笑う居候犬・・・ぶらり日記

保護犬の預かり記録です    

ゴキゲン です♪

2009年07月31日 | ティカ(M・ピンシャー)

暑いこの季節、、、夜散歩が定番となっていましたが、
今日は涼しかったのでロングリードで遊ぶことに。。。

ティカはまだまだ散歩が上手にできません。
歩くようにはなったのですが、怖がりなのでアタシの足に絡みつくように歩きます。
家の中では駆けずり回っているのにね~

河川敷でロングリードに付け替えたのですが、やっぱり絡みつくばかり。
そこにチョウチョが飛んできたら、楽しそうにチョウチョを追っかけていました。
それをキッカケに少しづつチョコチョコ歩き回るティカ。

     

ティカ、、、今度はドッグランデビューしてみようか???


茨城の犬たち

2009年07月31日 | その他 ワンコ話

昨日のことですけど、会スタッフのWさんに同行させて頂き、茨城のセンターへ行ってきました。
昨日は夏らしいお天気で、ピーカンの猛暑日。

予定では期限が切れた3~4匹の引き取り予定だとの事。
先日(25日)、動物病院でWさんに会った時に「狆が収容されているけど、あの子は引き出そうと思っているのよ」なんて話したばかりだったが、数日後Wさんからのメールで「朝、センターで死んでしまっていた」とメールがありました。
私が高校生のときに亡くなりましたが、実家で狆MIXを飼育していた事もあり、狆には思い入れがあるのです。
Wさんと駅で待ち合わせ、車中ではすぐにセンターで亡くなった狆の話になりました。

今日は早めの待ち合わせだったおかげか、高速・首都高も渋滞もなく進んで行きます。
途中、必ず立ち寄る守谷SAで前回食べられなかった「あごだしラーメン」を食べました。

あごだしラーメン 

トビウオでとったダシなんだそうで、あっさりとしたいい味です。

Wさんと時計を見て「センターに着くのがお昼休憩と重なっちゃうわね」なんて話しながら「常磐道限定 最中アイス」を頬張る。


楽しい時間はここまで。ここからはちょっと重たい内容になります。

再び車を走らせ、茨城のセンターに着いたのは13時を少し回った頃でした。

白衣を着て長靴を履き、収容犬舎へ入る。
犬舎の中は冷房がないので、暑くて臭いもキツイ。
私たちも職員の方も大粒の汗がダラダラ流れ落ちていました。
すぐ近くで処分された犬の焼却をしているため、その熱も伝わってきます。
たまたまだと思うのですが、先月私がここへ来た時よりも犬の数が少ないです。
先月来た時はすごい数の犬たちが溢れていました。

犬舎の中には1~2ヶ月の可愛い仔犬たちもいました。
別の場所には仔猫が数匹顔を寄せ合い並んでこちらを見ています。
でもこの仔猫たちも数日後、この世にはいません。

その間にもWさんは汗を流しながら引き出す子のチェックをしていました。
まだ収容期限があるため引き出せない子達に私は犬用ビスケットを食べさせていました。
ここ茨城では飼い主が迎えに来る事はないにひとしいのです。
最初は警戒をして食べなかったけれど、しばらくするとパクパク食べだしました。
ビスケットを与えながら私は不覚にも泣けてきてしまった。。。
この子達は期限がくるまでここでがんばってくれるだろうか・・・
先日この犬舎の片隅で死んでいった狆のように息絶えてしまわないだろうか・・・
涙声で「あと数日で出してあげるからがんばってね」というのが精一杯でした。

この日、引き出し予定だった雑種の子が昨日から様子が変だと職員。
見ると隅っこのオリの中で、うずくまっている。
ビスケットを口元まで持っていっても力なく変化はありません。
雑種の子はしばらく様子を見て引き出すこととなりました。

この日、結局引き出せたのは2匹。
きっと、この内容を読んだ方は「もっと助けてあげればいいじゃない!」と思うかもしれない。
前に収容センターの様子をTV番組で取り上げており「収容センターなんてなくなればいいのよ」とか「みんな放してあげなさいよ」といっていたコメンテーターがいたっけ。
この2匹も一時預かりボランティアの確保があってのこと。
夏休みの間は、保護犬への応募は激減し預かり先の確保も難しい。これはどの団体も同じ状況です。
そんな事もありこの時期、どのセンターにも保護団体の出入りも少なくなるようです。

ありがたいことに、茨城のセンター職員もがんばってくれています。
センター職員の中には犬を飼っている方もいて、犬が処分されていくことに気分がいいわけではないはずです。
職員も「この子は性格がいいんだよ」と1匹でも助かってくれるよう、私たちにもアピールしてくれます。
希望の光があるからこそセンターでの収容期間中、一生懸命お世話ができるのだと思います。
そうでなければ、とっても虚しいお仕事です。
ここでは毎日数十頭の犬猫たちが処分されていくのです。

重い気持ちでセンターを後にし東京へ向かう車中で、「今日はお天気で良かった。雨だと余計に暗くて重い気持ちになっちゃう」とWさん。
引き出してきた2匹は安心したのか気がついたらぐっすりと眠っていました。
この2匹の命をつなぐ幸せへのバトンはボランティアのトリマーさんや預かりさんへと繋がっていくのです。

家路につく頃にはもう夜。   
   半月をみたら、どうしてかまた泣けてきました。。。

今朝、Wさんからのメールで「昨日の雑種の子、、、センターで亡くなりました」
と連絡がありました。
あんな暗くて暑い片隅で寂しく逝ってしまうなんて。。。
収容された日の写真ではニコニコしていて元気だったのに。。。
私たちが帰った後、夕方に息を引き取ったそうです。最後の力で私たちに顔を上げてくれた・・・
自分の無力さが情けなく、涙が止まらないのでした。。。

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茨城県の処分頭数を減らす為に
成犬譲渡の会「2万名の署名」を集めています。
「茨城県の犬猫を救うための手術の県からの補助金」をお願いするものです。
1名でも多くの方の同意のもとの署名を集めておりますので、
ひき続き御協力をお願いいたします。

※詳しくは 活動ニュースブログ をご覧下さい
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