LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

美人

2008年06月19日 | おしゃべり

 美意識は各人皆違う。好みも違うはずなのに、人類に共通している点は美人を例外なく認識できることだ。面白いのは声からも美人を連想したりする。一人の美しい女性を10人が判定した場合、10人全てが美人と判定する。花だったらどうだろう。美人にもそれぞれ造作に違いがあり、共通点があるとは思えないのにだ。統計学的にその国の一番の美人を捜し出すという番組があった。美人のレベルでは各人感じ方が違い、その国一番の美人には疑問符が付く場合もあると思うが、登場した女性はやはり全て美人だった。なぜ我々は美人を認識できるのか。美人を見ると、なぜなんとなくうれしいのか。疑問だ。三角形を認識できるのは、DNAに三角形を認識出来るコードが書き込まれているからだ、という話を聞いたことがある。だが、三角形を見ても別にうれしくはない、四角の方が好きだ。正円はいいが楕円は許せない。ピラミッドはいいがエンタシスは感心しない。
 脱線した。なぜかは分からないが男は美人を好む、とすれば子孫を残すことに有利なはずで、遺伝子が利己的ならば(利己的な遺伝子=リチャード・ドーキンス)、地球上の女性はすべて美人になっているはず、なのだ。私はダーウィンに与しない。進化は一気に短時間に起こる。しかもそれはウイルスによって起こる(新 進化論が変わる=中原英臣/佐川峻)、という説を支持する。首の長さが中途半端なキリンの化石はこれからも発見されないだろう。進化は都合のよかった偶然の病気なのだ。この地球上に生きた生物の99パーセントは絶滅した。進化(病気)にうちかつことが出来なかった(変化が都合悪く作用した)からだ。遺伝子は垂直(親から子)に伝わるだけでなく、水平(ウイルスから生物)にも伝わるという。女性が美人になる進化(病気)が、いつ流行してもおかしくはないのだ。
 地球もウイルス(生物)によって進化してきた。ほとんど無かった酸素も、皮肉にも酸素を嫌う生物から進化した生物によって大量に作られた。酸素は毒だ。酸素を嫌う生物は今でも酸素のない片隅に細々生きる。暗示的ではないか。今回大繁殖した生物は二酸化炭素を猛烈に作り出す。心配することはない、これくらいで地球が壊されることなどあり得ない。もともと酸素は無かったのだし、現在二酸化炭素の量はあまりにも少ない。太陽が地球を飲み込むまではどんな姿になっても地球は在り続ける。単細胞生物の時代→三葉虫の時代→魚類の時代→両生類の時代→恐竜の時代→幸運なことに巨大隕石が衝突し、地獄と化した地球上で我々ほ乳類は地に満ちた。次にこの星に満ちる生物はどんな地獄の後だろうか。われわれは彼らのために、どんな地獄を用意するのだろうか。
 広大な宇宙の中で地球にだけ知的生命が存在するとは信じられないが(広い宇宙に地球人しか見あたらない50の理由=スティーブン・ウェッブ)、真実かもしれない。この宇宙を認識するためにだけ人類は存在するのだろうか。あり得ないほどの奇跡の上に人類は存在するのか、平凡な現象なのか。人類ももう少し長生きし、美人を増やしながら考えなければならないようだ。
 Googleの「画像」で美人を検索すると、11,100,000 件ヒットした。多いと見るか、妥当と見るか? 60億人の半数30億人、300人に1人は美人ということになる。もうじき人類は90億人になるという、パーセンテージでいけば確実に美人は増える。どうなんだろう?
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