LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

物指し

2008年06月21日 | 木工道具

 木工では物指しが要だが、出来るだけ測らない工夫もいる。測ると誤差がでるので、私は全体の大きさが決まったら、後はほとんど現物合わせだ。巻き尺型の メジャーはだいたいの目安。1m以内ならスチール製の物差しを使う。板の厚さや薄物などはノギスで測る。ノギスをデジタルに変えたので断然使いやすくなっ た。0.5mmまで考慮する。
 2メジャー、1カットが基本。それでも間違う。イヤになるほど間違える。線の右側を切るのか、左側を切るのか、ぼーっとしてると、つい短くなってしま う。間違いはあらゆる場所に潜む。Illustratorで図面を描き、何度もシミュレーションし、頭の中では全て出来上がっていても間違いは忍び寄ってくる。 間違わずに出来たことが間違いのこともあるから、油断はならない。図面通りにはいかない。図面は平面だが、材は立体だ。単位を揃えることも重要だ。すべて ミリで計算し、暗算や手計算はしない。
 作り始めたら図面はほとんど見ないし、作業間隔が開いてしまうのも一因。改めて計算したりするから間違えるのかもしれない。木工はリスクが高い。間違い もあるが、材を落としたり、傷つけたり。マックと違い、[command+z]は利かない。よく使う物指し類を並べてみた。ストッパーは役立つ、目盛りを 一度読めば同じ長さを何度でも測れる。60センチに付けてるストッパーは1/10ミリまで計測できるものでオフ・コーポレーションで購入。ホームセンターでは買えない品揃え。送料も良心的だ。上のジグザグのものはビスを等間隔で打つための物指し。蛇腹のように伸び縮みする。精度はない。指金または指矩(下の右 端)はセンチ表示があり、厚いものがいい。プラスチック製の2×4(ツーバイホー)定規も便利だ。でこぼこの断面をトレースするものもある。今のところ角度を測るほどの作品を作る腕 はなく、直角が全てだ。小さな直角はスコヤ(語源は英語のsquareという説あり)。直角のことを木工用語で矩(かね)という。くれぐれも平行四辺形には気を付けなければならない。
Major_2


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