愛のあるところに神はある

お気楽主婦のひとりごと

正和さん

2021年05月18日 | ドラマ

田村正和さんがお亡くなりになったとか・・・。

ダンディで個性的で、独特の美意識をお持ちの俳優さんでしたね。

心よりご冥福をお祈りします。

 

拓哉君、きっとさびしいでしょうね。

「協奏曲」で共演していた頃は、毎朝正和さんが車で拓哉君を迎えに寄って、一緒に

スタジオ入りしてるって話してましたっけ。

「古畑任三郎」で唯一古畑が手を上げたのが、拓哉君演じる犯人で。

「古畑任三郎」史上唯一、犯人役を二度演じたのも拓哉君で。

スピンオフドラマ「消えた古畑任三郎」にも出演してましたもんね。刑務所で服役

だったけど(笑)。

 

正和さんって、若い頃は恋愛ドラマの脇役が多くて、主人公カップルに横槍を入れたり

ヒロインに横恋慕したり・・・、あまり好青年っていう役はなかった印象があるんですよね。

結構ひねくれて陰のある役が多かったかも。

ドラマ「禁じられた美徳」で演じた若い陶工は、暗いけどひたむきで純情だったので、

ちょっと珍しい役だなと思ったほど。すごくセクシーでした。

ガラリと雰囲気が変わったのは、「うちの子にかぎって」からかしら?

わたしは「パパはニュースキャスター」が好きだったけど(笑)

コメディを演じるようになって、正和さんの人気はどんどん高まった気がします。

でもね~、あの暗くて背徳的な雰囲気は、他の追随を許さない魅力があったのよね

わたしが『田村正和ってすてき』と思ったのは、深夜の再放送枠で「眠狂四郎」を

観てから。原作の雰囲気に、一番ぴったりの役者さんだったと思います。

狂四郎は、バテレンの父と日本女性の母との間に生まれたハーフでしょ。

正和さんも白系ロシア人の祖父を持つクォーターだということだし、青白く彫りの深い

顔立ちが、狂四郎像にぴったりだったんですよね。

NHKの「鳴門秘帖」も良かったな。まだスターになる前の夏目雅子さんが妹役でね。

確か、綱手という名前じゃなかったかしら?恋人役は、原田美枝子さん。

面白くて毎週観ていたけれど、出来ることならもう一度観てみたいものです。

「ニューヨーク恋物語」も良かったな~。

このドラマの中で、わたしは初めてチヂミという食べ物を知ったのでした(笑)。

若者グループが集まっては一緒に食事して、そのシーンでチヂミがよく登場したのね。

それがまた、美味しそうで 今でも、チヂミは大好きです

ミニスカートにスニーカーで、会社へ通勤する桜田淳子さん。

彼女の同僚で、ルームメートでもある韓国女性(綺麗な女優さんでした)。

日本人学校の先生をしてる真田広之さんに、アルバイトをしながらオーディションを

受け続けるダンサー志望の柳葉敏郎さん。

そこへ、結婚が破談になって傷心の岸本加世子さんが、日本を離れたくて従姉の桜田さんを

頼ってニューヨークへやって来て、陰のあるバー経営者の田村さんに恋する・・・というお話。

わたしの身内にも一人、同様に傷心旅行でパリに来て、しばらく我が家に逗留していた子が

いたもので、このドラマに少々親近感を抱いちゃったの(笑)。

何といってもドラマのオープニングが秀逸で、主題歌の「リバーサイドホテル」が何とも

言えずムーディで・・・カッコ良かったな~

このドラマの真田さんは控えめで優しくて爽やかで、わたしには好ましかったのだけれど、

最終回の田村さんの存在感は流石でした。

外のテラスで岸本さんの髪を洗ってあげるシーンとか、空港の別れのシーンとかもすごく

印象的だったっけ。

出演者の皆さんは、数か月間ニューヨークに住んで撮影したんですってね。

バブルの頃ですもんね(笑)

 

お気づきかと思いますが(笑)、実はわたし、昔から田村正和さんが好きでした。

だから、古畑に至るまでの正和さんの出演作(テレビドラマ)は、かなり観たと思うの。

拓哉君に惹かれて『これがファンという気持ちなのね』という熱を経験して以降、世の中の

ドラマや映画は、<拓哉君の出演作>と<それ以外>になってしまったけれど(笑)。

 

思い出は尽きませんが、今日はこのあたりで(笑)

