12月を迎えて、冬も段々本格的な寒さを増して来ました。
朝の散歩では日陰は寒く長く、、日当りのところへ出ると暑い位の陽射しです。
子供の頃は今の様に暖房もなかったのですが寒さに我慢出来たのは日当りが良かったのかもしれません。
さて、ウクレレの方はまずネックのフレットを磨く為にマスキングをしました。
ここで気になったのが、サドルです。
トップが四角く、、弦が当たっているところに溝があります。
昔のウクレレだからでしょうか?
そこでサドルをブリッジから外そうと思いましたが、カマカは中々外れません。
カッターでサドルの周りに切れ目を入れたり色々やっている内にとうとう外れましたが、サドルが割れてしまいました。
そこで、家にあるストックから若干厚め(オリジナルは厚さが2mm)の2.5mm 厚のギター用から作ろうと思いました。
しかし、ブリッジに余裕も有るので3mm厚のものを入れる事にしました。
2mm程の溝を 3mm迄根気よくヤスリ1本で削ります。
牛骨はガットギター用の大きなものから少しずつウクレレの大きさに切ったり削ったりして行きます。
そしてサドルのトップの形を鉛筆で書いて、それに添って削ってゆきます。
その間にフレットを磨いたり、ナットもギザギザしていたので磨いてつるっとした感じにしました。
今日はここ迄。
◯ iisanのウクレレを磨いて思ったのは、自分はものを磨くのが割と好きな事。
指板にレモンオイルを塗っても少量、、沢山塗るとローズウッドの様な固い木でも少し緩みます。
その状態で弾くと指板が損傷する事、、レモンオイルその他オイルは必ず指板だけに少量使用、、、直ぐに拭き取り余分な油分は残さない事。
ボディーはマーチンクリーナーの様な害のなさそうなものを少量、、そして乾拭き、、ゴシゴシ拭かないこと。
汚れは水で硬く絞ったガーゼの様な布でそっと拭き、乾いた布で水分は拭き取ります。
ワックスを掛ける場合は天然の楽器用ワックス飲み使う事。
但し、ラッカー以外の塗装のウクレレではまた違います。
半艶のウクレレは基本乾拭きのみです。
ドクターサウンドの小山店長に頼み、クラックの修理とピックアップ取り付け、
Low-G弦に変えるためブリッジ溝の拡張、サドルが
落ちないように自分で接着しちゃったかも(笑)
2005年のウクレレフェスティバルに連れて行き
ハワイ島で現地ミュージシャンにサインもらったことなど・・・
カマカはこの時代、、サドルを接着したのがあります。
その上から塗装したりしてあるので簡単には外れないのは承知しています。
クラックの修理は、、少しずれたまま接着されてしまった様ですが、今と成っては直し用がありませんが、使用には問題ない様です。
何れにしても、もう少しで組み立てて音を出してみますね。
サドル等の微調整はその後。
自分も2台ほどカマカのサドルをはずしましたが、
両方折れました。接着というより、塗装時のマスキングが
めんどくさいのではないかと・・
メンテついでに、遊星ギアペグでも奢ってあげてください。
お掃除は勝手にやった事なのです。
だから、出来るだけオリジナルのままでお返しします。