愛のあるところに神はある

お気楽主婦のひとりごと

未来への10カウント☆☆☆☆☆☆

2022年05月25日 | 拓哉関連

「未来への10カウント」というドラマの中で、転換期とも思えた第6話。

 

大庭校長が勝手に取り付けて来た、京明高校との練習試合が決まって、戸惑う

ボクシング部の部員たち。

5話で、江戸川君を半グレ達から救い出した時の、桐沢コーチの鋭い動きを目の

当たりにした校長は、やはり彼を奮い立たせたかったみたい

「俺は強い」感をバリバリ出している桃介の前で、腰が引けてしまっている部員

たちだけど、中でも同じ階級の友部君は『西条には敵わない』と頭から決めていて

自信なさげで そんな矢先に、アクシデントで桃介のパンチが当たってしまい、

友部君はますます自分の弱さを実感しちゃうのね。

 

 

「すわ、網膜剥離か」と慌てて受診した(結果、問題なし)眼科の受付にいた

のは、なんと桐沢の亡き妻にそっくりな、あの女性なのでした

彼女に初めて会った(ピザの配達)時も、動揺して小銭を落としちゃった桐沢は、

思いもかけない再会に呆然として、言葉を失っている感じ。

そして「桐沢が動揺してることに折原先生が動揺してた」ことに動揺する甲斐(笑)

恋心の矢印の方向が、くっきり見え始めたということかしら(笑)

 

 

部員みんなの前で、西条とスパーリングをしてみせる桐沢コーチが素敵でした

55秒を残してダウンする西条の姿を見せながら、部員たちを鼓舞するコーチ。

練習すれば、みんな西条に追いつけるんだぞ、って。

「最初っから諦めてんじゃねえよ。自分で勝手に限界つくるな

あの叱咤も、迫力あったな~

 

 

亡き妻のお墓へ来た桐沢は、ばったり義兄に出会います。

近況を報告しながら彼が義兄に語った言葉は、それまでの自分自身を労り、これ

からの自分自身を透明なまなざしで見据えているようでもあり

「史織が亡くなってから、時間が止まってた・・・っていうか。焼き鳥屋始めても

18年間、毎日史織のこと想いながら仕事してました。でも、ボクシング部のコーチ

始めたら、なんか・・・また時間が進んだような気がしてるんです」と、淡々と語る

桐沢はさらに言葉を継いで、史織に瓜二つの女性に出会ったことも話すんですね。

会えばきっとお義兄さんだって驚くくらい、亡き妻に似た女性のことを。

「その人見たら『あ、史織っていなくなっちゃったんだな』って(それを)認め

なきゃだめだな、って思いました」と、静かに語る桐沢の目が、それでもまだ

史織の姿を追い求めているようで、切なかったな

お義兄さんからも「史織のことは、思い出として大切にしてくれればいい。祥吾

君は前に進むべきだ」と優しく言われ、笑顔を見せるのがまた、切なくて

 

 

或る時を境目に、気持ちをガラリと切り替えることなんて、きっと難しいでしょ?

でも『そうすべきだ、そう出来るはずだ』と気づくことが、すごく大事だと思うの。

それも自分自身で、自発的に。

それだけ妻を愛していて、その喪失感から抜け出すのに18年もかかってしまったと

いうことなのでしょうけど、桐沢にもやっと、気持ちと生き方を切り替えることの

出来そうな時が訪れた、ということよね

慈愛に満ちた視線を桐沢に送る義兄は、石黒賢さん

「GOOD LUCK」で、元ちゃんの主治医として共演したのを皮切りに、幾度となく

ご一緒してる役者さんですよね。「マスカレード・ナイト」では、拓哉君が演じる

新田刑事を目の敵にするホテルマンを演じていらしたけれど(笑)

 

 

 

そして練習試合の三日前。

桐沢が部員たちに提示した代表の選考方法は、俄か仕込みの知識でアレだけれど、

極真空手でいうところの「百人組手」みたいなものらしいです(笑)

もちろん百人とはいかないけれど、部員全員と順番に1分ずつスパーリングをし、

桐沢コーチからパンチを受け次第交替する、というルールみたい。

それを延々と繰り返す無限ループですって大変そう

いくら元天才ボクサーと言っても、ボクシングから離れて久しいし、累計何十人も

相手にスパーリングすれば、桐沢コーチも結構パンチを受けてるようだし

全員がヘロヘロに疲れ切った中で、最後にコーチに果敢に立ち向かったのは友部君。

その友部君からボディに受けたパンチが利いて、コーチは遂にダウンしちゃうのだ

けど、彼の心の中では、もう試合に出す選手は決まっていたのでした

地道に自主練に励んでいた友部君の努力が、報われたと言えるかな

「ボクシングって個人戦だけど、部活になるとチーム戦ですよね」という折原先生

言葉に『なるほど、そういうことなのね~』と、深く納得してしまいました

それにしても、汗だくで若者たちを相手に戦う拓哉君の姿が、本当に美しくて

思わず『拓哉君にボクシングをやらせてくれてありがと~』って、脚本の福田さん

に向かって、心の中で叫んでました(笑)

 

 

そして。

再びピザの配達で、亡き妻と瓜二つの女性(佐久間さん)宅を訪れる桐沢ですが、

心なしか顔が明るい。佐久間さんも、立ち位置を理解したような、大人な対応です

しかし、やっぱり波瑠って綺麗だな~

桐沢の「妻が亡くなったのは18年も前なんで、気にしないでください」という言葉も

本心からのよう。

そして「みくちゃーん、ピザ来たよ~」という佐久間さんの呼びかけに応えて、部屋の

からパタパタと駆けてくる幼い女の子。「パパ~、お皿お願い~」に応える男性の

存在。これだけ綺麗な女性ですもの、妻であり母であるのは何の不思議もない訳で。

偶然出会ってしまったけれど、当然彼女には彼女の人生があることをさりげなく伝える

ような、いいシーンでした

「またお願いします」と笑顔を浮かべる桐沢も、何かふっきれたように見えたわ

 

 

そして練習試合の朝。京明高校に乗り込んでいく、松葉台高校ボクシング部の面々。

その一方で、対戦メンバーから外されて鬱憤がたまっている桃介が、何かやらかしそう

だけれど、来週はどうなりますやら

予告を見る限りでは、単なる喧嘩でもなさそうだし、桃介倒れてるし

いろいろ心配です

 

 

残すところ、あと3話。

拓哉君のインスタグラムにも、「通いなれたロケ先も本日でラスト!色々とお世話に

なりましたぁ~!ありがとうございましたぁ~!」のコメントと共に、松葉台高校の

正門前に居る拓哉君の姿が載っていたりして

今更ながら、ゴールへ向けたカウントダウンが始まっている(それは最初からなの

だけど・笑)のを実感させられちゃいます