愛のあるところに神はある

お気楽主婦のひとりごと

瀬名と南

2018年02月19日 | ドラマ

今朝の「グッドモーニング」で、凄いサプライズがありましたね

先日の「わっつ」で突然「ロンバケ」の話題が出たけれど、あれはきっと、

この前触れだったのね

 

「BG」を観ていて、島崎の別れた妻・仁美がこの先登場するとしたら、

いったいどんな女優さんが演じるんだろう?とは思っていたの。

そうしたら、なんと山口智子さんと拓哉君のツーショットが流れたじゃあり

ませんか

カフェで久しぶりに顔を合わせる、気まずそうな元夫婦(笑)。

その時の二人には、瀬名と南の面影なんて全く無かったわ(笑)。

 

「ロンバケ」以来、22年ぶりの共演なんですって

「ロンバケ」マニアの斎藤工さんは、心臓バクバクだったんじゃないかしら?

だって…ねえ? もしも同じスタジオに、あの瀬名と南がいるとしたら、

そりゃあ興奮しちゃうでしょ(笑)。

 

元妻・仁美さんがいつ登場するのか、楽しみだな~

 


「BG」第五話

2018年02月19日 | ドラマ

うちの夫は<泣かない男>です。

実の父が亡くなった時でさえ、淡々としていて泣かなかったっけ。

 