正和さん、面白いドラマの数々をありがとうございました

 


「BG」最終話~有終の美~

2018年03月22日 | ドラマ

BG」が終わっちゃった…

すごく寂しいけれど、でも、とってもいい最終回でした。

それぞれが、それぞれの守りたいものを守り切った最終話。

だから、後味が良いというか、爽やかな印象が残ったのかもしれない。

 

出逢った時からずっと、必要以上に島崎を敵視している感のあった落合(江口さん)は、

実は誰よりも村田課長を慕い、島崎に共感していたんですね。

村田課長の録音データが警察の手によって消去され、あの時現場で何が起こったのか

を証明するのは不可能と思えたところへ、落合のレコーダーが登場するなんて。

そしてSPでありながら、幹事長の所業を告発するなんて。

もう、クライマックスシーンでは、完全に落合がメインでしたものね(笑)。

 

一方、自らの政治生命を賭してまで幹事長を告発しようと決意していた立原大臣は、

落合が告発者を買って出たことで、表に立つ必要が無くなってしまう。

その結果、彼女は政治家として生き続ける道を選び、女性初の総理大臣を狙おうと

決意するんですね。

だから、せっかく約束を取り付けた島崎とのデートも、「ごめんなさい!」と

スルーすることになっちゃうのね(笑)。

政治家として頂上を目指す覚悟をした彼女には、たとえずっと気になっていた男性

だとしても、島崎に関わっている時間は無いのでしょう(笑)。

 

それにしても。

第七話で元妻・仁美と島崎が並んで走る姿に、「ロンバケ」最終回での、花嫁姿の

南と白いタキシード姿の瀬名が並んで走った姿を重ねた人は多かったと思うのだけど。

今回も、<民事党定期大会>会場にガチャリと扉を開けて入って来る島崎たちの姿は、

「ロンバケ」最終回の、ピアノコンテスト会場に南が入って来る場面を彷彿とさせる

ものでしたよね これ、意図的に演出しているのかしら(笑)。

 

 

そうそう、いったんは家を出た息子の瞬も、また島崎の元へ帰って来ましたね

「おかあさんが『おとうさんによろしく』って」

母親の言葉を借りながらも、彼が島崎を「おとうさん」と呼んだのは、彼らの

今後の父子関係が好ましく続いていくことを暗示しているようでした。

この年頃の男の子って、少し父親と距離を置きたがる傾向があるのかもしれない

けれど、でも、人生=自分の将来を考えなきゃならなくなった時に、きっと

父親の存在は欠かせないと思えるでしょう。

瞬が島崎との暮らしを選んだのは、とっても正解な気がします

人生の岐路に立つ時、頼りになる相談相手は父親なんですよね。

母親ってね、食事や身の回りの世話をしてやる事は出来ても、大局に立って

人生を考えるような場面では、頼りにならないんじゃないかと思うのね。

少なくとも、我が家はそうだったな~(笑)。

うちの夫は、子どもの成績も担任の名前も一切興味を示さなかった父親で(苦笑)。

多分、今の学年くらいは認知していたと思うのだけど(笑)。

にょん太の進路を決める三者面談の時(足を挫いたわたしに代わり急遽夫が面談

することになったのね・笑)、180度方向を変えたいと言うにょん太の希望を

素早く理解し、彼の味方になったのは夫でした

方針変更に反対する担任に対し、「わたしが責任を持ちます。今まで学んだことは

決して無駄にはさせません」と夫は請け合って、先生を納得させたそうで。

それは今思えば、その後の進学・就職をも左右する大きな決断だったんですけどね。

「あの時、おとうさんが味方してくれたのは本当に嬉しかった」と、にょん太は

今でも言ってますもの

 

最終話にまた、元の現場のおじさん(でんでんさん)に差し入れする島崎もいいな

日の出警備保障・身辺警護課の面々も、新たな顔を加えつつ、また新たな日々に

踏み出していくラスト

島崎と高梨は、大物歌手・矢沢永吉の警護なんですね

つまりは、彼らの実績が評価され、そういう大物の警護も依頼されるようになって

いるという証なのでしょう。

真剣な面持ちで警護を続ける島崎の顔のカットで、切れ味良くドラマは終わりました。

その瞬間、わたしは気付いたの。

『あ、このドラマって主題歌が無かったんだっけ』って。

そういうことを微塵も意識させないほど、引き込まれたドラマだったということかも

しれませんね

 

