ミータワ-ルド 

我家の愛猫・黒猫ミータ(19歳)のことや、他にもいろ~んな事を紹介してま~す♪   
 

花火

2006年08月03日 | なるほどネ~ッ

 

  打ち上げ花火   先日の「隅田川花火大会」をテレビで見ていたママ

高橋英樹さんがチラッと説明してたある事に 

「へェ~~~ そ~だったんだ~」と関心してた
         ママの耳は ダンボ なっていた  サーカス(ダンボ) 



ある事とは・・・ 隅田川で花火を楽しむ風習が生まれたわけ



それは 両国川開きのきっかけでもあり

享保17年(1732)に起こった大飢饉

この年は 西日本一帯に いなごの大群が 発生するなど

例年にない 凶作となり 多数の餓死者が出て

更に 疫病(コレラ)が流行して 多くの死者を出すなど 散々な年でした

これを重くみた幕府(8代将軍吉宗)は 翌18年(1773)5月28日(旧暦)

 死者の魂を鎮めるのと 悪霊退散の祈りを込めて

隅田川において 水神祭を挙行し

両国橋のたもとで花火を打ち上げました

この折 両国橋畔の料理屋が 公許を得て 同日 川施餓鬼を行い

 これが後年 川開きとして 年中行事化されていったのでした 

川開きは例年5月28日 この日から8月28日までの3ヶ月間は

隅田川に涼み船を出すことが許可され

その初日に花火が上げられたそうです


  海上花火


それが 遊び上手で 派手好きな 江戸っ子の心を捉え

次第に 現在のような 娯楽を目的とした

華やかなものになっていったんですね~

そして そんな江戸時代の 花火の隆盛を 担ったのが

花火師の 鍵屋 と 玉屋 だったんですね~


  花火 


素晴しい花火を 見た時に掛ける 掛け声

 花火といえばつきものの 伝統的な あの2つ

 「かぎやぁ!」 と 「たまやぁ!」

あの掛け声 どんな謂れがあるか 知ってました~?

実は江戸時代の 『鍵屋』 と 『玉屋』 に由来してまして~


 線香花火 


江戸時代 打上げ・仕掛け花火製造の元祖が「鍵屋」

初代の鍵屋弥兵衛という大和(奈良)の人が1658年に創始

鍵屋は 1659年に 江戸で店を開き

一代で幕府御用達まで務めるようになりました

幕府の「のろしかた」を見て仕掛け花火を考案

 隅田川の川開きに両国橋の花火が

江戸の大イベントになっていった1808年

7代目鍵屋の時 番頭清吉を両国に別家して「玉家」を称して以来

鍵屋は両国橋の下流 玉屋は上流を受け持ち

それぞれの技を競うようになったんです

あの 「かぎやぁ、たまやぁ」の掛け声は

見事な花火が打ち上げられる度に 

打ち上げた 花火師に対して

応援する為の掛け声だったんですね


 打ち上げ花火 

この玉屋の人気は 鍵屋をしのぐほど 高かっ頃から

浮世絵の画題としても 花火が多く 登場するようになりますが

もっぱら描かれているのは玉屋であり

このことからも 玉屋のほうに人気が あったことが察せられます

花火技術も 優れていたんでしょうね 
その証として

 「橋の上 玉や玉やの声ばかり なぜに鍵やといわぬ 情けなし」

といった歌も残っています


 盆踊り      縁日 


ところが いいことばかりは 続きませんでした

「玉屋」 火事を起こし 江戸払いとなる


「玉屋」は11代将軍家斉の時 火事を起こし40~50戸を焼いたため

江戸御構となり 一代で断絶するが その名だけは残る
 


天保14年(1843)4月17日 玉屋は失火によって全焼

町並を半丁ほども類焼させてしまいました

当時 出火は重罪であり

しかも 将軍家慶が日光へ 参拝に出かける 前日であったため

玉屋は江戸払いの罪を科せられ 追放処分となってしまいました

江戸庶民の 絶大な人気を 集めた玉屋も

一代限りで その家名を 断絶したのでした

結局 鍵屋・玉屋の時代は 32年間で幕を閉じましたが

玉屋の名は 江戸庶民の間に 語り継がれ

其の後の 花火大会でも 江戸っ子達は

「かぎやぁ~」「たまやぁ~」と 歓声を上げて見物しました

現代では 「ワー」という 歓声に変わり

「かぎやぁ~ たまやぁ~」と 叫べば 場違い・・・かと思われます
 
 チアリーダー 

 