だからなのか、男の人が涙を流すにはよほどの理由があるんだろうなと

思ってしまうんですよね。

実際には、ドラマや映画を観て貰い泣きする男性も、世の中にはいっぱい

いるんでしょうけれどね(笑)。

とは言え、わたし自身はかなり涙腺が弱いほう。

貰い泣きとか思い出し泣きとかしょっちゅうだし、本を読んでは涙ボロボロ、

ドラマや映画を観ては涙ボロボロ(笑)。

でも、感動したから泣くのかと言えばそうでもなくて、散々もらい泣きした挙句、

「あ~、つまらないドラマだった」なんて言うことも、時にあるんですけどね(笑)。


あ、話がそれちゃった

拓哉君の泣き顔はいい それを言いたかったのでした(笑)。

切なくてたまらなくて、滑をギュッと摑まれる気持になっちゃう感じで、

今回もまた貰い泣きしちゃった(笑)。


今回の警護対象者は、元サッカー選手の純也(満島真之介さん)。

そして、やっと解った6年前の事故の真相。

天井から落ちた一本のボルトに気付いた時、島崎が視界にとらえたのは

幼い姉弟の姿だったんですね。

とっさに少年を脇に抱え少女の手を引いて、彼らを崩落事故から救った島崎だった

のだけど、振り向くとそこには、天井から落ちた部材が散乱する中で、床に倒れ

いる純也の姿があったのでした

幼い命を救ったとはいえ、警護すべ対象から目を離したというそしりは免れない

ものなのかしら


島崎の知られざる過去、彼がボディガードを辞めた経緯を知った(現在の)仲間

達は、島崎の行動に理解を示し擁護してくれるのでしたが。

それも、ここ暫く島崎と共に警護の仕事に携わって来て、彼の警護対象者への

向き合い方や仕事ぶりを目の当たりにしたからこその、<理解と容認>だった

のかもしれませんね

拓哉君大好きの凶、もとい満島真之介さん(笑)。

島崎に嫌がらせをしたり暴力で痛めつけたり、やりたい放題の憎まれ役でしたが、

現場では相変わらずはしゃいでいたのかしら(笑)。

島崎を恨み敵視し復讐しようとするかに見えたけれど、彼もまた夢と現実との

乖離に押しつぶされそうになって、自ら逃避してしまったんですね

自分への忸怩たる思いが、ねじれて絡まって、島崎への怨恨という形になって

しまったみたい。


「人に夢を与える人間は、どんなことがあっても逃げちゃいけないと思うんです」

という島崎の言葉は、多くの人が<逃げない木村拓哉>を重ねて受け止めたこと

でしょう。

一見、心身共に頑健に見える島崎は、事故のトラウマから逃れられず心に大きな

傷を負ったままの、弱い人でもあったみたい。

別れ際に「俺のもとを離れて子ども達を助けたのは間違いじゃない」と告げて、

「ありがとう。じゃあな、ザッキー」と島崎を許した純也もまた、悪い人では

なく弱い人なのでした。


今回は、事件の内容よりも、島崎を認め信じる仲間たちの姿が印象的だったな。

そして、別れた妻からの警護依頼のメールも、大いに気になるところ(笑)。

江口さん率いるSP達が鬱陶しいけれど(笑)、今後の展開がいっそう楽しみに

なって来ました。


それにしても、拓哉君の泣き顔は素敵だったな~(笑)。 


「BG」第四話

2018年02月15日 | ドラマ

今までとは、ちょっとテイストが違っていた感のある「BG」第四話。

わたしは好きでした

 

石田ゆり子さんが演じる立原大臣が、ほんと信用ならない女性でね(笑)。

したたかさもエゴも傲慢さも兼ね備えている上に、なぜだか可憐さも持ち合わせて

いる…っていう、ズルい女性で(笑)。

石田ゆり子さんでなければ、あの可憐さは出せないんじゃないかしら。

彼女ならば、どんなに振り回されても守ってあげたくなりそう。

現に、章の彼女に対する思いやりにしたって、「仕事に忠実」というレベルは

超えていた気がしますもの

 

第一話の脅迫事件以来、24時間体制でSPがついている立原愛子が、「ある人と会う

ためにSPに内緒で警護して欲しい」と、日の出警備保障(というよりも章を指名

に依頼するんですね。秘書にも内緒で

閉館日の美術館で密かに顔を合わせ依頼を受ける、日の出警備保障の今関社長

(永島敏行さん)と身辺介護課々長の村田(上川さん)、それに島崎章(拓哉君)。

社長は、既にいろいろと打ち合わせ済みの様子です。

「どうしてSPに内緒にしなければいけないんでしょうか?」と、ごく当たり前な

疑問を抱く章なのでした(笑)。

 

まず「対立する派閥の長と秘密裏に会談する」目的のため、と聞かされる章達。

バレれば政治生命をも失いかねない行為だから、SPにも絶対に知られないよう

動きたいのだと言われれば、それ以上詮索する訳にもいかなかったみたい。

そして決行の日。

愛子は懇意にしている病院で人間ドックに入ることになっており、それを口実に

(病院とグルで・苦笑)SPを遠ざけ、その隙に抜け出して目的を果たし、3時間

以内に病院へ戻る…という計画なんですけどね

 

今回は、オフィスで後方支援中の菅沼(菜々緒さん)と高梨(斎藤工さん)ですが、

高梨は大臣の話が信用ならないと気付きます。

対立派閥の長は、この日いずれも公務がで多忙だし、そもそも密会場所になっている

ホテルは吹き抜けのある人目が多い構造で、密会には甚だ不向きであると。

確かに、怪しさがいっぱいです(笑)。

 

一方、大臣を警護するのは、課長と章と沢田(間宮さん)。

とりあえずSPを遠ざけた愛子は無事に病院を抜け出したものの、彼女を目的の

ホテルまで送る車中で、章は何だか彼女の様子に違和感を抱いているみたい。

いろいろ調べた結果、「立原大臣の目的は説明と異なっているのではないか?」と

電話してきた菅沼の言葉を受けて、改めて愛子に真の目的を問う課長。

愛子は「実は、密談ではなく密会です」と告白します。つまり、対立派閥の長とでは

なくて、不倫相手と会いたいのだと言うんですね。

「人目を忍びたいなら、休日の15時なんかに何故会うのか?」と問う章に、愛子は

「思い出の日、思い出の場所だから」と言い張るのでした。

 

このトンネルを抜けたら目的のホテルはすぐだという時、トンネル出口で検問が

始まっていて(SP達の差し金?)渋滞に遭ってしまう章達。

つい先日まで道路工事の警備をやっていた経験から、トンネル内の構造にも

詳しくなっちゃった章は、車を降りて愛子を誘導しながら、地下からホテルを

目指すのでした。経験って、何でも無駄にならないのね(笑)。

天井から水が滴る場所では、ドレスアップした大臣に自分の上着を頭から被せて

エスコートする章。とっても男らしく、とってもジェントルです

そんな彼に、実は自分の目的は密会ではなく、昔生き別れた実の娘の花嫁姿を見る

ことなのだと、愛子は告白するんですね。

彼女の服装が密会とは程遠い、無地のスーツに真珠のネックレスやブローチという

フォーマルなものであることに違和感を覚えていた章は、むしろそれで納得する

のでした。

 

