ハワイのウクレレ 調整 ２

ジブリでお預かりのウクレレの調整の続きです。
まずフレットの端の仕上げが悪かったので、１カ所ずつ気に成るところをヤスリ掛け。

次に気に成る角の手触りを総て見直し、、手にスムーズに入って来る感じにしました。
自分はこれが大事なんです。

道具と言うのは長い付き合いのカメラも、手触りが大事です。
例え炎天下でも真っ暗な場所でも手探りの感覚だけでも操作出来る様な、まるで手足の先の様な感覚。
楽器もそれだと思うんです。

という訳でナットの角を磨いたり、ざらつきを磨いたりしました。
決定的な欠陥と思えるサドルは作り直す事にしました。

アコギ用の大きな牛骨から削りながら作ります。
厚みは一般的なウクレレより厚くしました。

その為に、慎重にブリッジの溝を広げました。
ほぼキツいですが嵌る様に成ったところで今日はお終いです。
　
ぐらぐらだったサドルでは音程も覚束ない。
これだけで音は変るはずです。