このドラマのBlu-rayの発売が、もう発表になっています。

全9話だけれど、殆どの回が拡大版だったので、トータルすると普通の10話分には

相当する感じ。

いろいろ特典映像もありそうなので、楽しみです

もちろん、わたしは既に予約済み(笑)。


「BG」第八話

2018年03月15日 | ドラマ

「『BG』最終回は、今夜九時から拡大SPでお送りします」

というアナウンサーの告知を聞いても、まだ「BG」が終わるんだということが

ピンと来ない3月15日

(3月15日と言えばジュリアス・シーザーが暗殺された日でもありますね)

 

 

前回の、村田課長が被弾するまでの流れが映し出され、救急車の中での島崎との

やりとりや、容態が急変する様子も繰り返された冒頭。

まさか、命を落としたりしないよね

一時人事不省になっても、蘇生する人はいっぱいいるもんね

という多くの「BG」ファンの願いもむなしく、村田課長の葬儀が執り行われ、島崎

以下、警護課の面々は棺を担ぎ、沈痛な面持ちで村田課長を送り出すのでした

 

そして、事件の本質を伏せたままの、曖昧な警察発表。

 警視庁警護課係長の氷川(宇梶さん。拓哉君との共演は『HERO』以来かしら?)は

マスコミに向かって「被害者は自ら被疑者に接触したと聞いております。誠に遺憾です」

なんて言って、村田課長に責任転嫁するし。

立原大臣は「わたくしはSPに守って頂いておりましたので、発砲の瞬間は見ておりません」と

暗に関りの無いことを主張するし。

村田課長の息子は、父親を「ヒーロー気取りのボディガード」などと揶揄するSNSの投稿に

傷つき、「まるで親父が出しゃばったから犯人が撃ったみたいじゃん」と毒づくのでした。

悔しくて情けなくて、未亡人(中山忍さん)も涙が止まりませんよね

 

警察も立原大臣もグルになって、五十嵐幹事長が植田を挑発して発砲させたのを庇ってる。

勘違いボディガードが無茶やって死んだと言われていいのか。

そういう言葉が溢れ出して悔しさが募って、気持ちが荒む身辺警護課の面々なのです

島崎は、そんな後輩達に「何をどうしていいのか分からない。ヤケクソじゃ駄目なんだよ。

完璧な準備をしてから任務に赴く。それが俺たちボディガードの流儀だろ?」と宥めます。

島崎の声が、渋くてほんとにカッコいい

反撃は、十分な備えと情報あってこそ。

これは、彼らにとって闘いなんですものね。

 

そんな日の出警備保障身辺警護課に新たな依頼が入るんですが、それが第一話で警護を

依頼して来たSASUKEフーズの大久保会長(伊武雅刀さん)なのでした。

「こんな時に…とも思ったんだが、仕事を頼んだ方が供養になるだろう」

と新商品(目玉焼き味カップラーメン)持参でやって来た会長の依頼は、その新作発表会

での警護。今の島崎達には、ありがたい応援ですよね

 

この後も、最終回に向けていろいろな伏線が張られるのですが、ちょっと時間が

なくなっちゃった

続きはまた書くつもりですが、

とりあえず今は、今夜の「BG」の展開を楽しみにしましょう 


「BG」第七話

2018年03月14日 | ドラマ

「BG」第七話のゲストは、山口智子さん

 

別れた妻・仁美(山口さん)から直接「護って、あたしを」と頼まれたとは

言え、元妻の警護はやりにくくて仕方ない島崎(笑)。

「プロに徹せないから」他の誰かにBGを頼みたいんですよね。

「元嫁と不倫っていうのも斬新じゃない」という菅沼を、半眼で睨む

島崎が笑えます(笑)。

いつも穏やかな村田課長が「島崎君の気持ちもわかります。外科医も身内の

手術はしたくないって言いますしね」という言葉に、『そういえば沖田先生は

自分の父親の手術をやったんだっけ』と「A LIFE」のエピソードを思い出し

たりするわたしは、やっぱり拓哉ファン(笑)。

 

再婚相手がお金持ちだとは、瞬の話から分かっていたけれど、白亜の豪邸って

感じで綺麗な花が溢れていて、今の仁美はいい暮らしをしてるんだな…という

のが伺えます。

息子の瞬だって、この家でだったらきっと広い個室があって快適でしょうに、

わざわざ島崎のアパートに転がり込んで、お父さんに悪態つきながら同居して

いるのが不思議なほど。やはり本人の言う通り、お父さんに寂しい思いをさせたく

ないという、息子なりの愛なのかしら?