本当の目的が分かって、結婚式を挙げる教会へ愛子を誘導する章。

しかし、やっとたどり着いた教会には誰もいなくて

SPの落合(江口さん)が、わざと式を30分遅らせたんですね。

江口さん、嫌いになりそう(苦笑)。

しかし愛子は「5分だけ時間をください。生きるか死ぬか、わたしの人生が

かかっているんです」と新婦控室を通り過ぎ、新郎側の主賓がいる部屋へ向かう

のでした。

そこにいたのは全医連の崎山会長(今回のゲスト・中尾彬さん)で、立原愛子の

真の目的は、出産育児一時金を増額する法案に反対している崎山会長を説得する

ことだったんですね

いや~、二転、三転だわ(笑)。

そして「花嫁の富川優衣は、わたくしの娘です!」という、爆弾発言。

未婚の母となった過去まで告白した愛子の、捨て身の説得が功を奏したのか、

崎山会長も「考えてみよう」と軟化したようでした。

 

SPに付き添われて、しおしおと病院へ連れ戻される(?)立原愛子。

その車に駆け寄った章は、「わたしの任務はまだ終わっていません」と、結婚式の

行われている教会前へ車ごと大臣を誘導し、教会から出て新郎と共に参列者に祝福

されている、幸せそうな花嫁の姿を見せるのでした

我が子の晴れ姿に涙する愛子。<泣かない女>の目にも涙、という訳ですね。

わたしも、貰い泣きしちゃったわ(笑)。

 

どれだけ嘘をつかれても、そのために振り回されても、警護対象者のために必死に

努力するのがプロの警護人なのだとしたら、わたしは絶対に無理(笑)

弁護士事務所を舞台にしたドラマ「グッドワイフ」なんか見てると、自分を弁護

してくれている弁護士をも欺く依頼人がちょいちょい出て来ますよね(苦笑)。

一方、弁護士も自分の依頼人がクロだと思いながらも、弁護方針を貫いて裁判での

勝利を得ようとするのが当たり前で。

まあ、アメリカには、日本にはない陪審員制度や司法取引制度があるし、水面下の

駆け引きが活発で、真実も時に闇に葬られたりするみたいですし

 

あ、最近BSのアメリカ製ドラマばっかり見てるのがバレちゃうかな(笑)。

話を「BG」に戻しましょう。

肉体的なタフさは当然として、精神的にもタフじゃないと務まらない気がします

よね?身辺警護人って。

でも、本物のBGの方によれば、身体能力もさることながら、それ以上に気配りや

観察眼の良さが求められる仕事みたい。

 

あらっ、それじゃあなおのこと、拓哉君にピッタリな職業かも(笑)。 


「BG」第三話

2018年02月08日 | ドラマ

また、木曜日がやって来ました

今日は「BG」第四話。

 

今朝の「グッドモーニング」「羽鳥」それに「ワイドスクランブル」で、

拓哉君の息子・瞬役の田中奏生君の誕生日をスタジオの皆で祝った様子が

紹介されましたね。大きなバースデイケーキに喜ぶ奏生君

中学生になると、学校でシャープペンシルを使うことが許されるらしい…

いうことで、拓哉君からのプレゼントは有名メーカーのシャープペンシル。

プレゼントの入った紙袋を持ち、拓哉君と並んでカメラに笑顔を向けている

奏生君の、なんて嬉しそうなこと

 

さて、その前に第三話の感想を書かなくては。

警護課に復帰した高梨と組み、今回の章は<人気女優に払うボーナス(一億円)

