いよいよ、最終回に向けてカウントダウンかと思うと、残念ではあるのですが、
息つく間もなくグイグイと話に引き込まれちゃって、それどころじゃなかった
第10話(笑)。
特捜部に、助っ人として駆り出されたくりゅたん(もれなく麻木がつきます笑)。
あてがわれた仕事は、政治家の収賄容疑を固めるため、段ボール何十箱分も
ある書類やメモ類を 一つ一つ確認していく作業だったんですね。
仕事終わりに飲みに来たいつものバーで、やたらと腹痛を訴える江上でしたが、
ついに胃潰瘍で入院してしまい、彼の仕事はくりゅたんが引き継ぐことになって
しまいました。
そのバーで、フジTVの女子アナ(カトパンと山崎パン)と隣り合わせて くりゅたんが
喜ぶシーンは、今朝の「めざまし」の中でも紹介されてましたけれど、思ったより
短いシーンで邪魔にもならず、良かったんじゃないかしら。
それにしても、いつも一緒に同じメニューを食べてる城西支部の面々って、
ほんとに仲良しですよね(笑)。
そして、とーっても疑問なのが「特捜って本当にあんなとこ」ってこと。
検事はみんな特捜に憧れてる…みたいな描き方をされてるけど、実際に
あんなに傲慢な態度で、横暴な捜査をするんだとしたら、むしろ検察の恥部と
言えるでしょ?
これは、ドラマにおけるカリカチュアライズだと思えば良いのかな?(笑)
だとしても、ここまで誇張すると、本当に特捜部でお仕事してる検事さん達が
お気の毒な気もしますけれど(苦笑)。
城西支部の面々が、麻木は久利生さんに似て来たと噂してましたけれど、
「お出掛け捜査だなんて、前はこんなこと絶対に無かったのにな」と遠藤から
言われる田村検事もまた、くりゅたんの影響を受けつつあるみたい(笑)。
彼が取り調べ中の南雲という被疑者は黙秘を続けてるけれど、遠藤と田村の
努力で、ここ20年もの間 、同一地域で断続的に起きていたナイフによる殺傷
事件の 犯人が南雲かもしれない…という、疑惑に行き当たるんですね。
一連の事件は殆ど犯人が見つかっていないものの、20年前の一件(しかも、
被害者死亡)だけは犯人が検挙され、被疑者否認のまま有罪となり、しかも
判決が下った直後に彼は死亡してしまったんだそうで。
となると、冤罪の可能性も否定出来なませんよね。
南雲を起訴すると、芋づる式に 検察が過去に起こした冤罪をも白日の下に
晒してしまうことになるかもしれない。
身内の不祥事を暴くことに躊躇し、苦悩する助祭支部の面々でした。
一方、くりゅたんは「調書にサインさせろ」と任された取り調べの中で、収賄の
現場に居合わせたと目されてる桂川さんの アリバイを立証しちゃいます。
タクシーに搭載されたレコーダーに、収賄が行われた時間に別の場所にいた
桂川さんの姿が、バッチリ映ってたんですよね。
ほら、真実を追求するためには、手を緩めないのがくりゅたんですからね。
だけど、桂川さんが車を運転して収賄の現場に居合わせたたというシナリオが
成立しなくなって、特捜の副部長はおかんむりなのでした(苦笑)。
麻木は、副部長に向かって「自分に都合のいい材料だけ集めて…、そんなの
ルール違反じゃないですか。真実を追求して、犯罪者を罰するのが検事の
仕事でしょう」って啖呵切っちゃうし(苦笑)。
くりゅたんも「桂川さんが無関係なのは、もう明らかですよね。なのに調書に
サインさせろっていうんだったら、それ、法を犯すことになりますよ。特捜って
そういうこと、平気でやるんですか?」って、正論をぶつし(苦笑)。
特捜部の描いたシナリオをぶち壊しちゃったくりゅたんは、そんな訳で副部長の
怒りを買い、クビを言い渡されるのでした(苦笑)。
副部長役の役者さん、「半沢」でも憎まれ役でしたね~(笑)。
いつものバーで飲む、麻木とくりゅたん。
特捜部に呼ばれてた時、麻木が張り切ってたのは、くりゅたんなら特捜部でも
凄くいい仕事をして認められるだろうな~と、彼の活躍を夢見ていたから。
そんな自分が、くりゅたんの足を引っ張ったと泣きじゃくる麻木が、どうにも
めちゃくちゃ可愛いんですけど(笑)。泣き声が、「え~ん」だし(笑)。
そんな二人が城西支部に戻って来た時、城西支部の面々は 南雲の事件を
どうするかで苦悩中。
検察の手で、検察の権威を失墜させちゃうかもしれないんですものね。
特捜部をクビになっちゃったと報告するくりゅたんを皆が責めた時、麻木はやはり
「久利生さんは正しいことをしたと思ってます」と言わずにはいられないんですね。
周りとうまくやらなきゃな…っていう意識は、くりゅたんの中にも一応あるんだそう
ですよ。あら、意外(笑)。
「でも、事件の当事者は人生かかってるんですよ。下手したら命かかってるし。
嘘つけないでしょ、俺たち検察なんだから。
やっぱ、事件には真正面に向き合って行かないと駄目でしょう」と、くりゅたん。
今まさに心が揺れている城西支部の皆には、ハッとする言葉だったかも。
そして、「久利生さん、悪くないです。絶対悪くないもん」と叫ぶ麻木。
いい子だ~(笑)。
「南雲を起訴してもいいですか?」と、部長に聞く田村。
「起訴しよう」と腹をくくる部長。
「とことん真実を追い求めるのが、我々の仕事だ」
最終話へ続く(笑)。
でもね、予告の映像を見ると、裁判に出てるのはくりゅたんなの。
起訴したのは、田村検事の筈なのに。
なぜでしょう? 牛丸次席の娘婿だから、集中砲火を浴びて火だるまになり
そうな裁判はくりゅたんに任せたとか(笑)。
それはそれとして、予告映像の中の、黒づくめのくりゅたんがカッコいい。
きっとまた胸を打つ言葉の数々を、くりゅたんや彼の仲間達は我々視聴者に
届けてくれるのでしょう。
ああ、あと一回で終わっちゃうのね…。