 

話を聞きに来た村田課長と菅沼に、不審な電話の話や度々荒らされる庭

見せたりして、自分に悪意を持つ誰かの存在を改めて確認する仁美。

一方、高梨から話があると飲み屋に誘われた島崎は、「あなたがBGをすべき

です」「怖がってる女を守れなくて何がプロですか」と叱咤されます(笑)。

おつまみを頼もうとしては「話が終わってから」と止められ、ビールを飲もう

としては「話はまだ終わってません」とジョッキを奪われる島崎(笑)。

「考えてみる」と言う島崎に納得した高梨から、やっとお許しが出て(笑)

ビールを飲む島崎に、「ここは安いものの方が旨いです」とアドバイスする

高梨。そして二人同時に「かわ!」と注文する、絶妙な息の合い方

ほんとに、ぴったりでしたね

最初から島崎に突っかかっていた高梨と、こんなふうにクスっと笑えるコミカルな

シーンが生まれるとは…。きっと二人の間に、危険な現場を共有して来た同士の

連帯感が芽生えたからこその、息の合い方なのでしょう。

愉しくて、いいシーンでした

 

島崎が帰宅すると、アパートの前には肉まんの包みを提げた村田課長の姿が

「今、お茶をいれますから」と言う島崎でしたが、彼はコップにペットボトルの

お茶を注ぐだけ(笑)。こんなところで、やもめ暮らしの男の現実感を表現して

いるんですね。彼がここで、丁寧に<お茶を淹れ>たりしたら、独り暮らしを

楽しんでる優雅さ…になっちゃいますものね。

仁美に関する身上調査書で、息子の名前が<島崎 瞬>となっていて、『へえ…

そうなんだ』と思っちゃった。今も、父親の姓を名乗ってるんですね。

ここでの村田課長との穏やかなやりとりも、見ているこちら側にまでじんわり

沁みてくるような、いいシーンでした

この後に起こる悲劇を思うと、このシーンの温かさがなおさら沁みますね

 

 

いざ、仁美の警護につく当日。

いつも通りの「誤差なし!」確認をしようとしたら、島崎の時計が狂っていて。

咄嗟に課長が時計を貸してくれるのだけど、実を言うと島崎は、今日だからこそ

自分の時計を腕にはめていたかったみたい。

過去の場面が流れ、その中で判るんですが、仁美からこの時計を贈られた夜に、

島崎は「(君を)俺、一生守りたいんだけど」とプロポーズしたらしい。

笑う仁美を抱き上げグルグル回る島崎に、仁美が小鳥のような軽いキスをする姿は、

そのまんま「ロンバケ」最終回の、瀬名と南にダブります

 

フラワーデザイナーとして活躍中らしい仁美の警護は、自宅から依頼先への移動や

花を活ける仕事場での付き添いなんですね。

結局、仁美に嫌がらせをしていたのは、現在の夫が仁美と結婚する以前に、三年間

付き合っていた女性(遊井亮子さん)でした。

「若い子なら仕方ないけど、なんで年上の子連れと結婚するのよ」

ん~、そりゃまあ、傷つくでしょうね。

女性の価値は、年齢とは関係ないんだけどね。

で、そういう女性の存在は、仁美も夫から聞かされていたらしい。

警察への被害届けを断り、「あたしが彼女なら、もう来ないと思う」と仁美は

言ったけれど、仁美が彼女ならそもそもストーカー行為にも及んでいなかった

でしょうし、それを理由に「危険は去った」と判断するのは、いささか軽率

なんじゃないかと、わたしは思ってしまったわ(苦笑)。

 

無事に任務を終了した島崎に、「オプション、追加出来ます?」と聞く仁美

でしたが、そのオプションって<瞬も呼んで、三人一緒に夕食を食べること>

だったんですね。島崎は、さぞ嬉しかったことでしょう。

「今夜、お母さんと3人でゴハン食べるぞ。目黒で待ってる。父」という、

瞬に送ったメールの文面にも、彼の弾むような気持が表れてますもんね(笑)。

お店の名前は「トア・エ・モア」(君と僕)。

ちょっとレストランっぽくない名前だけれど(笑)、高級そうなレストランです。

せっかくなら、こんなお洒落な店じゃなくて、もっとアットホームな感じの

お店にすれば良かったのに。

そうしたら、あんな惨劇に遭遇することも、ひょっとしたらその惨劇さえ

起こらずに済んだかもしれないのに

 