守れ!>って感じの仕事につくんですね。

ヤンキーだった少女をスカウトし、やっと映画に主演するまでに育て上げた社長は、

女優当人にとっては恩人である筈。その社長を「一億円くれなきゃ事務所を辞める」と

脅迫するなんて…かなり突飛な話ですよね。でも。

かのんという人気女優が行方不明なのも、現金一億円が用意されたのも事実で

 

社長(今回のゲスト・西村雅彦さん)が用意した一億円が、全て使い古された

お札であることから、『これは誘拐事件なのではないか?』と感じる章。

縛られ猿ぐつわをされ拉致されたかのんの写真がスマホに送られて来るに至り、

社長も事実を告白します。そして章は課長に、今回の仕事が営利誘拐になりそう

だと報告はするものの、警察へは知らせない方が良いと判断するんですね。

何故なら社長には警察に通報する意思が無いし「統計的に、誘拐されてから24時間

以上経つと命を奪われる可能性が高い」から、時間が惜しいのでした。

 

ショッピングモールの中を、犯人から電話で指示されながら歩き回る一行。

警察官じゃないかと犯人から疑われ、民間のボディガードで武器も何も持たないと

証明するために、章がジャケットを脱いでシャツ姿になるシーンがあったけれど、

白いシャツと黒いスラックス姿があんなにスッキリと綺麗に見える男性は、なか

なかいませんよね

そういえば「ロンバケ」の瀬名君も、よく白いシャツ(彼のシャツはシワシワだった

けど・笑)に黒いスラックスといういで立ちで登場しましたっけ。懐かしいな~

22年も前のドラマだけれど、いつ観ても新鮮な作品ですよね(笑)。

 

しかし。

人質になっているかのんと電話で話した章は、彼女の言葉の端々から、これは狂言

誘拐じゃないかと疑うんですね。併せて本部でも、彼女のSNSから付き合っている

恋人の存在を割り出します。

こういう連係プレーって、チーム感が出て良いですよね

ボストンバッグの札束と紙袋に入った資料を入れ替えて、「騙されたふりして

かのんを取り戻してやる」と息巻く社長。

犯人が恋人で誘拐が狂言である以上、命の危険はない訳ですもんね。

社長も、人心地がつくわけです(笑)。

 

ボディガードを代表し、身代金の受け渡し場所(高~い橋の上)へ赴くのは章で、

BGの高梨は社長と(一億円と)共に車で待機。

そりゃあね、章が抱えているボストンバッグには、かのんの資料が入っているだけ

なんですから(笑)。

「気をつけて。モールで接触してきたチンピラはグルだと思います」と言う高梨に、

「珍しく気が合うね。僕もそう思ってたよ」と返す章。

腕時計を確認し合いながら「誤差なし!」って言う二人が、カッコいい

 

橋の真ん中でかのんと向き合い、彼女自身が恋人に裏切られていたと気付いた

ことを確信した章は、かのんにボストンバッグの中を確認させる前に、後ろで

隠れて見ていた犯人達(恋人とその仲間)をおびき出すため、一芝居打つんです

ね。相当危なっかしい芝居でしたけど

高さ50メートルの橋にぶらさがるという話題のシーンは、ここでした(笑)。

結局、日の出警備保障(というより島崎章)を目の敵にして動きをマークして

いた警察が駆けつけて犯人達を逮捕したものの、実際に金銭的損害は無かった

ということで、今回の偽装誘拐は表沙汰にならずに済んだのでした

これを機に、かのんは女優道を邁進するのでしょう

 

章と瞬のぎこちない父子シーンも、今後どう変わっていくか楽しみなのだけど、

章と高梨の関係も面白くなりそうですね

そして今夜の第四話は、石田ゆり子さん演じる立原大臣が中心のお話。

何種類かの予告編を見ましたが、またいっそう複雑にストーリーが展開して行き

そうですよね

しみ~


「BG」第二話

2018年02月01日 | ドラマ

一週間が経つのは、なんて早いんでしょう

…って、そればっかり言ってるな~、わたし(笑)。

 

一話よりも、さらに面白さが増した「BG」第二話でした

まずは朝、玄関で靴を磨く主人公の島崎章(拓哉君)。

ワイシャツ越しに、鍛えられた筋肉が透けて見えるんですよね

逞しい背中が素敵です。島崎さんはきっと、たゆまぬトレーニングで背中まで

鍛えているのね(拓哉君はサーフィンで鍛えてるけど・笑)。

スーツを着た上で、素早い動きを確認する不審なパパを、朝食を食べながら

胡散臭そうに見る息子(笑)。

あんな高そうな上着を、針金ハンガーなんかに掛けて欲しくないですね(笑)。

もっと良いハンガーを買って欲しいな、島崎さん(笑)。

 

<BG>は警護主任?<バックス>って主任をバックアップする役?

