Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

デトロイト

2019-07-16 | 外国映画(た行)
★★★★ 2017年/アメリカ 監督/キャスリン・ビグロー

閉鎖空間での手持ちカメラが不安を煽り、見る者を手汗をかきそうなほどの緊張に引きずり込む。冒頭、無防備な黒人を背後から撃つシーンを見せているだけに、全く状況が好転するとも思えず鑑賞にはかなりの体力を必要とした。いやあしんどい…でも見るべき作品。

人種差別主義者の白人警官を演じたウィル・ポールター。黒人を殴りまくる役があまりにつらくて撮影現場がしんどかったそうで。作品内でもそこまでクズになりきれてない印象を受けた。いい人っぽさがちょっとにじみ出ているというか。偶然居合わせた黒人の警備員ディスミュークスの存在が物語を動かすキーになるのかと思ったんだけど、それが特になかったのは残念だった。でも、白人女性であるキャサリンビグローが監督したということにも意義のある作品だと思う。

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