同じ夜、同じ店の奥の個室で、厚生労働大臣立原愛子(石田ゆり子さん)は、

派閥の長である五十嵐幹事長(堀内正美さん)と密談中。

彼女は、離党を申し出るという一大決心をしたんですね。

そんな店へ、村田課長は「ちょうど帰り道だから」と、わざわざ時計を届けに

寄ってくれます。「修理しといた。今日、必要な時計なんじゃないかと思って」と

気遣った上で、笑顔で「実はわたしの時計も妻がプレゼントしてくれたものなんだ」

だなんて、なんて思いやりのある心優しい上司なんでしょう。

しかし、笑顔を交わす島崎と課長の目に留まったのは、以前五十嵐幹事長を襲おう

とした元秘書・植田(萩原聖人さん)の姿だったんですね。

瞬時に、キリリとボディーガードの顔に変わる二人。

立原大臣を警護中のSP・落合(江口洋介さん)に、状況を伝える二人ですが、

島崎は差し迫る危険を感じて仁美に店を出ようと促すし、村田課長は慣例通り

レコーダーの録音ボタンを押して準備態勢に入るのでした。

 

ヤクザから入手した拳銃を手に一度は自殺しようとした植田だったのに、発砲して

興奮し、自分だけ死ぬのはおかしいと気付いて、レストランの客たちの居るフロアへ

なだれ込むんですね。島崎は拳銃の前に立ちはだかり、村田課長は他の客たちを

逃がそうと機会を窺う。

本当に自殺したいのだったら、何も危険を冒して拳銃なんか手に入れなくても、

死ぬ方法はいっぱいあると、わたしは思うの。

目立つ場所で飛び降りようとする人は、きっと誰かに止めて欲しいんだし、拳銃を

ふりかざす人は、誰かを脅して溜飲を下げたいのでしょう

この植田という男には、本気で自殺する気なんてなさそうに見えました。

だけど急展開の事態の中で、植田の拳銃は発砲され、島崎をかばおうとした村田

課長は大腿部を撃たれてしまう

 

島崎が付き添って救急車に乗り込んだ時には、謝罪する落合に「誰も死ななかった

から、いいじゃないか」と言葉をかけたり、島崎と「誤差なし!」と確認し合ったり

して、命に別条はないんだと思われた課長。その傍らに座って「課長に、妻の警護を

やれって言っていただいて…、やって良かったです。夫婦だった時間は 消えて

なくなるもんじゃないんだな、って。ありがとうございました」と微笑みながら、

村田課長に語りかける島崎だったのだけど。

眠っているかに見えた課長の容態が急変し、救急車内で懸命に「課長!課長!」と

大声で呼びかける島崎の声で、第七話は終わったのでした。

 

まさか。

まさか、こんなところで村田課長が落命するなんて

日の出警備保障の良心、警備課の太陽だった課長が

「BG」ファンの皆の、悲鳴と抗議の声が聞こえてきそうです。

「BG」がシリーズ化されて、この先も続いていけばいいな。

そうしたらメンバーもそのまんまがいいな。特に上川さんは絶対に居て欲しいな。

勝手に、そんなふうに思ってたんですけどね… 


「BG」第六話

2018年03月13日 | ドラマ

「BG」第六話のゲストは、橋爪功さん

拓哉君とは「SPACE BATTLESHIP ヤマト」以来ですね

 

拓哉君との共演を控えて、「眠れる森」のDVDを鑑賞した橋爪さんが、

拓哉君に向かって「なんで、あんな芝居が出来るんだ」と問うた…と

いうエピソードが雑誌に載っていましたっけ。

そこへ山崎努さんが「木村君はね…」と、拓哉君の演技を分析してみせた

とか(笑)。

大先輩のお二人に、自分の演技を絶賛された拓哉君が、どんなに居心地が

悪かっただろうと思うと、つい笑っちゃいそうなエピソードでした(笑)。

 

 