業界用語なのか、どうも呼称がよくわからないんですけど

ま、ともかく今回の警護主任は菅沼(菜々緒さん)で、島崎はバックアップ

なんですね。

人権派と呼ばれる、実直で温厚そうな裁判官から、妻の警護(24時間体制)を

依頼されたようです。

裁判官役は田中哲司さん(「SPEC」の田中さん、印象的だった~・笑)。

奥さん役は大塚寧々さん(「HERO」の美鈴さん、好きでした)。

 

島崎の「裁判官のご自宅っていうのは、知られてない筈ですよね?」という

セリフで思い出したのだけど、学生時代に仲の良かった男友達のお父様が

裁判官だったんですよね。確か、官舎に住んでたんじゃなかったかな?

 

今回は、公私ともに襟を正して暮らさなければならない(と自らを律してる)

裁判官と、そういう夫に従う妻の苦悩が描かれたお話でした。

裁判官だって人間で悩みや迷いだってあるだろうに、誰よりも厳格・公正で

あらねばならないんですものね。大変だわ

そりゃあ誰だって、だらしなくていい加減で責任感が乏しい裁判官になど、

裁いて欲しくないですし。

 

それは凄くわかるんだけど。

事故を起こしちゃいけないから、車は持たないし運転しない。

華美に見えてはいけないから、高価な品は身に着けない。

近所の人とも親しく話せない。

派手に見えないよう、買い物は古い自転車で。

そういうふうに、いつも人からの視線を意識しながら暮らすなんて、考えるだけで

息がつまっちゃいますよね

 

注目を集める裁判を控えた裁判官には、身辺警護のためにSPが付き、夫人には

夫の希望でBGが付くことになるのだけど、夫人は何故か、ボディガードの二人

に対して傲慢に横暴に振る舞っては、隙を狙って一人になろうとするんですね。

実は夫は、妻の不審な行動から、彼女の浮気を疑っていたらしい

でも、私立探偵に妻の素行調査を頼む訳にはいかないから、この機会に乗じて

ボディガードに妻の警護を頼む形で、彼女の身辺を探ろうとしたのでした。

 

夫人の買い物に付き合わされ、美容室の外で警護する島崎と菅沼。

高級ブランドの靴を買った(しかもお得意さま扱いされていた)、その紙袋が

いつの間にか消えた謎。その行方に思いを巡らせた島崎は、夫人がトランク

ルームを借りていることに気付くんですね。

たった二畳の広さの倉庫を借りて、欲望のおもむくままに買い集めたブランド

品に囲まれ、好きなアロマを焚いたり本を読んだり…。

誰を憚ることなく独りで過ごすことで、彼女は辛うじて精神のバランスを保って

いたのでしょう。何だか、気の毒になっちゃった

 

そしてなんと 脅迫者の標的は、裁判官の夫ではなく妻だったのでした。

かつて夫は或る裁判で、ストーカー行為を働いた被告に執行猶予をつけたのだけど、

再び狙われるかもしれないという脅迫観念に苛まれた被害者は、結婚してお腹に

子どもを宿していたにもかかわらず、絶望し自殺してしまったのだそう

こうして妻も子も失った被害者の夫(石黒英雄さん)は、被告の人権を擁護した

(と彼には見えた)裁判官に対して深い恨みを抱き、おそらくは『例え自分の妻が

殺されても加害者の情状を酌量出来るのか?』と問うために、裁判官の妻を殺そうと

企てたのでした。

その行為は怖ろしいけれど、…気持ちはわかる気がします

 

