでは各人感じ方が違い、その国一番の美人には疑問符が付く場合もあると思うが、登場した女性はやはり全て美人だった。なぜ我々は美人を認識できるのか。美人を見ると、なぜなんとなくうれしいのか。疑問だ。三角形を認識できるのは、DNAに三角形を認識出来るコードが書き込まれているからだ、という話を聞いたことがある。だが、三角形を見ても別にうれしくはない、四角の方が好きだ。正円はいいが楕円は許せない。ピラミッドはいいがエンタシスは感心しない。
 脱線した。なぜかは分からないが男は美人を好む、とすれば子孫を残すことに有利なはずで、遺伝子が利己的ならば(利己的な遺伝子=リチャード・ドーキンス)、地球上の女性はすべて美人になっているはず、なのだ。私はダーウィンに与しない。進化は一気に短時間に起こる。しかもそれはウイルスによって起こる(新 進化論が変わる=中原英臣/佐川峻)、という説を支持する。首の長さが中途半端なキリンの化石はこれからも発見されないだろう。進化は都合のよかった偶然の病気なのだ。この地球上に生きた生物の99パーセントは絶滅した。進化(病気)にうちかつことが出来なかった(変化が都合悪く作用した)からだ。遺伝子は垂直(親から子)に伝わるだけでなく、水平(ウイルスから生物)にも伝わるという。女性が美人になる進化(病気)が、いつ流行してもおかしくはないのだ。
 地球もウイルス(生物)によって進化してきた。ほとんど無かった酸素も、皮肉にも酸素を嫌う生物から進化した生物によって大量に作られた。酸素は毒だ。酸素を嫌う生物は今でも酸素のない片隅に細々生きる。暗示的ではないか。今回大繁殖した生物は二酸化炭素を猛烈に作り出す。心配することはない、これくらいで地球が壊されることなどあり得ない。もともと酸素は無かったのだし、現在二酸化炭素の量はあまりにも少ない。太陽が地球を飲み込むまではどんな姿になっても地球は在り続ける。単細胞生物の時代→三葉虫の時代→魚類の時代→両生類の時代→恐竜の時代→幸運なことに巨大隕石が衝突し、地獄と化した地球上で我々ほ乳類は地に満ちた。次にこの星に満ちる生物はどんな地獄の後だろうか。われわれは彼らのために、どんな地獄を用意するのだろうか。
 広大な宇宙の中で地球にだけ知的生命が存在するとは信じられないが(広い宇宙に地球人しか見あたらない50の理由=スティーブン・ウェッブ)、真実かもしれない。この宇宙を認識するためにだけ人類は存在するのだろうか。あり得ないほどの奇跡の上に人類は存在するのか、平凡な現象なのか。人類ももう少し長生きし、美人を増やしながら考えなければならないようだ。
 Googleの「画像」で美人を検索すると、11,100,000 件ヒットした。多いと見るか、妥当と見るか? 60億人の半数30億人、300人に1人は美人ということになる。もうじき人類は90億人になるという、パーセンテージでいけば確実に美人は増える。どうなんだろう?
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人間ドック

2008年06月14日 | おしゃべり

 梅雨のさなか人間ドックに行ってきた。55歳までほとんど病院と関わりがなかったが、経験のない胃の不調があり、胃カメラを呑んだら胃潰瘍だった。その年、意を決してドックを受けることにした。案の定というか、予期せぬというか4カ所の臓器でひっかる。肺に陰がある、肝臓に陰がある、大腸にポリープがある、胃に潰瘍がある。と言われ不安なまま1カ月後CTやエコー、胃カメラによる再検査。陰は消えていた、というより映ってなかった。暗い表情で宣告されていたので、安堵したというか腹立たしいというか、フィルムが古かったんじゃないの? 肝臓は血腫だろうということでそのまま、大腸のポリープは切除した。腸内を見るのは初めて、意外にきれいだった。宿便などどこにもありゃーせん。デマ流すよなー。ただポリープは素人でも分かる。まだ育ってない数個は育つまで待つこととなった。当分病院と縁が切れないということ。何より驚いたのは紙のカルテもあるのだが、個人データはコンピューターで管理されていて、臓器写真や所見が病院中を回っているということ。担当医は各セクションのアドバイスを受けながら、再検査の予約までする。
 今回でドックは4回目、ほとんどの検査をパス。年々若返るようだ。ウエストもなぜか去年より細くなっていた。コレステロールはやや高め。運動不足を指摘され、Wiiのテニスとボーリングで鍛えることを約束する。それにしても直腸検診は痛かった。これまであんな痛かったことは無いように記憶している。人の穴と思っているのかどうか、痔だったら気絶していただろう。友人も同感で、当分顔を歪めていた。胃カメラは難なく通過。どろっとした麻酔薬を飲み込む寸前まで我慢していること、さぼっているとしっぺ返しがある。誤って飲み込むことがあってもどうってことない。血管が分かりにくくなっているのか、採血で4回も針を刺された。
 それにしても時間がかかる。全身の病巣を短時間で検査できる機械は出来ないものだろうか。今年は献血、会社の検診と今回のドックで3回も血液検査。だいぶ出血したから、造血組織もがんばっていることだろう。私もあしたからWiiだ! Wii Fitだ!