警察からもう警護対象者ではなくなったと見做され、SPが外れることになった

鮫島元総理(橋爪さん)から、本人及び家族の警護依頼を受けた日の出警備保障。

「おじいちゃん、もう偉い人じゃなくなったの?」と孫娘・彩矢に聞かれ、苦々しい

表情を浮かべますが、子どもって正直で残酷ですよね(苦笑)。

今回のBGは、経験豊富だと仲間にバレちゃった島崎(笑)。

無言電話のエピソードがあったけれど、本当を言えば、こういう大物政治家の

自宅にはきっと使用人がいるはずで、電話に家族が直接出るなんてことは無い

のだろうと思うのだけど、ドラマだし仕方ないのかな

小学生の孫が電話に出なければ、ストーリーが進みませんものね(笑)。

ボディガードに必要な資質として<違和感に気付く>感覚が大切だと、ドラマに

アドバイザーとして参加している本職の方からの言葉がありましたが、玄関の

植木鉢の縁に乗せた小石の数に気付く島崎は、やはり優秀なボディガードなので

しょう

 

昨年離婚した娘・喜和子と、その娘である彩矢と、三人で暮らしているらしい鮫島。

喜和子を演じているのは、中村ゆりさん。拓哉君とは2014年の「HERO」で共演

してましたね。熱海出張の回ね。

嫌味な五十嵐幹事長を演じているのは、堀内正美さん

「アイムホーム」では懐の深い舅役で、拓哉君と共演済みですね

その幹事長の収賄事件で罪をかぶった元秘書・植野が、幹事長の仕打ちを恨んで

つけ回す訳ですが、その植野を演じているのは萩原聖人さん

拓哉君との共演は「華麗なる一族」以来になるのかしら?

あの時は、鉄平の弁護士役だったけれど、今回は敵役なのね。

 

結局、鮫島一家は狙われた訳ではなく、彩矢が別れた父親恋しさに、祖父や母に

隠れて父親と会おうとしていた…というのが真相だったのね。

植木鉢の縁に置かれた小石は、父親から彩矢への、伝言だったという次第。

その暗号を解いた島崎は、まあいろいろあったけど(笑)鮫島一家が絆を取り戻す

手伝いをしたという訳なのでした。

彩矢が学校の社会科見学でTV局を訪問する場面で、テレ朝の松尾アナが出演して

ましたっけ。拓哉君のインタビューの時に、ドラマ出演を促されてましたが、

やっと実現したのね(笑)。

 

彩矢がTV局の女子トイレに立てこもった(?)時、咄嗟に助け舟を出す立原大臣が

素敵でした。島崎に「あなたにも、御伴出来ない場所がありましたね」と言う、

その言い方にも親しみがあって。

美人で、女子アナ上がりと揶揄されるコンプレックスを抱えた、かなりしたたかな

女性政治家役だけれど、石田ゆり子さんの持つ雰囲気や声音が作り出す、独特な

雰囲気のせいなのでしょう、凛として少し脆くて、人として信用出来る感じがする。

これって、演技で表現する訳じゃないから、凄いな~と思います

 

無事に責務を全うし、高梨の歓迎会と称して集まる、日の出警備保障の面々。

テーブルを囲んでビールを飲む様子が、もうすっかり<気心の知れた仲間>という

雰囲気を醸し出していて、実にイイ感じです。

記念撮影の時に「俺はいいです」とか言いながら結局輪に入っちゃう高梨も

可愛いし(撮影を頼まれた店員が、サンドウィッチマンの富澤・笑)、皆で

腕時計を指して「誤差なし」とポーズをとるのも良かったわ。

あの集合写真、いいですよね。

あれが、最初で最後の、全員揃った記念写真になるなんて、悲し過ぎる…

 

 

 

そして、今までメールや電話でしか存在を顕さなかった元妻・仁美と、ついに

再会する島崎。

仁美を演じるのは、言うまでもなく山口智子さん

ドラマで共演するのは、あの名作「ロンバケ」以来22年ぶりだそうですよ。

山口さんの衣装合わせの時に再会した二人は、山口さんが両手を広げたので、

拓哉君も自然にハグし、「ロンバケ」最終回のように抱き上げたそうですが

そりゃあ周りにいるスタッフも、思わず『本物だ…』と見惚れちゃいますよね。

「見せもんじゃねえぞ」って、拓哉君に言われたとしても(笑)。

 

あ~、「ロンバケ」かぁ…

わたしが拓哉君に恋をした、そのきっかけとなった1996年春のドラマ。

それ以来、わたしの人生も大きく変わっちゃった

第一、木村拓哉という人に出逢わなかったら、今こうしてブログなんて書いて

ませんもの(笑)。