★★★★ 2017年/アメリカ 監督/グレタ・ガーウィグ
(Amazon プライム)
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ワガママ自己中女子高生が大人の階段を一歩上る青春物語の秀作。大学進学を機に子供を送り出した親なら共感ポイント満載だ。娘への愛を素直に表現できない母の意固地さがリアル。そしてラストで意味を持つタイトルが秀逸。変な邦題にしなくて本当によかった。
主人公のBFをティモシーシャラメが演じるが、ファンとしては出演時間が短いのがやや不満。とはいえ、陰謀説を唱えたり、プロムには興味なかったり、ちょっと斜に構えた感じが面白いキャラ。元カレがゲイであること含め、94分と短い尺で彼らのキャラは掘り下げていない。リストラされて鬱病になった父親も同様。ただ案外、そのサラッと感がこの作品には合っているのかもしれない。