ドクダミ大繁殖

2008年06月12日 | おしゃべり

ドクダミはくさいので好きではなかった。お袋はドクダミ茶など作ってるが、飲めたものではない。我が家で現在咲いている花はドクダミのみとなった。あれほど春に咲いていた花も、今はない。現在、家中ドクダミの花が満開。よく見るとけっこう可憐な花ではないか。近づいてもにおいはしない。ドクダミは地をはうと思っていたが、けっこう背も伸びる。花は数あれど、白く小さな花が好きだ。
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電動消しゴム

2008年06月09日 | これなんだ?

これなーんだ! シリーズ第2段。
だれでも知ってる電動消しゴムです。
小さなハイライトを普通の消しゴムで消すのは至難の業、そこで電動消しゴムと相成る。画材屋さんで売ってるが、
画材かどうかはー
画材でしょう。
製図かも、こんなに細かく消すシーンは他に想像できない。
それにしてもよくぞ作ったと思う。あなた、消しゴムが電動になったらいいな、なんて思いました? 
やっぱり製図かなー
製図はコンピューターでしょう。
やっぱり画材か~。
消しゴムの種類をいくつか並べてみた。食パンは木炭デッサンで使用。耳をかじりながら、白くふかふかのところは木炭を消すために使う。適度な湿り気がたまらない。食パンは、食べるときも消すときも柔らかさが肝心です。電動ケシは線が描けるほど精度がある。袋に入ったものはネリゴム、軟らかく、千切って使う。絵を描く場合、消すことも描くことなんです。

実はこの電動消しゴム には驚くべき使途がある。歯磨きでは取れない色素の除去に使っている。歯にいいとは思えないのでおすすめは出来ない。砂消しを使う。
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木工小物キャビネット

2008年06月06日 | 工作

 木工での小物は相当な数になる。道具と材料、ビスや金具。いつも整頓し取り出せるようにしておかなければ、仕事ははかどらない。特に電動工具の専用工具類は数も多いし、きちんと分類しなければどれがどの電動工具のものか分からなくなる。材は2×4材で十分、抽斗は1×4材、脚立や時に卓上丸鋸など電動工具の台も兼ねるので頑丈な作りにする。毎回作り方はいろんな方法をためす。作れるチャンスは多くはないので、常に新しい方法に挑戦する。今回はあられ組みだが、天板を組むとき長さの違う材を、互い違いに組んではめ込むことにした。2×4は面取りを全て取り除く。写真1のクランプは板接ぎ専用のクランプで、前後だけでなく上下にも力をかけられる。オフ・コーポレーションhttp://www.off.co.jp/にて購入。ビスケットジョイントで接合。写真2は組み上がったもの、上下で2枚作る。写真3は側板、溝を掘ってベニヤをいれ、天板と接合する切れ込みを入れる。写真4は組み上がったところ、抽斗の桟を打っている。写真5、抽斗を組む。底はベニヤ、側の板はいも接ぎでボンドを塗ってタッカーで止める。前板を張れば出来上がり。写真6、背板を張るための桟を付けている。桟は前側にも付ける。ボンドとネイラーで止める。前後は力がかからないので大丈夫。天板のビス穴はダボ埋め。キャスターで移動できるようにした。場所も取らず、意外と便利。塗装はなし。あくまで作業場仕様。

ウエブに完成品 http://lustyhouse.jimdo.com/ 

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映画「ブラッド ダイアモンド」

2008年06月02日 | 映画

 映画「ブラッド ダイアモンド」を観た。アフリカの内戦とダイヤモンドを巡る闇を描いた作品だ。むやみに殺人が行われる、悲惨なアフリカ、シエラレオネの現状を伝える。何も知らないアメリカの女性が消費するダイアの指輪が、実はアフリカに悲惨な状況を作り出している、という映画。ダイヤ好きの彼女と観れば、出費が抑えられること請け合いの、ためになる映画だ。主演のデカプリオがリアルだった。あまり好きな役者じゃないが、作品をほとんど観るはめになるから不思議だ。
 戦争が悲惨なことは言うまでもないが、悲惨さの一つ一つにまで想像力は働かない。ゴキブリが出ただけで大騒ぎする平和な日本にあって、戦争の悲惨を語ることなど笑止だろう。だが、知ることは義務かもしれない。

Blood