★★★★ 2015年/アメリカ 監督/サム・メンデス
冒頭アクションが全てな007シリーズ。死者の祭りの大騒ぎ、長回し、大爆発、ヘリコプターの超危険なスタントまでの大迫力で十分満足だが、以降はアクションのために物語が動いている感が拭えない。オーベルハウザーとの幼少期の因縁は必要だったか?盛り込みすぎて消化不足が目立つ。
レアセドゥのボンドガールは今シリーズ最強の存在感。一方、盛り込みすぎの弊害を食らったのはモニカベルッチ。出演シーン少なすぎだし、全く物語に絡まないのはとても不満。クリストフヴァルツは悪の総大将らしさがなく、普通のおじさん。悪役のキャスティングが難しい時代だね。レミマレックに期待。