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原油高の影響 家計破綻とその次期

2008年08月15日 | 食料とエネルギー
週末になるとスパーに買い物に行く習慣がついているので、物価指数に関しては主婦並みの感覚が身についてしまった。

最近スーパーに行って他人の買い物籠を見ると、割引品を集めている人が目に付く。そもそも、原因は原油高にあるのだろうが、一般家庭の財務は最悪の状態であることが予想される。

それもそのはず我々の生活出費は前年対比20%アップしているのである。一ヶ月の食費から生活雑貨の価格が20%上がるということは、一月支出が10万円であった家庭にとって2万円の支出増である。これは大問題である。

子供のいる家庭にとっては、一月の支出は、物価上昇がなくとも年々上がっていくからである。

私たちの生活の中で、インターネットは必需品になりつつあるがこれは、回線接続にお金がかかる。特に光回線は、専用線を引くだけで毎月プロバイダー料金とは別のお金がかかる。マンションタイプでは安いところもあるが一戸建てだとかなり高い。

NTTはここで儲けているのだろう。プロバイダー業務ではOCNは会員こそ多いがコンテンツは全くと言っていいほど充実していない。悲しいことに・・・・・

原油価格高騰で伸びている産業もある。

自転車だ。

この業界は前年対比20%増というところも少なくない。もちろん売れれば売れるほど弊害も出てくる。駅前の自転車置き場の問題である。そもそも、駅前には駐輪場が少なく、あっても金銭的理由から利用する人は少ないだろう。東京で言えば、蒲田駅周辺は以前から放置自転車問題が取り上げられてきている。これからはなおさらだろう。

原油価格高騰で、郊外型外食産業は大打撃。そもそも、外食は贅沢と見なされがちであるのにこれだけ原油高騰で家計が圧迫されると当然外食しなくなる。当たり前のことではあるが。すかいらーくグループは多くの店舗を閉鎖することを発表。これは他の外食産業も同様である。

又、自宅で過ごすためのツール・コンテンツを扱った産業は反対に伸びている。レンタルDVD店も好調。しかしながらこれも一過性に過ぎないと思われる。

人間心理としては、現在家庭で過ごす代替品にシフトしているが状況が悪化すればこの産業も衰退する可能性が高くなる。

では、どの業態が伸びるのか?

人間の行動パターンを考えると抑圧するといつか再び外に出ようとする。

こういうことになるだろう。

遊園地等の金銭的負担が高い産業は顧客が増えない。しかし、ユーザーがすでに持っている娯楽物(たとえば釣り)による産業は一度投資した商品に対して継続的に娯楽が続けられるアウトドア産業などは伸びていくだろう。あとは、ネットを通したゲームは伸びる可能性が高い。ここは現在伸びている業界である。

パチンコなどのばくち産業は、家計の支出が限界点を迎えたときに急激に衰退すると思われる。託児所をつければいいとかそういう問題ではなさそうである。

多くの問題は原油価格ひとつにかかっている。



早く$60程度まで戻ってもらいたいものだ。



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