日本人で最初に花火を見たのは 徳川家康らしい

花火は以前 通信の手段であった狼煙(のろし)に由来する

これを家康の花火鑑賞に火をつけ 花火作りが始まったとされてます

中でも家康の故郷でもある三河では 今も花火作りが盛んで

有名な伝統花火 『金魚花火』が大量に生産されてま~す


  金魚     金魚すくい    金魚 


   クルクル(クレオ) 




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25 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです! (くう)
2006-08-03 09:55:53
投稿がなかったのでどうしているのかと思っていました。

体調はいかがですか?

夏に入り、花火の季節になりましたね。

いつも見ている花火ですが、そんな由来があるとは知りませんでした。

これから夏本番です。

体に気をつけて夏を楽しみましょうね

返信する
知らなかった~ (ドビーのおばさん)
2006-08-03 14:37:56
そんな由来があったんですか~。

これから花火を見るときはいつも思い出すと思います。



それにしても毎年のように違う模様?の花火を作り出す花火師さんてスゴイ。

返信する
Unknown (ヤクモ)
2006-08-03 16:07:45
うわ~~~出た~~物知りミータママのウンチクだぁ~~



花火は大好きです。でも、なんだか泣きたくなるのよね、ず~~~と見てたら・・・



なんでかな??

ヤクモも音だけで、固まってます
返信する
花火シーズン (どらにゃんこ)
2006-08-04 01:08:41
花火かぁ・・・

一度だけPLの花火大会に行って感動した事を覚えています。 



それにしても、「たぁまや~!」はよく聞きますが、「かぁぎやぁ~!」はあまり・・・

でも『元祖』なんですよね!

今度からは、「かぁぎやぁ~!」を優先的に言ってあげたいと思います。



うーん。勉強になります
返信する
Unknown (ramchan)
2006-08-04 02:49:12
いつもながら、詳しく・解り易い説明・・・

ありがとう~

大まかには知っていても、ココまで詳しく調べる性格では無いのですが、こう言う話しを読むのは大好きです。

後は、忘れない様に脳を鍛えないとダメですね。

今度は、何がテーマか楽しみです~。



体調は どうですか?無理しないで下さいね。
返信する
福岡では・・・ (ミココ)
2006-08-04 08:46:07
1万5000発が最高のようです

筑後川の花火大会です。これは水天宮で行われるのでもしかしたら隅田川と似た由来が

あるかもしれませんね~

咳喘息の具合どうですか?

絶対治って、喘息にならないでほしいです
返信する
花火 (りんご)
2006-08-04 14:48:41
こんな由来があったんですね。

お勉強になりました。



今頃の季節になるとあちこちで花火が上がっています。

夏の風物詩ですね



ミータママさんは花火大会へは行くんでしょうか。

返信する
玉屋 (だやん)
2006-08-04 21:33:27
いつもながら、詳しい由来の説明

ありがとうございます。



「たまやぁ~」も「かぎやぁ~」も知っていましたが、

玉屋はもうなかったんですね・・・



鍵屋さんは現在も頑張ってらっしゃるようで。



今の隅田川花火大会はどこの花火屋さんがやっているのかな?
返信する
(≡^ェ^≡)∩ くうさんへ (ミータママ)
2006-08-05 14:56:25
 2回分、お休みしていまいましたね 

今月は、不定更新になるかもしれませんが



毎日「今年1番の暑さ」を記録してますね~

今日は特に、サウナ状態の暑さ・・・

お出掛けは止めました



今日は篠崎の花火大会ですね

14,000発が打ち上げらるそうですよ

返信する
(≡^ェ^≡)∩ ドビーのおばさんへ (ミータママ)
2006-08-05 15:30:19


 追記(補足)してあるので見直してねッ 



花火といっても種類はいろいろ!

花火についてチョッとでも知識が増えれば

また見る時の楽しみが増えますよね



わかりやすいものでは、割物の「菊」や「牡丹」

型物のいろいろ、スターマイン(速射連発)

この他にも沢山ありますが

先日、地元の3,500発、打ち上げ花火の時に

菊や牡丹、型物を確認しながら見る事が出来ました

荒川の風を感じながら、迫力のスターマインを鑑賞しました

返信する

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