「日本今様謌舞楽会」では、毎年、初代家元枡井泰山師の亡くなったこの時期に菩提寺である禅林寺永観堂で今様を奉納しているそうだ。
今年は特に先師の三十三回忌とのことで、本堂にて厳かな法要が営まれた。
お経であってお経でないような(声明?)お坊様たちの声と旋律に感じ入る。謡の大先輩だ。
長い法要の後、今様の塔(石碑)前で奉納。
この石碑は12年前に、謌舞楽会で建てたのだそうだ。
脇に立っている札が「今様って何?」という質問に簡潔に答えてくれている。
永観堂は紅葉の季節にはたいへん混雑するけれども、桜の時期には穴場のようで、境内にはほとんど人影がなく、歩いているのは外国人ばかり。
狩衣や水干姿でとことこ歩いているとカメラを向けられるので、立ち止まってにっこりサービスしたりする。
なかなか度胸が据わってきたと見える(^_^;)
奉納の後、さらに装束のまま境内のお茶屋さんでわらび餅などいただく。
穏やかな暖かい日で、桜もまだまだ美しく、なんとも風流で幸せな時間だった。
自分がこんな姿でここにいるなんて、とても不思議だ。
思いきって飛び込んでみて、つくづくよかったなと思う。
この春は、とりたててお花見の予定はなかったのだけれども、今様のおかげであちこち動いている間に、京都市中のさまざまな桜を楽しめて、これにも感謝(_||_)
奉納)・梁塵秘抄より
・讃仰、泰山先師
わたしも、いつか!
ご一緒できる日を心待ちにしております。
どんなお姿だったのですか??外国人さんに撮影サービスされたのでしたら、私にも是非、一枚、お願い!添付メールでもSDカードでもスマートメモリーでも、なんでもかまいません。
おんすがた はいけんさせたまえ そうろうべし・・
自分で自分の写真は撮れないので、誰かから入手したらこっそりお見せしますね(^_-)
こちらは、1980年に作曲と言うから、30年前ですね。テープで繰り返し聞き、コンサートも出かけましたよ。
「遊びをせんとや・・・」なんて今でも口ずさめますが、「日本今様謌舞楽会」さんとメロディーはどんな風に違うのか、興味が湧きますね。