久々にウクレレ調整編です。
ご依頼のウクレレは2003年の9月生まれのコアロハテナーと言います。
過去にiisanの同モデルを調整したことがありますが、もう随分昔のこと。
このモデルもほぼ同時代のものとなります。
自分がまだNUAのウクレレ協会に参加以前の頃です。
さて、長いこと使われていなかったと言うことで、汚れが結構溜まっておりますので、まずお掃除をします。
ペグはメッキが傷んでいます。
ブラッククロームです。
フレットは白い粉を吹いて、ところどころ黒くなっています。
ジャックはガタガタで白い粉を吹き、中のナット類には錆が出ていました。
ホールの中もホコリだらけなので濡れティッシュのボールを二個入れてぐるぐる振りました。
艶がおかしいところは数種のコンパウンドで磨いています。
マスキングしてフレットも磨きました。
ジャックの緩みは直して、カバーも磨きました。
ナットは一回全て骨粉と接着剤で埋めてしまいました。
続く。
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テナーも力木でなく、穴の開いた板で
補強なのかな。
イカみたいなのもありましたね。
弦も裏通し、、ネックはコアのようでした。
構造も、四角の板を板で挟むような形。
表も裏も、サイドも全て1枚板です。
このウクレレはすでに持ち主のところへ帰りました。