そんな犯人と親しくなり、彼の口利きでトランクルームを借りていたのだから、

判事夫人の驚きとショックといたたまれなさは、如何ばかりだったことか

狭いエレベーターの中で、両手にハンマーを持った若い犯人と闘う島崎が、まあ

滅茶苦茶カッコ良かった~

拓哉君のアクションのキレの良さは、昔からですけどね

素手で犯人を取り押さえ、応援に駆け付けた所轄の警察官に引き渡した時、

思わず島崎が呟いた「その人も被害者なんだよ」という言葉が、実に切ない。

そして事件解決後、裁判官夫婦が見せたやりとりもまた、切ないものでした。

 

「わたしのような者が、人を裁いていいのかな…」と問いかける夫に対して、

「あなたは間違ってない。あたしが知ってる」と涙目で答える妻。

妻が買った真っ赤な靴を見せられ、「よくわからないが…か…恰好いいな」と

ぎこちなく褒める夫と、「下手ねぇ、褒めかた」と苦笑する妻。

妻が夫を抱きしめ、夫は抱き返せず妻に抱かれたままで、玄関に立ち尽くして

号泣する二人がとっても愛おしく思える、素敵なシーンでした。

 

部屋を片付けるのは、またボディガードを始めたからなんだと、息子に話す島崎。

「いつ死ぬか分からないから」って、息子に聞かせるにはハードな言葉ですよね。

「部屋だけは綺麗にしておかなきゃいけない、これ基本」

「知ってたよ、とっくに。バレてないと思ってた?」と返す息子。

この息子を演じてる奏生君は、まだ反抗期じゃないので、親に反抗する気持ちが

全く理解出来ないらしい(笑・byグッド・モーニング)。

それはいいとして。

問題は、うたたねしていた自分に毛布を掛けてくれた父親に対し、彼が放った

「気持ち悪いこと、すんなよ」という言葉ですよ。

何ですか、親に向かってその言い方は

 わたしは、親にぞんざいな口の利きをする子どもは許せないと思っていて(笑)、

父親に対してこういう話し方をする息子は、はっきり言ってキライです(苦笑)。

 

母方の叔父の家は、従姉弟たちが両親(叔父夫婦ね)に対して敬語を使う家でね、

わたしは姪だからもちろん「叔父様、何してらっしゃるの?」「叔母様、どうぞ

召し上がって」などと話すのは当たり前だと思っていたけれど、子どもが親に

「お父様、どうかよろしくお願いいたします」なんて言う必要は無いのにな…と

内心では思っていたの。わたしが親なら、そこまでは求めたくないな…って(笑)。

「おかあさん、それ取って」「おとうさん、お願いね」くらいで結構。

  

しかし、どうやら世の中には、自分の親を罵倒する子どももいるようで。

そんなの、ドラマの中だけのことでしょ?と思っていたんですけどね。

でも、それってきっと、多分に親のせいなんでしょう

親自身が、きちんとした態度やきちんとした言葉遣いで子どもや他の人と

接していれば、子どもだけが悪く育つ筈はありませんもの。

もちろん、親同士の話し方は一番大事ですよね

父親が母親を、母親が父親を、敬愛して大切に接している様子を見て育てば、

子ども同士も仲良く育つでしょうし、親に対する子どもの態度もおのずと

礼節をわきまえたものになるでしょうし。

子は親を見て育つ…って、昔から言いますから

だからって、島崎が悪い父親だとは思えないのだけど

じゃあ、母親の躾が悪いってことになっちゃうのかしら(苦笑)。

 

とにかく

ドラマ上のことであっても、親に対して失礼な態度を取ったり、ぞんざいな

言葉遣いをする子どもを見ると、わたしは気分が悪いの(笑)。

だって、反抗心と言葉遣いは別物でしょ

親に反抗してたって、言葉遣いは綺麗なままでいられるでしょ?

(少なくともわたしはそうだった。反抗心はメラメラ燃えてても、乱暴な言葉

なんて口にしようと思わなかったわ我が家の子ども達に至っては、反抗期

そのものが無かったので比較検証が出来ないのだけど・笑)

 

ですから

わたしは一ドラマファンとして、一日も早く島崎家のご子息が、パパに対して

きちんとした態度と言葉で接する日が来ることを祈っています